第1回協議概要(平成17年8月18日)

協働部活「環境学習推進ネットプロジェクト」

■日時:平成17年8月18日(木曜日) 18時00分~20時30分
■場所:環境学習支援センター
■出席者:(NPO)山田さん 辻さん 中島さん 鬼塚さん
(県職員)井阪さん 沖野さん 山添さん 三和さん 天川さん 西村さん
(県NPO活動促進室)大橋 上出

【経過】

環境学習に関するテーマ提案が2NPOからあったので、立ち上げ前から関係者で、合同での協働部活プロジェクトとしての取り組みに向けて、調整や意見交換を行ってきた。
今回、公募県職員も交えた正式な第1回の協働部活を、その際に使用したり整理した資料を配付しながら、自己紹介や部活への思いなどについて意見交換を行った。

【自己紹介・意見交換】

(環境学習の現状について)
・今の子どもに目標とするものがなく、練習しても大人の決めたことをやるだけで実力がない状況がある。NPO、行政等が行っている個々の学習メニューが生きていない。環境教育を受けなくても生きていける。
・環境学習はまるごとの子どもをつくるために有効な手段である。その環境学習を提供する主体が他のメニューを見ずそれぞれ独自に行っている。行政の場合、自分の所属の枠の中でしか仕事ができていない。他所属の仕事の分野に口を出すことは越権行為だみたいになり、なかなか連携できない。
・NPO側からすると、行政から事業を受託することがあるが、行政の考える目的が分からないことがある。行政担当者に聞くと昨年度と同じ事業だからとかの答えが返ってくる。
・「琵琶湖塾」や「おうみ未来塾」は評価できる。それは将来滋賀を担う人づくりを行っているということで高く評価する。
環境問題が地域に根ざしたものとするためにも「環境自治」をつくることが大 切。人権問題では各自治区ごとに推進委員がいるが、環境問題はいない。「せっけん条例」のときに運動が盛り上がったぐらいである。
・滋賀県は環境熱心(先進)県というが、これまでどれまでの施策をしてきたのか疑問である。

協議風景

協議風景(目指すもののイメージ等について)
・目標をどのへんにおくのかを決めなければならない。
・部活プロジェクトは3年間という短期間のものなので、目標をどこに設定するかが重要になってくる。目の前にある課題を追うのではなく、何十年か先の将来を見据えたもの(バック・キャスティング)とすることができるか、初めの舵取りが大切である。
・環境学習という点については、地域での普段の生活の中でもできるし、起業につなげることもできるものだと考えている。環境学習プログラムを学習指導要領のように体系化させることは、行政だけが決めるべきことではないと思う。部活で同じようなものを目指すのか。
・環境学習を提供する行政やNPOなどをつなぐことは手段であって、目的は行動できる人間をつくることである。
・まず「こんな人間になったらいいな」を部活のメンバーで共有することが必要である。それからその「こんな人間になったらいいな」のためにすべきことを考えていく。
・部活の3年間では、とりあえず「これとこれを一緒にやったらうまくいきます ね」というのをいくつかやってみる(提案してみる)。それで、山登りに例えると連携によりうまく山を登ることができることがある。(同じ山を登ることがいいとは限らないが)・環境について、感性で「これはアカンだろう」と思える子ども、自分で自問自答できる子ども、問題を自分のこととして考えることができる子どもをつくることが大切である。
・子どもが感じ取る前に大人が「こうである」と教えるのでなくて、とりあえず感じる(経験する)ことが大切。組織はこれが一番だと思ってやっていても、必ずしもそうではないし、他にもメニューはいろいろある。
・自分で決めたことは、やっていける、守れるということ。自己選択、自己決定、自己責任が自己実現につながり、これは子どもについても同じである。NPOの使命として、多くの経験(体験)を子どもにさせることでこれらを学ばせたい。大人の決めたこと(レールの上)を子どもにさせるのではなく、たとえば環境学習で自分で決めたことを子どもたちにやらせる、体験することが大切である。
・企業の価値観では、問題解決能力がある人間が求められているが、日本の教育では対応できていない。今の日本人には、自分で決められた枠組みを超える力がない。
・ネットワークを作るには、コーディネーターが必要である。コーディネーターの例として環境学習支援センターも考えられる。
・「環境」といってもその内容は広く、対象も幼児、小学生から大人までさまざまである。テーマを絞り込んではどうか。
・学習メニューの提供主体も、他のメニューで共感できるものはあると思う。部活でそれらをつないでは。
・環境学習プログラムづくりを求めるなら対象を絞り込むことが必要。2~3年で求めるものは環境学習の仕組み(システム)だと思っている。
・今回の部活では、自然環境産業、コミュニティビジネスにつなげて考えることも大切。そうすることにより、事業が継続される。
・環境学習を通じて、生きていける人を創る、動ける人をつくることが大切であ る。行政やNPO、企業などがそれぞれ行っている縦割りの環境学習をコーディネートして連携させることが必要だと思うが、まずは、個々の事業体ごとにメニューを見直してみてはどうか。また、テーマごとにチーム分けも考えてはどうか。
・シップが付く言葉はパートナーシップ、フレンドリーシップ、リーダーシップなどいろいろあるが、このシップはなかなか日本語にするのは難しい。シップは船を意味する。船の行き方(向かう先)を決めなければならない。漕ぎ方(手段)はいろいろである。乗員は我々のほか、これから集めなければならない。アポロ計画ではパートナーシップとは賛成派と組むことだけではなく、反対派ともパートナーシップをすることができるという話は興味深い。
・まず地域課題から拾いあげて、それらを解決する方法を考える。
・まるごとエコミュージアムというのがあるが、東近江で「流域」をキーワードに各団体が協働している。しかし各団体はなぜつながっているのか分からないというところもある。1枚のイベント案内チラシなどで各団体の事業紹介ができるという経済的なメリットみたいなのはあるかもしれないが。つながることでわずらわしい面もあるが、それを超えるメリットが必要である。
・人権は絶対的なもの(正しいもの)があるが、環境は時代とともに(科学の進歩等により)価値が変化する。正しいものが変わる。例えばせっけん条例のときは合成洗剤が良しとされていた(絶対的)だったが、今は変わってくるとか。価値の変化に柔軟に対応できる人間をつくることが大切。

【これからの予定】
・次回の活動 9月8日(木曜日)18時30分~ 草津まちづくりセンター
・これから第2木曜というように決めておいてはどうか。

参考資料

お問い合わせ

滋賀県総合企画部県民活動生活課
電話番号:077-528-4633
FAX番号:077-528-4838
メールアドレス:cd00@pref.shiga.lg.jp
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