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議会速報(平成19年12月代表質問・一般質問)

県議会の答弁内容のうち「アール・ディエンジニアリング最終処分場問題」に関係する部分を速報でお知らせします。

平成19年12月定例会

  • 代表質問
    • 対話の会・びわこねっと 12月6日(木曜日)
  • 一般質問
    • 九里議員(民主党・県民ネットワーク)12月13日(木曜日)

代表質問

  • 対話の会・ びわこねっと (佐橋議員)
    • 琵琶湖の再生とアール・ディエンジニアリング問題について
      1. RD問題が発覚してから適切な対応をしなかった責任を誰がどのように取るのか。
      2. RD処分場などの問題が発生しないよう「不作為」や「不適切対応」が起きない取り決めが必要と考えるがどうか。

一般質問

  • 九里議員 (民主党・県民ネットワーク)
    • アール・ディエンジニアリング産業廃棄物最終処分場の今後の対策について
      1. 対策委員会のまとめを現実のものとする対策工法をいつ頃、近隣住民に示されるのか。
      2. 焼却炉撤去対策は即刻行うべきと考えるがどうか。
      3. 県が対策を検討する上で、最優先するのは「県民の安全・安心」か、それとも財政の実情か。
      4. 知事が地元住民と直接対話すべき時期にきていると考えるが、その予定はあるか。
  • 九里議員 (民主党・県民ネットワーク)
    1. 今日までの滋賀県としての住民への説明責任と今後の解決に向けての対応をどのように考えているか。
    2. 対策委員会の委員の任期中に答申を出すことができるのか。答申ができない場合はどのような具体策を提示できるのか。 当初予定と比べて時間的に厳しい状況と考えるが、
    3. 当初予定と比べて時間的に厳しい状況と考えるが、進捗についてどのように考えているのか。掘削調査と今後のスケジュールを含めて伺う。
    4. RD処分場の約72万立方メートルの埋立が判明したが、県の許可容量の認識について伺う。
    5. 対策委員会で示された対策工法の中で、時間軸、財政面も含めた現実味のある対策工(案)はどれか。

代表質問 対話の会・びわこねっと(佐橋議員)

対話の会・びわこねっと 代表質問(要旨)

1.RD問題が発覚してから適切な対応をしなかった責任を誰がどのように取るのか。

知事答弁

RD最終処分場問題の対応は、これまで改善命令に基づく是正工事をRD社に実施させるとともに、緊急的な対応として、硫化水素ガスの監視、地下水汚染影響が心配される処分場下流域の家庭井戸の飲用使用の自粛などを栗東市とともに、その都度適切な対応を行ってまいりました。

しかしながら、問題が解決に至らず長期化している現状において、現在、「RD最終処分場問題行政対応検証委員会」で、これまでの県の行政対応のどこに問題があったかを検証し、問題点の明確化を図り、県行政としての責任を明らかにするとともに、このような問題が二度と起こらないよう再発防止の検討を行っております。

どのような責任を果たすべきかは、この検証委員会からの報告書を見た上で判断してまいりたいと考えております。

対話の会・びわこねっと 代表質問(要旨)

2.RD処分場などの問題が発生しないよう「不作為」や「不適切対応」が起きない取り決めが必要と考えるがどうか。

知事答弁

最終処分場における違法な埋立や不法投棄などにより、住民の生活環境が脅かされないよう、確実に対応していく必要があることは議員ご指摘のとおりでございます。

このため、県としましては廃棄物処理法に基づき厳格かつ的確な法の運用を図るとともに、さきほど申し上げましたように、現在すすめております行政対応検証委員会の検証結果も踏まえ、監視や指導などの徹底・強化を行うための方策を検討していく必要があると考えております。

一般質問 九里議員(民主党・県民ネットワーク)

九里議員 一般質問(要旨)

1.対策委員会のまとめを現実のものとする対策工法をいつ頃、近隣住民に示されるのか。

知事答弁

現在、RD最終処分場問題対策委員会では、生活環境保全上の支障の除去のための工法について、廃棄物の全量撤去から現位置での浄化対策に至る幅広い議論がなされ、第10回目となります12月27日には、対策工について委員一人ひとりのご意見が述べられることとなっております。

