滋賀県衛生科学センターは、その前身である滋賀県立衛生研究所の設置(昭和27年)以来、本県における衛生行政の科学的かつ技術的中核機関として、関係機関との緊密な連携のもと、調査研究、試験検査、研修指導および公衆衛生情報の解析・提供等の業務を担っています。
一方、センターの現庁舎については、旧館が昭和45年、新館が昭和50年に整備され、約50年の歳月により施設の老朽化が進んでいます。
また、新型コロナウイルス感染症の流行とその対応を振り返り、県民の安全・安心につながる機動的かつ高度化する要求に応えるため、新興感染症や再興感染症、食中毒などの健康危機管理事象に対する強靭性を備えた施設・設備や運営体制を検討する必要も生じているところです。
こうした状況を踏まえ、令和3年5月に「滋賀県衛生科学センターあり方検討会議」を設置し、センターの現状と課題を整理するとともに、センターが果たすべき役割や機能など、今後のあり方について検討を進めてまいりました。
このたび、その検討結果を報告書として取りまとめましたので、お知らせします。