平成23年度食品安全監視センター事業報告

（1）食品営業施設への立入検査実施状況特定施設に対し、HACCPの考え方を取り入れた専門的な監視指導を実施しました。
平成23年度は、566の特定施設に対して、年 1回～年3回の監視指導を実施し、延べ1,028件の監視を実施しました。その内、185件 で指導を、9件で行政措置を行いました。

（2）食品等の試験検査実施状況
特定施設が製造する食品について、食中毒の発生防止、不良食品の流通防止を図るため、食品衛生法等に基づき、食品472検体を収去し、試験検査を実施しました。

・違反検体数及び違反内容

凍結直前未加熱の加熱後摂取冷凍食品:1検体（細菌数超過）

乳製品:1検体（大腸菌群陽性、細菌数超過）

滋賀県食品自主衛生管理認証制度（セーフードしが）に基づく認証、指導、啓発等を実施しました。
平成23年度は、5施設を認証しました。認証にあたり、認証審査委員会を2回開催しました。

（現営業施設数は平成24年4月27日現在）

（1）研修会等実施状況
食品衛生にかかる人材の養成および資質の向上を目的に、食品営業者に対して
ア.食品自主衛生管理講習会
イ.大規模給食弁当製造施設に対する食中毒予防講習会等を開催しました。
県職員等（食品衛生監視員、食品検査担当職員等）に対して
ア.新任食品衛生監視員研修会
イ.滋賀県食品衛生監視員研修会
ウ.全国・近畿食品衛生監視員研修会等を実施しました。

（2）食品安全監視センター通信「ぷちリス」発行状況
食品安全監視センター通信「ぷちリス」を定期発行で9回、臨時で2回、法令改正等の最新情報および衛生管理について情報を発信するとともに、食中毒注意報・ノロウイルス食中毒注意報の発令時(18回）に食品の取扱いに関する注意喚起の発信をしました。

平成23年度は、不良食品（疑いを含む）総数が29件あり、その内、9件に対して、措置を講じました。