滋賀県経済振興特別区域認定審査・評価委員会(第3回)議事録

滋賀県経済振興特別区域認定審査・評価委員会(第3回)の会議概要

  • 日時:平成18年2月21日(火曜日) 午後2時30分〜午後5時
  • 場所:滋賀県公館ゲストルーム

1.滋賀県経済振興特別区域計画の認定審査について

■市民協働健康ビジネス特区計画(申請者:栗東市)

【主な意見】

  • 計画に参画する者が誰で、どのような取り組みをするのかがが具体的になっておらず、地域振興構想の域を超えていない。
  • 健康をテーマとした取組は全国で展開されているので、「これがあるから栗東に行きたい」と思わせる魅力、独自性のあるキャッチフレーズやコンセプトが必要になる。
  • 滋賀県全体に与える経済社会的効果が特区計画としては不十分。

■RISE(農と健康新田園拠点創造)特区計画(申請者:竜王町)

【主な意見】

  • この計画は、構想レベルに留まっている。
  • 竜王町の人口規模を考えると、この計画は町外からの集客に依存したものになるので、近隣市町との協調や住み分けが必要になる。
  • 京阪神からの集客を狙うためには、魅力やポイントを明確にする必要がある。
  • 竜王町には近江牛等全国に誇れる地域資源があるのにもかかわらず、これら一番大事なものが活かされていない感じがする。外から見ると、「これは良いものだ」というものが内から見るとそうはならない。
  • 地域の重要なものを活かしながら、それに加えて新しい資源を導入した計画の方が説得力がある。

■びわ湖・里山観光振興特区計画(申請者:高島市)

【主な意見】

  • 前回の申請以降、計画をよく練られており、認定に値する。
  • 観光振興を図るための素材は空間的には十分あることが分かるが、一年を通じた時間軸で集客を図ることを検討すると良い。
  • 札幌「雪まつり」のように全国から認識され、集客できる決め手が一つ欲しい。全国的に有名な祭りは昔から根付いていたものではないので、世界的に売れるものを一つ新たに作り出すと良い。
  • 全国からの集客を図るためには物語性が必要。この地域は観光地というイメージがないので、物語性によって地域全体が観光地のイメージを持てるような仕掛けが必要である。
  • アジアからの集客を考えた場合、近畿地方は空港等ハードは十分だが、ソフトのPRが弱い。この計画も全国やアジアからの集客を視野に入れた高い目線で取り組んで欲しい。
  • ターゲットとなる観光客の反応・声を確かめながら、確実に成功するように取り組んで欲しい。

2.認定した経済振興特別区域計画〔びわ湖南部エリア新産業創出特区〕の変更について(申請者:大津市および草津市)

【主な意見】

  • プロジェクトの組み立てによって、地域活性化のために必要であるのであれば、申請されている特区エリアの拡大も認めて良いとも考えられる。
  • しかし、特区制度はエリアを限定して、集中的に政策を投入することに意味があるので、今回申請されている特区エリアは広すぎる。
  • 特区エリアを広げるのは良いが、いきなり全域とはどういうことかということである。集中が特区の最大のポイントであり、野放図に広げてしまうと、特区の意味がなくなる。再度検討して欲しい。

3.滋賀県経済振興特区計画の認定に係る全体審査について

〔びわ湖・里山観光振興特区計画〕

  • 沖縄県は観光で地域振興に成功した。滋賀県も県を上げて観光開発をして、工業立地による地域振興から大転換するような方針を考え、「働きたいところ」よりも「住みたいところ」「行きたいところ」という目標を作るとよいのではないか。そういう意味で、「観光」を切り口とした特区が生まれることは面白い。
  • 経済振興特区として観光で地域振興を図るためには、全国から人を引きつけるだけの目玉が必要であり、この点についてさらに検討を加えてもらった方が良いと思う。
  • 今回、委員会として認定に相応しい計画であるとの意見を取りまとめるが、さらに魅力的な計画となるよう、次回の認定審査・評価委員会までにブラッシュアップし、その結果を報告していただきたい。県も計画の実現に向けてしっかりとバックアップして欲しい。

〔市民協働健康ビジネス特区計画およびRISE(農と健康新田園拠点創造)特区計画〕

  • もっと地域特性を踏まえてさらに検討していただきたい。
キャッチコピー「母なる湖・琵琶湖。-あずかっているのは、滋賀県です。」