「仕事の場」とは、若年認知症の人を中心とした、「はたらく」ことでつながった様々な参加者が内職仕事をしている場所のことです。参加者は若年認知症の人、軽度認知症の人、障害をお持ちの人、地域住民、介護をされているご家族など様々です。
■ 今までの経過
若年認知症の人の退職直後の空白期間を作らないことや、制度の狭間にいる人たちを「働く」ことを通じてつながることを目的に、平成23年10月から藤本クリニックの一室で就労の場である「仕事の場」がスタートしました。
平成24年度からは滋賀県の若年認知症地域ケアモデル事業として展開され、多くの人たちとの出会いと繋がりがあり、初めてケアに出会う場、少しずつ病気を受入れていく場ともなってきました。
平成27年度からは滋賀県内に更に3カ所(大津市、長浜市、高島市)「仕事の場」が立ち上がり、現在(平成28年10月時点)では合計4か所の「仕事の場」が運営されています。
滋賀県内各地で運営されている「仕事の場」を紹介しますので、ご興味・ご感心などございましたら、各「仕事の場」問い合わせ先までお気軽にお問い合わせください。
~平成27年度から新たに立ち上がった「仕事の場」~
リンク: 社会福祉法人GLOW 「仕事にきゃんせ」(外部サイトへリンク)
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リンク: NPO法人元気な仲間 「おげんきさん」(外部サイトへリンク)
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「仕事の場」は、退職後もわずかでも働いた対価がもらえる社会とのつながりの場であり、仲間や様々な支援者と出会えることで、診断後の支援の空白期間を無くす場でもあります。また、介護保険サービスへスムーズに移行できる準備の場ともなります。若年認知症の方でこの事業に関心をお持ちいただいたご本人、ご家族がいらっしゃいましたら各「仕事の場」へお問い合わせください。
滋賀県では、こうした「仕事の場」を整備するだけでなく、行政を含め様々な「仕事の場」関係者が一堂に集う「仕事の場ネット」を開催し、若年認知症の方やそのご家族等にとって価値あるものとして継続できるよう、関係者同士が連携して支援できる関係づくりや体制構築などに向け、年間3~4回ほど情報交換会や勉強会等を行っております。