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滋賀県で大切にすべき野生生物の選定基準(具体的要件)

(1)絶滅危惧種

県内において絶滅の危機に瀕している種(亜種・変種を含む。以下同じ)

もしも現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用するならば、その存続は困難なも の。

具体的要件

県内において次のいずれかに該当する種 (亜種・変種を含む。以下同じ。)

確実な情報があるもの

  • 既知のすべての個体群で、個体数が危機的水準にまで減少している。
  • 既知のすべての生息・生育地で、生息・生育条件が著しく悪化している。
  • 既知のすべての個体群がその再生産能力を上回る捕獲・採取圧にさらされている。
  • ほとんどの分布域において交雑可能な別種・別亜種・別変種が侵入している。

情報量の少ないもの

  • それほど遠くない過去(30~50年)に生息・生育記録があるがその後信頼すべき 調査が行われていないため、絶滅したかどうか判断することが困難なもの。

(2)絶滅危機増大種

県内において絶滅の危機が増大している種

もしも現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用するならば、近い将来「絶滅危惧 種」のカテゴリーに移行することが確実と考えられるもの。

具体的要件

県内において次のいずれかに該当する種

確実な情報があるもの

  • 大部分の個体群で個体数が大幅に減少している。
  • 大部分の生息・生育地で生息・生育条件が明らかに悪化しつつある。
  • 大部分の個体群がその再生産能力を上回る捕獲・採取圧にさらされている。
  • 分布域の相当部分に交雑可能な別種・別亜種・別変種が侵入している。

(3)希少種

県内において存続基盤が脆弱な種

現在のところ絶滅危惧種にも絶滅危機増大種にも該当しないが、生息・生育条件の変化に よって容易にこれらのカテゴリーに移行するような要素(脆弱性)を有するもの。

具体的要件

県内において次のいずれかに該当する種

確実な情報があるもの

  • 環境条件の変化によって、容易に絶滅危惧種または絶滅危機増大種に移行し得る属性 を本来有しているもの。具体的には、次のいずれかの要素を持つこと。
    1. どの生息・生育地においても生息・生育密度が低く希少である。
    2. 生息・生育地が局限されている。
    3. 生物地理上、孤立した分布特性を有する。(分布域がごく限られた固有種等)。
    4. 生活史の一部または全部で特殊な環境条件を必要としている。
  • 生息・生育状況の推移から見て、種の存続への圧迫が強まっていると判断されるも の。具体的には分布域の一部において次の傾向が顕著であり、今後さらに進行するおそれ があるもの。
    1. 個体数が減少している。
    2. 生息・生育条件が悪化している。
    3. 過度の捕獲・採取圧による圧迫を受けている。
    4. 交雑可能な別種・別亜種・別変種が侵入している。

(4)要注目種

県内において評価するだけの情報が不足しているため注目することが必要な種

具体的要件

県内において次のいずれかに該当する種

情報量の少ないもの

  • 環境条件の変化によって、容易に上の(1)~(3)のカテゴリーに移行し得る属性(具体 的には、次のいずれかの要素)を有しているが、生息・生育状況をはじめとして、カテゴ リーを判定するに足る情報が得られていない。
    1. どの生息・生育地においても生息・生育密度が低く希少である。
    2. 生息・生育地が局限されている。
    3. 生物地理上、孤立した分布特性を有する(分布域がごく限られた固有種等)。
    4. 生活史の一部または全部で特殊な環境条件を必要としている。
  • 上の(1)~(3)のカテゴリーに該当する属性を有しており、県内に分布する可能性があ るが、県内の生息・生育状況が不明である。

(5)分布上重要種

県内において分布上重要な種

具体的要件

(1)~(4)のいずれのカテゴリーにも該当しないが、次のいずれかに該当する種

  • 生物地理的に分布パターンを見た場合、県内での分布が特定の地域に限定されている。
  • 人為的影響によって、県内での分布が特定の地域に限定されている。
  • 本県が全国的な分布の限界となっている。
  • 固有種、準固有種など学術的に重要である。

(6)その他重要種

全国および近隣府県の状況から県内において注意が必要な種

具体的要件

(1)~(5)のいずれのカテゴリーにも該当しないが、次のいずれかに該当する種

  • 全国レベルでは、(1)~(4)のいずれかの基準に該当する。
  • 近隣府県で減少しており、今後、本県でも減少する可能性がある。

(7)絶滅種

県内において野生で絶滅したと判断される種

具体的要件

過去に県内に野生で生息・生育したことが確認されており、かつ次のいずれかに該当する種

確実な情報があるもの

  • 信頼できる調査や記録により既に野生で絶滅したことが確認されている。
  • 複数の信頼できる調査によっても、野生での生息・生育が確認できなかった。

情報量の少ないもの

  • 過去50年間程度信頼できる野生での生息・生育の情報が得られていない。

(8)保全すべ き群集・群落、個体群

県内において保全することが必要な群集・群落、個体群

具体的要件

県内において次のいずれかに該当する群集・群落、個体群

確実な情報があるもの

  • 消滅または絶滅の危機に瀕しているか消滅または絶滅の危機が増大している。
  • 学術的に重要である。

(9)郷土種

(1)~(8)以外で県内で大切にしていきたい生きもの

具体的要件

(1)~(8)のいずれにも該当しないが、県内において、大切にしていきたい。
生態系に悪影響を及ぼす外来種・移入種の選定(参考資料)

生態系に悪影響を及ぼす外来種・移入種

本県の生態系に悪影響を及ぼしているかまたは及ぼす可能性がある外来種・移入種

具体的要件

次のいずれかに該当する種

確実な情報があるもの

  • 本県の生態系に悪影響を及ぼしているかまたは及ぼす可能性がある。

情報量の少ないもの

  • 近隣府県に生息・生育している外来種・移入種で、もし本県に侵入した場合、本県の 生態系に悪影響を及ぼすまたは及ぼす可能性があると考えられる。
お問い合わせ
滋賀県琵琶湖環境部自然環境保全課 
電話番号:077-528-3483
FAX番号:077-528-4846
メールアドレス:dg00@pref.shiga.lg.jp