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ニゴロブナの養殖と鮒ずしの製造 株式会社飯魚

事業概要

  • 農地の優位性を活かし「ミニ琵琶湖」としての環境を整えることで、従来養殖が不可能といわれた琵琶湖の希少種「にごろぶな」養殖技術を確立
  • この にごろぶなを使うことで臭気の少ない「ふなずし」本来の味を提供することが可能
分野、期間、段階
技術分野 環境
研究開発期間 平成10年~
事業化段階 商品化段階

利用した制度

制度リスト
滋賀の新しい産業づくりチャレンジ計画の認定
滋賀県中小企業新技術開発プロジェクト補助金
滋賀の新しい産業づくり促進資金
滋賀県市場化ステージ支援事業補助金

技術開発の成果

開発に至った経緯(背景)

滋賀の伝統食品である鮒ずしの原材料「ニゴロブナ」は、琵琶湖の天然資源であったが、琵琶湖の環境の激変により昭和40年後半より漁獲量が急激に激減した。そのため、ニゴロブナの入手は困難となり鮒ずしは一般消費者が購入しづらい「高級珍味」となってしまった。また、ニゴロブナ以外の安価な原材料を使うこともあるが、「臭い、硬い」等、本来の鮒ずしの味とは違ったものとなっている。
一方、農業では農産物の価格低迷、減反政策、農産物の海外輸入などによる産業としての衰退が大きく、新たな作物への取り組みが必要となっていた。
そこで、農地の新たな作物として、ニゴロブナの養殖技術を確立し、安価で品質の高い鮒ずしを提供できるよう研究開発を行うに至った。

開発した技術・製品

本来ニゴロブナの養殖は不可能と言われ続けていた。そこで、従来の管理養殖として考えられていたコンクリート製の施設ではなく、干拓地の農地という優位性を活かしたニゴロブナの養殖技術の研究を行った。その結果、ニゴロブナの生態を把握し「ミニ琵琶湖」として、自然に近い環境を整える事により天然資源以上の製品を育てる事を可能にした。このニゴロブナを用いることで、臭いの少ない鮒ずし本来の味を提供できるようになった。

開発の内容

平成10年より5,000平方メートルの養殖実験を行った結果、27,00平方メートルの規模の養殖池を活用すれば年間3トンから4トンのニゴロブナの生産が可能となった。琵琶湖天然ニゴロブナの親ブナを投入し、平成15年にはF1を確保。平成18年に規模拡大し、増産を図る。平成20年には2トン、平成21年には3トンの生産に成功。具体的な生産技術に関して、知的所有権を取得した。又、加工技術に関しては沖島の漁師にその伝統技術を習い、昔ながらの加工方法を行い味の継承に繋げている。

鮒ずし
魚
養殖池

事業化への取り組み

販路拡大を目的に平成21年10月に「大津西武百貨店」主催[滋賀のええもんうまいもん市]物産展に初出店。平成22年2月に東京ビックサイトにて「第44回2010スーパーマーケット・トレードショー」第5回こだわり食品フェア2010部門に出展(県内1社のみ)し、全国の食品バイヤーに対しPR活動を行う。又、地産地消の観点から県「農業経営課農産ブランド推進室」と提携し、「おいしがうれしが」に登録商標を行い、全商品に添付し、原材料が全て滋賀県産であることを全面的にPRした。その結果徐々に「飯魚」の社名とともに商標「近江本にごろ」のブランド展開も周知度が上がりつつある。
現在、インターネット販売代理店5社と契約販売中。その他卸販売会社約60社。

経営者(担当者)からのコメント

当社では滋賀県産のニゴロブナ以外使用せず、近江米と塩だけで漬け込んだ、本物の味をご提供しております。是非お試しください。

企業情報
代表者 大島正子
資本金 1,000万円
従業員数 5名
設立 平成18年7月
本社 滋賀県近江八幡市安土町上豊浦973-1
主な事業 1.ニゴロブナの養殖事業/2.鮒ずしの加工、販売
TEL 0748-46-6554
FAX 0748-46-6544
ホームページ http://iofunaya.blog110.fc2.com/

お問い合わせ

滋賀県商工観光労働部モノづくり振興課 
電話番号:077-528-3791
FAX番号:077-528-4876
メールアドレス:fd00@pref.shiga.lg.jp
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