技術分野 | 環境 |
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研究開発期間 | 平成10年~ |
事業化段階 | 商品化段階 |
○ | 滋賀の新しい産業づくりチャレンジ計画の認定 |
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○ | 滋賀県中小企業新技術開発プロジェクト補助金 |
滋賀の新しい産業づくり促進資金 | |
滋賀県市場化ステージ支援事業補助金 |
開発した技術・製品
従来の木チップ舗装技術の大半(99%以上)はバインダーとして樹脂を使用したものであり、且つ又、常温にて混合・施工されたものである。そのため、強度面での測定にすら耐えられる状況にないのが実状である。また、木チップ自身の耐腐食性対応が不完全のままフィールドに施工されることが多く、耐久性云々を評価する事自体が不可能と言わざるを得ないと言っても過言ではない。
本技術は上記の問題点・課題を一気に払拭した技術といえる。
開発に至った経緯(背景)
建設リサイクルを目的に建設廃木材並びに間伐材の有効活用技術を追求した結果 、廃木質をチップ化後アスファルトと加熱混合し、公園・ジョギングコース・サイクリングロード等の歩道に活用する技術を確立。
木質の断熱特性を活用したヒートアイランド対策並びにCO2の歩道への固定化による地球温暖化対策にも有効であると共に、適度な弾力性能による膝関節に負担の少ない歩行感覚が実感できる自然環境に調和した技術といえる。
開発の内容
従来均一に混合することが困難であった比重の小さい木質と比重が大きく粘度の高いアスファルトを独自の技術で均一に混合することを確立した。これにより、施工コストや維持費、最終処理費を経済的に実現できた。特許取得。各種技術的評価・受賞(NETIS登録、都市公園コンクール都市・地域整備局長賞受賞、滋賀CSR経営大賞受賞、第6回グリーン購入大賞受賞他)
事業化に向け、作業性・採算性の向上による低価格な合材量産体系の確立を図った。今後の取り組みとしては新しい歩道舗装の基準作り、協会設立による信用力の補完、協力会社網ネットワークの充実である。
新しい技術である為に普遍的に認められないことが、将来認められる事業としての魅力を内在していると感じています。環境に優れた商品として品質や価格への挑戦を怠らず社会に役立つ技術として育てて行きたいと感じています。
代表者 | 田中 稔 |
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資本金 | 2,000万円 |
従業員数 | 17名 |
設立 | 昭和43年2月 |
本社 | 滋賀県高島市今津町今津1677番地14 |
主な事業 | 1.建設:土木・建築・舗装・解体・建機リース 2.環境:産業廃棄物収集運搬・リサイクル材販売 木質加熱アスファルト舗装 |
TEL | 0740-22-0217 |
FAX | 0740-22-1349 |
ホームページ | http://www.tanakakenzai.co.jp |