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議会速報(平成21年2月予算特別委員会)

県議会(予算特別委員会)の答弁内容のうち「アールディエンジニアリング最終処分場問題」に関係する部分を速報でお知らせします。

平成21年2月定例会 予算特別委員会

  • 西川仁議員 (日本共産党滋賀県議会議員団) 3月10日(火曜日)
    • RD最終処分場問題について
      1. 2億1,127万2千円の内容と個別金額をどのように積算しているのか。
      2. 覆土工、水路等で1800万円となっていますが、どのような工事になっているのか。
      3. 緊急対策の覆土が23,000平方メートルということであれば処分場面積の約半分になる。「手戻りにならないようにする」との答弁もあり、これが恒久対策になってしまうのではという住民の不安がある。覆土工についての県の考えを尋ねる。
      4. 下記へ
        • 4-1.処分場水処理の管理について、具体的な内容を問う。
        • 4-2.今までの答弁の中で、恒久対策でないのは明らかだと思うが、こういう緊急対策を決めていく上でどういう経過をたどったのか問う。
        • 4-3.県の責任で打ち出してると理解していいのか問う。
  • 西川仁議員 (日本共産党滋賀県議会議員団) 3月10日(火曜日)
    • 5.平成19年に摂南大学の宮田教授がダイオキシンに関する除去問題について議論・定義をされており、また、最近では3月4日の朝日新聞の報道でコメントが出されているが、このことに関しての知事の所見を問う。
  • 木沢議員 (対話の会・びわこねっと) 3月10日(火曜日)
    • 産業廃棄物対策事業費について
      • 1-1.最終処分場対策事業において、支障除去等緊急対策事業と対策工調査が予定されているが、実施のスケジュールについて明らかにされたい。
      • 1-2.対策工調査において、ケーシング調査の内容も第三者を交えた話し合いの場で、地元住民の意見を聞いた上で、決まっていくのか。
      • 2-1.緊急対策事業実施にあたっての地元説明はどのように行うのか。
      • 2-2.緊急対策工事の覆土も、地元住民に説明し、理解を得た上で実施するということか。
      • 3.事業者責任追及について、対策工事は県のスキームで行うが、求償できる「責任者」の範囲はどこまでか。
      • 4.県はこれまで、この「責任者」をどの程度把握しているのか。
      • 5.責任追及の新年度予算422万2千円は、どこまでこれを把握、追及しようとするものか。
      • 6.対策工事のうち、具体的にどれくらいの費用の回収を見込んでいるのか。

西川仁議員(日本共産党・滋賀県議会議員団)

西川仁議員 質問(要旨)

1.2億1,127万2千円の内容と個別金額をどのように積算しているのか。

部長答弁

最終処分場特別対策事業の2億1,127万2千円は、最終処分場支障除去対策工として、1億8,375万円、事業者等責任追及として422万2千円、処分場施設管理として830万円、周辺環境影響調査として1,500万円を計上しているところでございます。

このうち、支障除去対策工1億8,375万円の内容でございますが、調査および設計に5,000万円、焼却炉の撤去に8,500万円、覆土工、水路工に1,800万円、仮置き廃棄物適正管理・水処理施設放流水の下水道接続および西市道側法面工、あわせて1,600万円、施工管理費や事務費などに1,475万円となっています。

西川仁議員 質問(要旨)

2.覆土工、水路等で1800万円となっていますが、どのような工事になっているのか。

部長答弁

覆土は、RD最終処分場の全体面積約4万8千平方メートルのうち、現在覆土されていない約2万3千平方メートルについて行うことが基本でございますが、最終的には、詳細設計でその範囲を詰めていくことになります。

緊急対策で行う覆土は、RD最終処分場の廃棄物の露出している部分からの廃棄物の飛散流出防止と、廃棄物にふれた表流水が公共用水域へ流出しないよう防止することを目的としたものでございます。

この覆土の工事は、近隣の公共工事等から調達した土を有効活用することや、部分的には、仮設によるシート等を使用することも検討していく考えでございます。

また、水路工でありますけれども、表流水が処分場から速やかに排水されるように、既設水路の修繕等を行う計画でありますが、具体的な内容は詳細設計で詰めていくことといたしております。

西川仁議員 質問(要旨)

3.緊急対策の覆土が23,000平方メートルということであれば処分場面積の約半分になる。「手戻りにならないようにする」との答弁もあり、これが恒久対策になってしまうのではという住民の不安がある。覆土工についての県の考えを尋ねる。

