県内8地域で開催された地域ワーキングでの意見等を参考にして、見直し後の道路整備計画として「滋賀県道路整備アクションプログラム2008」をとりまとめました。
厳しい財政状況が続く中、「どの道路に『選択と集中』すべきか」の観点から、事業箇所の一層の重点 化を図り、誰もが安心・安全に暮らせるやさしい道づくり、地域づくりの実現に向け、地域にとって必要な道路を優先して整備していきます。
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○ 厳しい財政状況の中、従来の投資額の規模、箇所数をしぼらざるをえない
○ 地域に真に必要な道路に「選択と集中」
○ 老朽化する橋梁など道路施設の適切な維持管理への対応
○ 高速道路へのアクセス強化など地理的優位性を活かす道路整備
○ 渋滞を解消するための道路整備・交差点改良
○ 子供やお年寄りなど交通弱者の安全のための歩道整備
○ 道路施設の計画的維持管理
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【期間:平成20年度~29年度(10年間)】
箇所数:225箇所(前プログラム256箇所の88%)
箇所数内訳
道路改築:141箇所(前プログラム176箇所の80%)
歩道整備:77箇所(前プログラム74箇所の104%)
交差点改良:7箇所(前プログラム6箇所の117%)
整備延長
道路整備延長
改良率が
約2%アップ(5年後)
約5%アップ(10年後)
歩道設置延長
歩道設置率が
約2%アップ(5年後)
約6%アップ(10年後)
国道422号(大石東バイパス)
幅員挟小、異常気象時通行規制の解消
地域産業、経済活動の支援
愛知川彦根線
(稲枝・彦富)
踏切除去による円滑な交通の確保
国道421号
(黄和田)
県境部の石博トンネル(直轄代行)と合わせて改築整備することにより、三重県~滋賀県の交通時間を短縮
大津能登川長浜線
(青地)
通学路の歩道整備による児童、自転車利用者および通行車両の安全性向上
これまでの道路の整備効果を表す指標は改良率、整備延長といった道路整備量(アウトプット)に重点がおかれていました。滋賀県では今後、事業を実施した結果、「日常の生活が便利になった」といったような、地域の人々の生活がどのように変化したかを具体的に示す指標(アウトカム)により、道路の整備効果を表現していきます。
《アウトカム指標の事例(概ね10年後までの目標値)》
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~アセットマネジメントによる計画的維持管理~
建設後50年が経過する橋梁等、更新の時期を迎える道路施設が今後急増し、修繕等に大きな費用が時期を集中してかかってきます。
従来の悪くなってから直す(事後保全)では将来の意地管理費が増大します。
予め計画的な補修を行う(予防保全)ことにより、構造物の長寿命化を図るとともに、コストの縮減を図ります。
滋賀県では今後橋梁などの重要構造物から、順次予防保全を実施し、県民の皆様が安全安心にご利用頂ける道路の確保に努めて参ります。
○ 主要な取組
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