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琵琶湖ハンドブック

(発刊にあたって)

発刊にあたって

滋賀県は、1983年に「琵琶湖―その自然と社会―」を発刊しました。

この本は、1984年に滋賀県で開催された「第1回世界湖沼環境会議」を前に、琵琶湖と滋賀の姿を自然、歴史、生活、産業など幅広い分野から紹介したものでした。

それから20年余。富栄養化の阻止が大きな課題であった琵琶湖の水質問題は、今、難分解性有機物の解明が喫緊の課題となりました。異常に繁茂する水草は、1994年の大渇水以降の現象です。滋賀の人口は1984年の111万人にから、2006年には138万人となりました。琵琶湖も滋賀もその様相を大きく変えました。

滋賀県では、2007年11月、「全国海づくり大会」が開催されます。これを機に今一度、琵琶湖の姿を幅広く、わかりやすく紹介することが必要でないか。知識や情報の共有があって琵琶湖の課題への理解と関心が高まり、ひいては美しく豊かな琵琶湖を取り戻す活動につながるのでないか。その取り組みの一つとして、琵琶湖小事典を発刊してはどうか。全国海づくり大会の開催が決定した一昨年の秋、そのような提案をいただきました。この「琵琶湖ハンドブック」は、その提案がきっかけになって企画、発刊にいたったものです。

琵琶湖には多くの人々が様々な関心を寄せます。水質保全活動に取り組むNPOや子ども達の環境学習活動に取り組む皆さん、創作活動やレジャー利用で琵琶湖の価値を楽しむ人たち、そして職務として琵琶湖の総合保全に関わる行政職員等々。そこではより多くの、そして分かりやすい知識、情報の提供が期待されています。

一方、琵琶湖に関しては、県内の各大学、琵琶湖・環境科学研究センターや琵琶湖博物館などの調査研究機関が、日々新たな科学的知見を蓄積しています。それらの成果は、各機関の努力で社会還元が進められていますが、体系化されていないとか、専門的でありすぎるといった指摘が少なくありません。

この琵琶湖ハンドブックは、こうした期待や課題に応え、両者のつなぎの役割を果たすことを目的にしました。したがって、多くの項目を取り上げ、琵琶湖の全体を知っていただくことに力点をおいています。こうした編集に多くの人たちの支持が得られ、琵琶湖への理解と関心が高まり、琵琶湖総合保全への連携と協働の輪が広がることになれば望外の喜びです。

なお、このハンドブックは、ご活用の皆さんの声をいただきながら加筆修正を行い、より広範な読者の利用に供することが出来るよう努めてまいりたいと考えております。

琵琶湖ハンドブック編集委員会委員長

滋賀県琵琶湖環境部長 伊藤 潔

お問い合わせ

滋賀県琵琶湖環境部環境政策課
電話番号:077-528-3354
FAX番号:077-528-4844
メールアドレス:de00@pref.shiga.lg.jp