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平成26年度 滋賀県人権啓発学生サポーター会議

「滋賀県人権啓発学生サポーター会議」とは?

県が平成23年度に実施した「人権に関する県民意識調査」の結果、若年層の人権意識が低下していると思われる傾向が見られました。
このことから、若者の人権意識の向上のための効果的な啓発を大学生のみなさんに考えていただこうと、平成25年度に「滋賀県人権啓発学生サポーター会議」を設置しました。
会議に参加いただいた学生のみなさんには、主体的に人権について学び、同年代の若者の心にとどく人権啓発の方向性などを県に提案いただきました。また、自ら考えた手法により啓発活動を実践していただきました。
平成26年度の会議では上記内容に加え、学生のみなさんに、より人権についての学びを深めていただくため、人権に関わりの深い県の施設を訪問・見学し、職員から施設の課題についての説明を受け意見交換するなどIN PUT(学び)のメニューを盛り込んでいます。

  • 構成メンバー

4大学10名 滋賀県立大学(看護学部)、聖泉大学(人間学部・看護学部)、立命館大学(法学部)、龍谷大学(社会学部)

活動状況(平成26年度)

6月28日に第1回会議を開催し、今後の活動方針を決定しました。
8月8日に第1回施設訪問として中央子ども家庭相談センターを訪問しました。
8月27日に第2回会議を開催し、「じんけんフェスタしが2014」でのブース出展内容を決定しました。
9月11日に「じんけんフェスタしが2014」でのブース出展の展示物の作成を行いました。
9月20日に「じんけんフェスタしが2014」でのブース出展を行いました。
12月20日に第2回施設訪問として男女共同参画センターを訪問しました。
1月16日に第3回施設訪問として守山市立河西幼稚園を訪問しました。

第1回会議の概要

第1回会議では、メンバーの自己紹介を兼ねて、学生サポーター会議への応募動機や人権に関して最近の気になるニュースなどを一人ずつ発表いただきました。
大学の勉強の中で人権について考えることがあり、より深く人権について勉強してみたいし、具体的に何か活動してみたいという思いで参加された方が多くおられました。既に、ボランティアなどの活動をされておられる方も多く、それらの経験をこの会議に活かしていくことが期待されるところです。
今後の活動として、新規メニューであるIN PUTの 学びの部分については、子ども・女性の人権について学べる施設と多文化共生について学べる施設に行ってみたいという希望が多く、県中央子ども家庭相談センター等へ訪問することになりました。
また、OUT PUT の啓発活動については、昨年に引き続き「じんけんフェスタしが2014」に啓発ブースを出展すること、保育所等で子どもたちに人権についての啓発活動を実施することが決まりました。
第1回会議

第1回会議の様子

第1回施設訪問:中央子ども家庭相談センター

中央子ども家庭相談センター訪問

8月8日、人権啓発学生サポーター会議メンバー3名が中央子ども家庭相談センターを訪問しました。施設の概要や児童虐待などの対応の状況について職員の方から説明を受け、施設内の見学もさせていただきました。
さまざまな質問についての回答をいただきながら、虐待の実態や現場の職員の方の思いを聞くことができ、学生サポーターのみなさんの学びも深まったようです。
参加された学生サポーターからの感想の要旨を紹介します。
「大学の講義で教科書的な知識はありましたが、実際の現場を見て、プライバシーなどの問題や家庭裁判所との連携、母子の一時保護所の秘匿など、既存の知識の補填や新たな気づきが得られたことがとても良かったと思います。」「施設を見学させてもらい、そこにいる子どもたちが、どのような部屋で、どのようなスケジュールで生活しているかを自分の目で見ながら、彼らはどんなことを考えてここにいるのだろうと想像できるようになったことが一番の収穫です。」 「大学の講義等で児童相談所等の施設やサービスについて学びましたが、実際に仕事をされている職員の方のお話を聞き、施設を見て、現実味を感じる事が出来ました。問題にしっかり目を向け、他人事にしないようにしたいと思います。とても勉強になりました。」職員からのレクチャー&施設見学

職員からのレクチャー
施設見学の様子

「 じんけんフェスタしが2014」での活動

人権啓発学生サポーターのOUT PUT活動のひとつとして、9月20日土曜日守山市民ホールで開催された「じんけんフェスタ2014」で人権啓発ブースを出展いただきました。
出展内容は、「フォトアート」と「似顔絵うちわ」「ぬり絵コーナー」です。

フォトアート

人という文字は、人と人が支えあってできているというように、フォトアートも色々な人の力を合わせてできた作品です。人は、いろいろな人と支えあって生きているということを改めて感じてほしいというメッセージが込められています。
「フォトアート」の作成にあたっては、学生サポーターのメンバーが、老若男女人種問わず様々な方に協力いただいてハートを描く写真を撮影しました。それらの写真を組み合わせて展示することで、人と人とのつながりの大切さを表現しています。

