みずすまし構想の基本方針

湖国農村における水環境の現状と課題

稲作を主体とした滋賀県の農業は、豊かな県土を保全し活力ある地域社会を維持するなど、県民の基盤を支える重要な役割を果たしてきました。
また農村地域は、営農を通じた二次的自然の保全により豊かな生態系を育むとともに、水田は雨水を貯え地下水をかん養し琵琶湖に水を供給する一方で、琵琶湖や河川から農業用水を取り入れるなど多面的な機能を発揮しながら、農業農村と琵琶湖とは共存してきました。
しかし、社会構造の変化は都市化の進展と生活様式を改変し、農業生産基盤整備に伴う営農形態の変化は、少なからず琵琶湖の水質や自然環境に影響を与えてきました。
このため、滋賀県の重要課題の一つとして取り組むこととなった琵琶湖の水質保全の取り組みが実施されるなか、琵琶湖の面積にほぼ匹敵する農村地域においても、水質や生態系・景観の保全を通じて、琵琶湖への負荷を可能な限り削減するための取り組みが必要となりました。

みずすまし構想の策定と基本方針

環境と調和した農業を推進するため、県民の主体的な参加を基本におき、農村地域の水質および生態系を保全する取り組みを、平成8年度に「みずすまし構想」として策定しました。
わたしたちは、この構想を推進するために3つの柱(基本方針)を定めています。

  • 水質汚濁負荷削減や水の再利用などによる地域特性に応じた「水・物質循環」
  • 身近な自然生態系の保全を通じた「自然との共生」
  • これら水質・生態系保全の推進策としての「住民参加」
キャッチコピー「母なる湖・琵琶湖。-あずかっているのは、滋賀県です。」