文字サイズ

環境への配慮

環境に配慮すべき事項は、次の4点です

<環境に配慮すべき事項>
  1. 滋賀県産木材など地域の材料を使いましょう。
  2. 住宅を長く使うことができるようにしましょう。
  3. 省エネルギーに配慮しましょう。
  4. 資源の有効活用に努めましょう。

1.滋賀県産木材など地域の材料を使いましょう

間伐材も含めた県内産木材や地場の自然素材を、構造材や造作材、仕上げ材等にできる限り多く使いましょう

木の家の人の暮らしへの効果

  1. 木はダニの増殖を防ぐ
    木はアトピー性皮膚炎や喘息の原因となるダニ類の増殖を防ぎます
  2. 木は衝撃を和らげる
    木は程よい弾力性をもち、衝撃吸収力に優れています。このため、転倒時のけがの危険性も少なくなります
  3. 木は天然のエアコン
    木は室内の湿度が高いと吸湿、乾燥すると放湿することで、自然に一定湿度を保ち、快適な環境を作り出します
  4. 木は目にやさしい
    木は目に有害な紫外線を吸収し、赤外線を反射するため、目を刺激せず優しくやわらかな環境をつくってくれます
  5. 木は熱を伝えにくく、温かさを保つ
    木はコンクリートや鉄に比べて、熱を伝えにくい性質を持っています。このため、木の家は基本的に夏涼しく、冬暖かいといった特徴があります
−滋賀の伝統的な住まいに活かされている自然素材の例−

滋賀の伝統的な住まいに生かされている自然素材の例

紅殻、葦簀、八幡瓦、信楽タイルなど、滋賀で産出される素材・自然素材を活用しましょう。

紅殻です
紅殻:紅殻を柱などに塗ると、建物を腐食から守る効果があります
葦簀です
葦簀:葦簀は室内への日射量を調整する住宅設備の一つです

参考:滋賀県の森林の現況と木材が環境にもたらす効果 滋賀県の現状
現在、県内には既に伐採時期を迎えた人工林は、39,290haと人工林全体の49%を占めています。伐採期にある木材を有効に使うことで、森林整備に貢献し、森林の多面的機能の確保や以下の効果が期待されます。

森林伐採期グラフ

木材が環境にもたらす効果

  1. 木材は再生産が可能
    木材は太陽エネルギーと生命力とによって、植林と伐採を繰り返すことができるなど、再生産が可能な地球にやさしい資材といえます。
  2. 木材は加工に必要なエネルギーが少ない
    木材は鉄やアルミニウムに比べ、製造時のエネルギー消費が少なくて済みます。
  3. 木材は二酸化炭素を固定化する
    植物は光合成により二酸化炭素を吸収しています。そのため木材を建築資材等として活用することにより、木材が二酸化炭素を固定化し、二酸化炭素の排出量を減らすのに役立ちます。

2.住宅を長く使うことができるようにしましょう

長持ちする頑丈な住宅をつくりましょう
災害に対する安全性が高く、住宅の劣化も進みにくい頑丈な住宅をつくりましょう。

  • 地震、風圧、積雪などに耐えられるような頑丈な住宅をつくるとともに、火災の被害を受けにくい住宅づくりに努めましょう。
  • 湿気による木材の腐れやシロアリによる被害などが起こらない住宅をつくりましょう。

住宅の部品・部材を簡単に交換・補修できるようにしましょう
住宅の一部が劣化したり壊れたりした際に、簡単に部材・部品を交換・補修できるような工夫をしましょう。

  • 設備などは、構造躯体よりも、耐用年数が短くなっています。このため、設備などの交換・補修の際に構造躯体を壊さなくても済むように、設備などと構造躯体は分離しましょう。
  • 部材・部品を交換するときに、同じものが手に入らないことのないように、入手しやすい一般流通部材や地域で手に入りやすい地域材の使用に努めましょう。
  • 部材や部品はモデュール(基準寸法)に基づいて規格化されたものも多いので、モデュラーコーディネーション※4を適用した住宅づくりに努めましょう。

用語解説
※4モデュラーコーディネーション:住宅の各部の寸法がモデュール(基準寸法)に当てはまるようにすることを言います。

家族構成や生活様式の変化に対応できるようにしましょう
家族構成や生活様式が変わった場合にも、大規模な改修などを行うことなく対応できる工夫をしましょう。

  1. ゆとりのある大きな空間を確保したり、続き間など複数の部屋を一体的に利用することができるようにするなど、平面・断面や設備面において長く使い続けられるような工夫を施しましょう。
  2. 高齢などに伴い身体機能が低下しても移動や介助がしやすいように住宅のバリアフリー化に努めましょう。

〜アイデア事例〜

和室の画像
襖の利用 普段は少人数で使う部屋も、襖を外せば大人数のお客を迎える大きな部屋ができます。
取り外し可能な壁の絵の画像
取り外し可能な壁 トイレと洗面所の間の壁を、取り外し可能にしておくと、介助が必要になったときに、壁

3.省エネルギーに配慮しましょう

断熱性等を確保しましょう
室内における冷暖房のエネルギー使用量をできる限り抑えるために、断熱性や気密性を確保した構造にしましょう。

自然エネルギーを有効に活用しましょう
太陽や風などの自然のエネルギーを有効に活用しましょう
日当たりや風通しを確保できるよう、住宅配置、平面、外構等の計画・配置に工夫しましょう
太陽光発電や太陽熱利用、風力発電など新エネルギーの活用に努めましょう

エネルギー効率のよい設備機器を使用しましょう
設備機器の購入の際には、省エネルギーに配慮した設備機器を選ぶように努めましょう

4.資源の有効活用に努めましょう

資源は、再利用をするなど、有効活用に努めましょう

  • 建設時や修繕、増改築時には、できる限りリサイクル資材や再生資材、再利用や再使用しやすい材料の使用に努めましょう。
  • 雨水利用や節水に配慮した機器の使用に努めましょう。
  • 住宅建設・解体工事の際には、建設副産物※5や廃棄物をできるだけ出さないように配慮し、発生したものは再利用するように努めましょう。

用語解説
※5建設副産物:建設や解体工事に伴い副次的に得られるもので、木くずや、がれき類などが該当します。

雨水貯水槽と手押しポンプの絵の画像