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広報誌「滋賀プラスワン」2016年3・4月号掲載

湖の人クローズアップ

俳優 山本耕史さん

山本 耕史さん

やまもと こうじ さん

1976年東京都生まれ。0歳の時からモデルとして活動し、10歳の時に舞台デビュー。テレビ「ひとつ屋根の下」で人気を博し、以降NHK大河ドラマ「新選組!」などテレビドラマや、舞台、映画等で活躍を続ける。現在、放送中の大河ドラマ「真田丸」に石田三成役で出演。

歴史が渦巻く滋賀は、文化として大切にされるべき地。

関ヶ原の戦いで西軍を率いた、近江の武将・石田三成。大河ドラマ「真田丸」で三成役を務める山本耕史さんに、演じる思いや武将生誕の地、滋賀の印象をうかがいました。

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時代を超えて愛される石田三成 地元で感じた人々の熱さ

石田三成という人物については、関ヶ原の戦いで西軍を率いたという歴史も知っていますし、これまでにさまざまな役者さんが演じておられるのも見てきたので、この役をいただいた時は、「大役だなあ」と思いました。いろんな方に石田三成について尋ねると、頭がキレるとか、かわいそうとか、人によって印象が違っていますが、自分の意志を貫き通したところが、武将として今も人気がある理由かなと思います。
昨年は長浜市石田町での法要(415回忌)に参列させていただきましたが、400年も前に生きていた方なのに、つい最近まで生きていた方を惜しみ悼むような熱さがあり、時を超えて三成が慕われ、愛されていることを感じました。本を読んでいるだけではわからないことですね。僕も今年40歳。関ヶ原の戦で三成が散った、同じ歳で三成役を演じることになり、三成は知れば知るほど遠い存在でありながら、同時に近さも感じています。脚本の三谷幸喜さんが三成役をオファーしてくださったのも、僕と三成に何か通じるものを感じておられたからかもしれませんね。ですから、気ばらずに自分らしく、心を込めて演じたいですね。大河ドラマでは、どなたもご存じの歴史を、みんなの力で魅力的に作っていくので、ぜひ僕の役だけでなく、人々の生きざまを見ていただきたいと思います。

歴史ファンが集まる滋賀の空気感をまとって演じたい

三成にゆかりのある長浜市など、滋賀のまちに降り立つと、歴史が渦巻いていると感じます。歴史が好きな方がたくさん訪れていて、景色を見るだけの観光というより、日本の歴史ファン、この地に愛を持った方が集まって来られる印象です。日本の文化として大切にしていくべき土地なのだと思います。そんな滋賀が取り上げられる大河ドラマでは、演じる本人が、その土地の空気感を持って登場することが大切だと思っています。ですから、滋賀を訪れて、時代や場所の空気を感じたい、少しでも滋賀について知りたいと思います。滋賀の空気や情景を思い出しながら、三成も佐和山城から景色を見ていただろうなどと、思いを馳せています。
ところで、滋賀では先日ふらっと立ち寄ったお店で近江牛を食べ、こんなにおいしいものがあるのかと驚きました。衝撃です(笑)。鮒ずしにも興味がありますし、持ち帰るのではなく、滋賀の現地でぜひ食べてみたい。まちの趣を味わいながら、ゆっくり歩いてみたいですね。

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