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平成27年度 若年層向け人権啓発講義

若年層向け人権啓発講義とは?

若年層の一層の人権意識の向上が求められる中、平成25、26年度に実施した学生サポーター会議で「若者の集まる場所へ出向いての啓発が必要かつ有効」である旨のアイデア提示や、「実際の現場で取り組んでおられる人から話をきくことは、より深く人権について考えるきっかけになった」との感想をいただきました。

そこで、若い方々に、人権は身近な問題であり、それぞれが考えていかなければならない課題であるという意識をより強く持ってもらおうと、県内大学等での講義の中で、各人権分野の最前線で活動されている専門家からの講話により、現実的な人権問題を知り、学んでもらう機会を提供することとしました。

第1回講義 平成27年12月8日開催(聖泉大学)

テーマ「子どもの貧困を考える」

271208聖泉大学講義

学習支援ボランティア団体Atlas(アトラス)代表日野貴博氏を講師に迎え、生活保護世帯の小・中・高校生たちの学習支援、居場所づくりといった活動を行う中で出会った子どもたちの事例や、家族の支えにより貧困状態にならずにすんでいる「潜在的貧困」と呼べるような若者の事例などについて講義いただきました。

講義では、「貧困状態にある子どもたちを含めて自分も社会の一員。社会のいろんな問題とどう向き合っていくのか、そういう視点を持っていただきたい。」「疑問を持ち、深めること、仲間をつくっていくことが大事。」といったメッセージをいただきました。

学生の声
  • 貧困の子どもについて考えることができ、自分の中で考えていた貧困のイメージが少し変わりました。
  • まず私たちにできることは、子どもたちの話を聴くことだと思いました。活動内容や子どもたちの状況について聴くことができ、大変勉強になりました。
  • 貧困状態は自分にも起こりうること。貧困だからかわいそうと思っていたが、そうではないとわかった。
  • 他人事ではないと感じた。いつ、自分にもそういったことが起こるかわからない、共感しあえる仲間が大切であることを知ることができた。

第2回講義 平成28年1月14日開催(滋賀県立大学)

テーマ「高齢者と人権~認知症への理解~」

28014県立大学講義

認知症を患った方やその家族を支援する特定非営利活動法人喜房会デイホームぶどう代表理事・施設長五味由紀子さんを講師に迎え、地域に根差した様々な活動を通して見えてくる認知症高齢者やその家族を取り巻く状況などについて講義いただきました。

「認知症は進行する病気。心のバリアフリーを。私たちの介護・看護次第でその人の残りの人生が大きく変わる。」「専門職や地域住民が協力し、「チーム」をつくり、地域で支えていく。皆さんが、そんなチームづくりのリーダーとなっていただけることを期待している。」といったメッセージに、学生たちは熱心に耳を傾けていました。

学生の声
  • 講義を聴いて、認知症高齢者をただ介護するのではなく、その人を理解することがまず大切だと思いました。学んだことをこれからに活かしていきたいです。
  • 認知症の方への理解が深まりました。できないことを注意、指摘するのではなくて、その人の良いところに目を向けていくことが大切だとわかりました。
  • 認知症の方を地域で支えるということの重要さと必要性がわかった。ちょっとおかしいなと思ったときにすぐその人に声をかけるのは、実際やると考えたら、なかなか勇気がいるけれども、そうすることでその人の命を守れるという言葉がとても心に残った。
  • 看護に関わる者ということではなく、これから社会人となっていく者として、認知症を身近に感じることができました。地域から排除してしまうのではなく、地域の一員として見守ったり、声をかけたり、徘徊していたらご家族にすぐ知らせるような地域になったらいいなと思いました。
お問い合わせ
滋賀県総合企画部人権施策推進課
電話番号:077-528-3533
FAX番号:077-528-4852
メールアドレス:cf00@pref.shiga.lg.jp