部長答弁

今程も申し上げましたように、緊急対策の覆土の目的は、廃棄物の飛散流出防止と、RD最終処分場の表流水が公共用水域へ流出しないよう防止することであります。

先の代表質問での沢田議員のご質問に対して「手戻りがないよう努めたい」と知事が答弁しましたのは、緊急対策工事施工にあたっては、将来の恒久対策の施工も想定して、手戻りをできる限り少なくしたいとの考えによるものであります。

本来、覆土は何れの対策工においても工期の最終段階において施工するものであり、恒久対策を実施していくとなれば、施工上、一定の手戻りが生じることも、やむを得ないものと考えております。

このことから、緊急対策工事としての覆土の実施にあたりましては、他の工事の残土の有効活用による経費の削減を始めといたしまして、廃棄物の飛散流出や表流水の公共用水域への流出といった生活環境保全上の支障等のリスクに配意した施工範囲の決定、さらには、来年度実施予定のケーシング調査の実施スケジュールなどを勘案しまして、詳細設計のなかで可能な限り、手戻りがないよう検討してまいりたいと考えております。

西川仁議員 質問(要旨)

4-1.処分場水処理の管理について、具体的な内容を問う。

部長答弁

処分場施設管理費として、830万円を計上しているところでございますが、その内訳は、修繕や薬剤費も含めた水処理施設の運転管理費に620万円、運転に係る電気・水道代に60万円、および放流水の下水道使用料に150万円となって積算をしております。

この水処理施設は、平成13年12月に発した改善命令でRD社に設置させたものでありまして、処理水の放流先の問題から、現在は稼働していない施設でありますが、処分場の下流方向に位置し、日量112立方メートルの汚染水を浄化する機能がございます。

汚染された浸透水を浄化し、地下水汚染の拡散を極力防止するため、破産管財人とも協議した上で、運転したいと考えているところでございます。

西川仁議員 質問(要旨)

4-2.今までの答弁の中で、恒久対策でないのは明らかだと思うが、こういう緊急対策を決めていく上でどういう経過をたどったのか問う。

部長答弁

これまでのご質問にもお答えしているところでありますけれども、今回21年度の当初予算に「よりよい原位置浄化策」にかかります対策工の本格予算を計上しない。そういうことに決定したものでありますけれども、その後、それでは、たちまち住民の生活の支障、たちまちの手を打つ必要がございますので、それについて検討を行い、緊急対策経費を部の方でそれを試算、そして、積算をいたしまして、それを本格的予算の代わりに計上しようというものでございます。

西川仁議員 質問(要旨)

4-3.県の責任で打ち出してると理解していいのか問う。

部長答弁

そういうことでございます。

西川仁議員 質問(要旨)

5.平成19年に摂南大学の宮田教授がダイオキシンに関する除去問題について議論・定義をされており、また、最近では3月4日の朝日新聞の報道でコメントが出されているが、このことに関しての知事の所見を問う。

知事答弁

3月4日の新聞報道に関しての所見でありますが、「私が全量撤去を公約に掲げていた」との記述は、事実と異なっておりますが、周辺自治会に合意と納得をいただくためにも、このような意見や見解に関して、確実な事実確認を行い、県としてしっかりお答えしていくことが大切と考えております。

同時に県行政を預かる知事の立場としては、1日も早いRD問題の解決に向けて、県民に対する説明責任を果たしうる現実的な対応が求められております。

具体的には、特措法をはじめとする法制度をしっかりと踏まえるとともに、県の財政状況や、RD最終処分場の現状等を総合的に勘案して対応していかなければならないと考えております。

そのためにも、今後、中立的な第三者のお力をお借りし、冷静・客観的な話し合いを行い、地元住民の皆さんとともに、栗東市にもご協力いただき、RD問題の1日も早い解決を目指していきたいと考えております。

木沢議員(対話の会・びわこねっと)

木沢議員 質問(要旨)

1-1.最終処分場対策事業において、支障除去等緊急対策事業と対策工調査が予定されているが、実施のスケジュールについて明らかにされたい。

部長答弁

対策工予算見送りの判断を受けまして、この予算を提出させていただいております。予算成立後にできるだけ早く、今回の判断の考え方とともに緊急対策事業や対策工調査の内容など来年度取り組みの全体像について、地元住民の皆さまに説明させていただきたいと考えております。

