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琵琶湖ハンドブック

(あとがき)

琵琶湖ハンドブック編集委員会 編

日本の多くの湖の中でも、琵琶湖はその重要性からもこれまで多種多様の調査・研究の対象として、様々な情報が長年蓄積されてきた。その面では、おそらく世界でも有数の湖といえるだろう。しかし、それら情報や知見は関係する諸機関で保存・管理されてきて、必ずしも一つに集約されているわけではない。そこで、滋賀県琵琶湖・環境科学研究センターでは情報の一元管理を目指して組織的な対応を始めたところである。ちょうどそのような時期に、琵琶湖に関する知見を幅広く集約して、一つのいわば百科事典的な冊子を作成しようではないかという声が、県庁を中心として起こり、それに研究センター、琵琶湖博物館も共鳴して、ここに「琵琶湖ハンドブック」が完成した。

ここには、まず琵琶湖のあらましとして、その生成と変化の地誌的な知識から始まって、生物の姿、人々の生活と生産を通じた関わりの歴史と現状、さらには関連する法制度までと、琵琶湖に関わる殆どすべてのジャンルの情報が集大成されている。琵琶湖に関連する著書や研究論文などは枚挙に暇がないほど数多いが、この種の事典はこれまで類を見ないものであろう。琵琶湖について何かを知りたいと思ったとき、とりあえず開いてみることで、必要な情報ないしはそれに近い情報が見つかるようなものでありたいと考えた。また百科と銘打つ以上は、出来るだけ内容の正確さは言うまでもないが、その客観性もまた大事である。そのため執筆は、県庁で長年その課題に関して業務をしてきた各部局の担当者と、テーマごとに専門的な研究を蓄積してきた研究センターの研究者が、それぞれの得意とするところを分担し、またそれ以外にも外部の多くの専門家の協力を得ることとした。

なお、記述内容についてはできるだけ最先端の知見・情報を盛り込むことに努めたが、最先端であるがゆえにたちまち時代遅れとなるケースがあり得る。ここではできるだけそうならないよう、内容の普遍性にも配慮したので、相当長期に活用していただけるものと考えている。しかし将来的には、状況が許せば必要部分の修正と新たな情報を、適宜加除的に追加配布することで、長年月にわたって常備のハンドブックとして利用されるようなものになれば幸いと考えている。いずれにしてもこのハンドブックが、滋賀と琵琶湖に関心のある人達すべてに必携ともいうべき冊子となることを願っている。

琵琶湖・環境科学研究センター長 内藤 正明

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滋賀県琵琶湖環境部環境政策課
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