フォトアート
展示ブース

似顔絵うちわ

昨年度も好評いただいた企画です。学生サポーターの中で絵心のあるメンバーが、希望される参加者の似顔絵を描きます。私たち一人ひとりは違った顔を持つ人間であり、それぞれが尊重される権利を持っています。「みんなちがって、みんないい」ことを似顔絵うちわを通して、参加者のみなさんに感じていただけたかと思います。
世界でたった一つの「似顔絵うちわ」が完成した後は、新たなフォトアートのための撮影に協力いただいたきました。みなさん、とても素敵な笑顔をされていました。

似顔絵うちわ制作中
似顔絵うちわ2014-2
似顔絵うちわ2014-3

似顔絵うちわコーナー 小さなお子さんも大人の方にも喜んでいただきました

ぬり絵コーナー

今回の「じんけんフェスタ2014」にあわせて、学生サポーターのメンバーがオリジナルのぬり絵を準備しました。ぬり絵の裏面には、学生サポーター会議メンバーが日頃思っている「人権」についての思いを、県の人権啓発キャラクター「ジンケンダー」 に語ってもらうかたちで表現しました。

ぬり絵コーナー

ぬり絵コーナー

人権啓発学生サポーターからのメッセージ

人権啓発学生サポーターメッセージ

参加者の感想

「赤ちゃんから小学生まで、たくさんの子どもたちがブースに来てくれました。塗り絵や風船で遊んだり、似顔絵を描いてもらっている時に本当に楽しそうにしている子どもたちを見て、そこにいる子もいない子も含め、子どもはみんなこうしてのびのびしていてほしいと感じました。
人権問題に関して悲しい思いをする子どもをなくすために、市民一人ひとりが人権の重要性をよく知り、行政のサポートと合わせて人権擁護を実現していかなくてはと実感しました。」「じんけんフェスタに参加させて頂き、とても貴重な体験ができました!沢山の方とふれあう機会を与えて頂き本当にありがとうございました!とても楽しかったです!」

第2回施設訪問:男女共同参画センター

12月20日、男女共同参画センターへの施設訪問として若年層向け男女共同参画啓発セミナー「学生による学生のためのセミナー」に参加しました。テーマは、「男女のよりよいパートナーシップのために」です。児童自立支援施設や保健所で相談業務をされている あかたちかこ さんの講演に加え、滋賀大学教育学部の学生による企画、進行で「若者による交流会」も開催されました。

若者による交流会

参加者の感想

デートDVという言葉はまだ聞き慣れず、どんな内容なのか想像しながら講義を受けました。デートDVとは、恋人やその他近しい人からの暴力のことです。これの問題点は、被害者が「何故暴力を振るわれたのか?」という考えに至りにくいことが挙げられます。私は「そんなことはない。暴力を振るわれたのだから何故なのか理由を考えるに決まっている。」と思いました。けれども同時に、近しい人に暴力を振るわれても泣いて謝罪されてしまったら許してしまうかもしれないとも思いました。この(暴力→謝罪→許し)のサイクルは、加害者側からすると前回許してくれたという「実績」が蓄積し常習化しやすく、また被害者も世間体、経済力、力の差、自分を受け入れてくれるのはこの人だけかもしれないという不安などで心身が疲弊し、耐えられなくなった頃には取り返しのつかない傷を負ってしまうこともあると知りました。
こういった事例は実際に多く、「一度でも殴られたりしたら全力で離れるべき」と講師はおっしゃっていました。また、経済力がないとDVから逃れられないことから「女性は、たとえ結婚しても仕事はやめるべきではない」ということや、「自立とは依存先を増やすこと」(一人の人に依存するのではなく、助けてと言える人を増やす)という対処の方法を紹介していただきました。
この講義を受講して、デートDVの身近さ、怖さというものを感じました。私自身も含め、一度、自分の周りを見てみようと思います。デートDVは本人の自覚なしに行われることもあるので、こういった講義などで、多くの人が「デートDV」という言葉を認知していくことも重要であると感じました。

第3回施設訪問:守山市立河西幼稚園

1月16日、人権施策推進課の職員とともに守山市立河西幼稚園でのふれあい啓発に参加しました。
園児や保護者のみなさんに手話の練習をしてもらったり、ジンケンダーの人権紙芝居を見てもらったりしました。「ジンケンダー」の登場に園児のみなさんは大喜びでした。

河西幼稚園訪問手話の練習
河西幼稚園訪問紙芝居

参加者の感想

一度にたくさんの子ども達と触れ合うことができ、人懐こい子や声が大きく元気な子、引っ込み思案の子など、当然のことですがいろんな個性の子がいるなと感じました。子どもも大人も、周りの人のいろんな個性を否定したりせず、尊重し合いながら過ごせたらいいなと思います。

1年間の活動を終えて

参加者の方からの感想を御紹介します。
「人権啓発学生サポーターとして活動させていただいたことは、大変貴重な体験をさせて頂きましたし、私にとって初めてのボランティアになりました。人と触れ合うことの楽しさ、個々の良いところの発見に繋がり、私にとっての成長に繋がったように感じます。本当にありがとうございました。」

お問い合わせ
滋賀県総合企画部人権施策推進課
電話番号:077-528-3533
FAX番号:077-528-4852
メールアドレス:cf00@pref.shiga.lg.jp
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