緊急対策工事の具体的な内容や実施時期については、その対策の趣旨から、地元住民の皆さんに説明をさせていただき、ご理解をいただいて早期に着手したいと考えております。

対策工調査につきましては、今、申し上げた緊急対策工事を実施していくための詳細設計の他に、有害物のケーシング掘削調査を考えております。このケーシング掘削調査につきましては、掘削箇所や実施時期など、具体的な内容について、第三者を交えた話し合いの場の発足後に、その運営の中で、地元住民の皆さまのご意見や、中立的な第三者の客観的な評価、コメントをいただき、決めてまいりたいと考えております。

木沢議員 質問(要旨)

1-2.対策工調査において、ケーシング調査の内容も第三者を交えた話し合いの場で、地元住民の意見を聞いた上で、決まっていくのか。

部長答弁

今、議員がおっしゃっていただいたとおりとこちらも理解をしています。

木沢議員 質問(要旨)

2-1.緊急対策事業実施にあたっての地元説明はどのように行うのか。

部長答弁

今ほども申し上げましたように、緊急対策事業につきましては、できるだけ早く地元住民の皆さまに説明させていただくことが必要と考えております。

説明会の対象や時期など、どのような形で開催するかにつきましては、今後、地元自治会、あるいは栗東市ともよく相談をさせていただいて決めていきたいと考えております。

木沢議員 質問(要旨)

2-2.緊急対策工事の覆土も、地元住民に説明し、理解を得た上で実施するということか。

部長答弁

工事を行うものでありますので、地元住民の皆さんの理解を得られるようしっかりと説明をしてまいりたいと思っております。

木沢議員 質問(要旨)

3.事業者責任追及について、対策工事は県のスキームで行うが、求償できる「責任者」の範囲はどこまでか。

部長答弁

廃棄物処理法では、産業廃棄物処理基準等に適合しない産業廃棄物の処分が行われた場合において、生活環境保全上の支障等があると認められるときは、処分者等に措置命令を発し支障等の除去を求めるものとされております。また、この支障の除去等を行政代執行として都道府県知事が実施する場合は、処分者等に対して、費用の徴収ができるとされております。

この処分者等には、当該不適正な処分を行った者や、当該処分者等に委託基準に違反をして不適正な委託を行っていた排出事業者が該当いたします。

また、当該不適正処分等をすることを要求し、依頼し、また、唆すなどの行為を行った者についても、処分者等に該当することになります。

木沢議員 質問(要旨)

4.県はこれまで、この「責任者」をどの程度把握しているのか。

部長答弁

昨年5月28日にRD社および元代表取締役、同年7月24日に不適正処分に関係していたと見られる元役員等3名に対し、廃棄物処理法に基づき措置命令を発出いたしました。

また、排出事業者については、RD社から当時の契約書等の関係書類を入手しており、その内容の確認作業を進めているところでございます。今後、確認作業を進める中で、不適正な委託等の疑いがある場合は、廃棄物処理法に基づく報告徴収を行い、委託基準違反等がないか、委託内容の確認を行う考えでございます。

なお、将来において、不適正処分に関与した者や、不適正な委託を行った排出事業者等が明らかになった場合に、費用求償を行っていくため、昨年6月に、措置命令の公告を行っているところでございます。

木沢議員 質問(要旨)

5.責任追及の新年度予算422万2千円は、どこまでこれを把握、追及しようとするものか。

部長答弁

排出事業者については、県が保管しております産業廃棄物処理実績報告書に延べ11,000社の取引が記録掲載されており、これをもとに、排出事業者名、所在地および持ち込み産業廃棄物等の取引内容を整理し、不適正な委託処分を行った排出事業者の特定を行う必要があります。

ご質問の422万2千円は、この産業廃棄物処理実績報告書やRD社の資料をもとに、排出事業者を整理し、調査するために、臨時的任用職員の雇用等の必要な経費を計上したものであります。

予算執行を通じて、できるだけ早く特定作業を完了させ、不適正事案の把握に努めたいと考えております。

木沢議員 質問(要旨)

6.対策工事のうち、具体的にどれくらいの費用の回収を見込んでいるのか。

部長答弁

現段階では、まだ行政代執行に着手しておらず、債権が発生していないため、債権を回収するための必要な調査や措置を講じることはできず、具体的な費用回収の見込みについてのお答えは困難でございますので、ご理解たまわりたいと存じます。

行政代執行に着手をし、債権が発生した場合には、速やかに、法的な手段等を講じることによりまして、費用の回収に全力で取り組んでまいりたいと考えています。

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お問い合わせ

滋賀県琵琶湖環境部最終処分場特別対策室 
電話番号:077-528-3670
FAX番号:077-528-4849
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