◆日時:平成18年2月9日(木曜日)19時~21時
◆場所:滋賀県婦人会館 会議室
◆参加:(NPO)山田さん 辻さん 中島さん 鬼塚さん 島川さん
(行政)沖野さん 西村さん 三和さん 山添さん
(NPO活動促進室)大橋 上出
【各グループの取り組みについての意見交換】
●かごめかごめ:施設間連携班(状況報告:沖野さん)
・2月9日に環境学習支援センター小林さんと意見交換を実施
→県立の関係施設をつないだ連絡会議はある。また水関係施設の担当者間で、一般の問い合わせに適切に対応するために、意志疎通を図り始めた。
→ほっとカフェなど既存の取り組みでも、活用できるものがあるのではないか。
・まだ課題設定が十分明確でないので、関係者への聞き取りが必要。
(主な発言)
・思いを持ったキーマンが少ないが、まず人の顔が見えることが大切ではないか。
・各施設のキーマンをつなぐようなもの(例:千刈ミィーテイング)を部活で実施してはどうか。行政主導でなく民間主導でやれないだろうか。
→個人か施設か、あまり厳密に拘らずに、互いを知り合う場というイメージではどうか。
・やりたいということでつながるよりも、状況に困って、つながりたいと思う場合が多いのではないか。
(今後の予定)
・当面は各施設への聞き取り調査を実施する。その中で、共通する課題が見つかれば その対応を考えていく。
・それと並行して、みんなが集まって話し合える、ほっとカフェなども活用していく方向で検討を進める。
●この指とまれ:環境・防災プログラム班(状況報告:山田さん 中島さん 三和さん)
・大阪ガス助成金(子ども支援市民活動助成プログラム)の2次審査が終了し2月末ぐらいに結果が分かる。
→地域との関わりを持ちながら、地震を想定した防災マップ作りをやる内容になっている。まずはパイロット的にやって広げていくというイメージ。
・5月5日に草津市が主催する「こども王国」がロクハ公園で開催される予定であり、そのときに、この取り組みができないかとも考えている。
・草津市の方からアドバイスを受けた。
→子どもの自発的な気づきからそれに大人が応える形で実施するということなら、学校や地域、行政も動きやすいのではないか。
→防災の啓発もやり現場もよく知っている消防に話しを持ちかけてはどうか。
→ロクハ公園はデイキャンプしかできず、火の使用も限定的であるため、2日の内容を短縮して1日だけでやるような工夫をしてやってみるのも考えたい。
(主な発言)
・シミュレーションで体験しておかないといざというときに動けない。災害時には現体制が崩壊することもあるので、火の使用も含めて、最終的にはダメでも、その必要性を訴えていくことが必要ではないか。
・必ずしも今考えられることだけで絶対ということはない。グレーゾーン、はっきりしない“もやもや~”とした所は大切であるという意識は共有しておきたい。(お互いさまである) ・リスクマネジメントは必要だが、その中で、行政がやりにくいところは、NPOがリスクを負ってもいいのではないか。
・防災マップも大事だが、災害が起こったときに子どもから高齢者まで、自分自身で何ができるのか、足りないのかという気づきが大切。そういう場が必要で、それが環境学習だと思う。
・マニュアルが機能しない事態に、どう対応できるのかが大問題で、みんなが自分自身で考えていくしかない。
→マニュアルだと、助けられる人が近くにいても、まずは避難地に行ってしまうことになる。今は受け身の被災者になる訓練しかしていない。
→災害時は、被災者でもありボランティアでもある得るので、そういう訓練は普段から必要である。
・滋賀では幸い被災経験が少なく、自分が被災者になることもあるという意識が低いだろう。
・子どもたちへの防災の意識づけは大切だが、楽しかっただけで終わらないよう、何のためにやるのか目的を明確にしておく必要がある。
・公園でキャンプをするにしても、避難所としては自治会館や学校、公民館などが段階的に決められており、公園では備蓄物の配付などが行われると思うので、住民に混乱が起きないよう配慮した方がよい。
→自治会館や草の根ハウスでは、容量的に全員が避難できないと思う。自分自身や地域でどうするのかを、考えておくことは不可欠。
・地域での不安や求めていることなど実態をよく知っている消防との連携は進める。
・PTAに呼びかけてはどうか。
・ロクハ公園では啓発、PRとしてやって、それを見た関心のある地域で具体的に実施してはどうか。
→5月5日はデモンストレーション的にやってみる。地域へは並行して、働きかけていきたい。
・普段のコミュニティが大変役に立つといった震災時の話しを聞いた後なら、このプログラムも理解しやすいと思う。
→被災時は行政だけでは十分ではなく、地域で助け合うことが大前提になる。
・災害時に弱者となる人が先に避難できるようなシミュレーションをやってみてはどうか。
→地域コミュニティができていると、そういうことも可能だが、コミュニティがないとそのコンセンサスは難しいのでは。
→地域ごとに状況を知って、考えていく必要がある。
・防災で何ができるのかを考えることが環境学習になるのか?関係がよく分からない。
→体験してある気づきが生まれ、行動につながっていくのが体験学習で、防災も環境も何かを「守る」ための学習という意味で結びついてくる。
→切り分けた学習ではなく“まるごと”であり、全てはつながってくるので、生きる力のために、今回は防災というテーマで環境学習とつないでやってみようということ。
・伝え方は難しいかもしれないが分かってもらえないと意味がないので、その意味あいをうまく説明する必要がある。(今後の予定)
・プログラム内容をつめる。
・市や消防など、他との連携に向けて調整を図る。
●初めの一歩:県庁連携班
(今後の予定)
・班内で具体的な対象事業、実施方法をつめていく。
【今後の予定】
次回部活
◆日時:平成18年3月9日(木曜日)19時~
◆場所:草津市市内(後日決定)
◆内容:各班の取り組み状況と今後の進め方 等