丈夫な歯を作る、味を楽しむ、栄養吸収をよくする、認知症の予防、がんや生活習慣病の予防など、よくかんで食べるということには、いろいろな効果があります。
かたいものが食べにくくなったからといって、やわらかいものばかり食べていると、更にかむ力が低下してしまいます。
食事のときには、いつもより5回多くかむようにしてみましょう!
食後と就寝前の歯みがきは、とても大切です。しかし、間違った方法で歯みがきをしていると、歯や歯ぐきを傷つけて、逆効果になってしまうこともあります。
毛のかたさは「ふつう」か「やわらかめ」、毛の植えてある部分の大きさは、指2本分ぐらいのものを選びましょう。
取り替えの目安は1か月とされています。裏側から毛が見えるようになったら取り替え時です。
歯ブラシは、鉛筆を持つように持ちましょう。力の入りすぎを防ぎ細かい動きをコントロールできます。
ゴシゴシと大きく動かすのではなく、歯を1本ずつみがくように小刻みに動かしましょう。
歯と歯のすき間は歯ブラシが届きにくく、汚れが取れにくいところです。
デンタルフロス・歯間ブラシは、歯と歯のすき間をみがくための道具です。
舌が汚れていると口臭の元にもなります。歯だけでなく舌も清潔にしましょう。
歯みがきのときに、歯ブラシで舌の上をやさしく2~3回かき出します。
入れ歯の手入れがしっかりできていないと、細菌が繁殖して口臭や口内炎の原因となります。食後は必ず入れ歯の手入れをしましょう。
落として入れ歯が欠けたりしないように、水を張った洗面器などの上で洗いましょう。
水を流しながら、入れ歯専用ブラシやかための歯ブラシで洗いましょう。金具や土台の部分も忘れずに。
寝るときは入れ歯を外して歯肉を休めましょう。外した入れ歯はきれいに洗った後、水の中につけておきましょう。細菌はブラッシングだけでは除去できませんので、週に1~2回は入れ歯洗浄剤を使用しましょう。
入れ歯は長く使っていると、金具がゆるんだりしてあわなくなってくるものです。定期的に歯科医院で調整してもらいましょう。
歯科医院は、むし歯や歯周病の治療だけでなく、予防、メンテナンスも行っています。かかりつけの歯科医院で、半年に一度は定期健診を受けてお口の健康度を高めましょう。