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活動実績

当協議会では参加機関相互の連携を深め、相談実務のスキルアップを図るため、合同の研修の機会を設けています。

平成29年度第2回講座 平成29年10月11日開催

テーマ「ひきこもりの理解と連携支援について」

不登校やニートなど「ひきこもり」の要因は、家庭の貧困や虐待、いじめ、精神疾患などさまざまな問題が複雑にからみあっており、複数の支援機関で連携して支援することが求められます。そこで、今回の講座では、「ひきこもり」をテーマに支援にあたっての基礎知識を学ぶとともに、事例をもとに連携支援について考えました。

まず、「正しく知ろう ひきこもり」と題して、滋賀県立精神保健福祉センター 辻本哲士所長から、「ひきこもり」とはどのような状態か、どのような背景があるのか、そして支援の進め方などについて解説いただきました。また、支援を進めるにあたり、持っておくべき知識として、外見からはわかりにくく、周囲から誤解を受けやすいなどの特徴がある「発達障害」についてもお話しをいただき、どのような特性があるのかを捉え、個別に対応を考えていくことの大切さについて学びました。

続いて、滋賀県立精神保健福祉センター内にあるひきこもり支援センターの萩尾宏子判定員より、「ひきこもり支援について」と題して、センターの取組や、支援事例について発表をいただきました。また、平成29年4月に開設された滋賀県子ども・若者総合相談窓口について紹介いただきました。

最後に、辻本所長・萩尾判定員と聖泉大学副学長で臨床心理士の高橋啓子先生に、ダイアローグ(対話)形式で、皆さんからの質問にお答えいただきながら、相談支援のありかたなどについて理解を深めました。

研修会の様子(所長講義)
研修会の様子(ダイアローグ)

参加者の声

  • ひきこもりの現状と取り組みについて知ることができ、良かったです。
  • ひきこもりについて、さまざまな観点から見ることを学べました。
  • 大変わかりやすいお話しで、ひきこもりや発達障害についてよく理解できました。
  • ひきこもり等の相談もあるので、寄り添いながら支援をしていきたいと思いました。
  • 単に医療を推奨するだけでなく、相談機関として寄り添い、つながっていくことの大切さを学ばせていただき、勉強になりました。
お問い合わせ
滋賀県総合企画部人権施策推進課
電話番号:077-528-3533
FAX番号:077-528-4852
メールアドレス:[email protected]