また、1月には、対策委員会が周辺住民の皆さんのご意見を聞かれる予定となっております。
RD対策委員会には、地元の代表の方、専門家をはじめ各界の委員の方々のご熱心な議論に心から敬服と感謝をさせていただきたいと思っております。

対策委員会は昨年12月26日に発足し、ちょうど丸一年近くになるわけでございます。当初の予定では、一年間の集中審議により報告書のとりまとめをお願いしておりましたが、対策委員会の立ち上がりが遅れたこと、追加調査のあり方の検討に時間を要したこと、委員会を開催しようとしたが定足数に満たず協議会になったことがあったこと、追加掘削調査が現在中断していること、このようないくつかの要因により、かなり厳しいスケジュールとなっております。

しかし、来年度から対策工に着手するためには、遅くとも、年度内に実施計画書(案)を策定する必要がありますので、対策委員会には鋭意審議を尽くしていただきご報告を取りまとめていただきたいと願っております。

この報告を受けて策定します実施計画(案)につきましては、策定にあたっては、できるだけ速やかに、住民の皆さんにお示しし、ご説明させていただいた上で、取りまとめたいと考えております。

九里議員 一般質問(要旨)

2.焼却炉撤去対策は即刻行うべきと考えるがどうか。

知事答弁

RD処分場には、平成元年に許可した廃プラスチックや廃油などを燃やす焼却炉と、平成7年に許可した木くずを燃やす焼却炉があります。

周辺住民の皆さんは、特に、平成元年に許可した焼却炉については、施設が老朽化しているため炉内の焼却灰などに含まれるダイオキシン類が、大気中に飛散するのではないかと心配されておられます。

このため、本年8月に、焼却炉内のダイオキシン類の調査を行い、炉内の煤塵や付着物、さらには焼却炉から環境基準(1ng−TEQ/g)を超えるダイオキシン類が検出されました。

この焼却炉内の煤塵や付着物さらには焼却灰の状況についてですが、煤塵や付着物は、煙突の内部などに専用の金属器具で削り取らなければならない状態でこびりついております。焼却灰は、投入口やかき出し口が締め切られて焼却炉内に密閉された状態で残っております。それゆえ、いずれも風雨により飛散する状況にはないと判断しているところでございます。

また、焼却炉の電気集塵機に使用されている断熱材についてですが、現在、露出しておりますが、飛び散っている状況ではありません。

この断熱材を調べましたところ、アスベスト製ではなくグラスウール製であり、グラスウールはガラスで出来た人工繊維で、大きさが4~8ミクロン程度と比較的太く、仮に吸い込んでも肺に達することなく、鼻や気管支で除去され、痰などによって排出されると言われておりまして、法的にも規制されておらず、直ちに、危険を及ぼすことはないと考えております。

従いまして、議員ご指摘のダイオキシンや断熱材につきましては、対策工の中で併せて同時に適切に措置していくこととしております。しかしながら、平成元年に許可した焼却炉は、H鋼により補強されているものの老朽化が進んでいるため、対策工に着手する際には、優先して焼却炉に関する対策を実施すべきと考えております。

九里議員 一般質問(要旨)

3.県が対策を検討する上で、最優先するのは「県民の安全・安心」か、それとも財政の実情か。

知事答弁

県が実施する対策工は、地域住民を始め県民の皆さんの安全を最優先に考えた対策でなくてはならないと考えております。

また、この対策は、県の公費を投入するとともに、国の支援を受けて代執行により実施するものでありますことから、科学的な知見に立った効果的で合理的な対策であり、経済的にも優れたものでなくてはならないと考えております。県民のみなさんのご理解、あるいは、税金を投入する際の基本的要件であると考えております。

その上で、県の実施する対策工につきましては、住民の皆さんに安心いただけるよう、確実に説明責任を果たさなければならないと考えております。

九里議員 一般質問(要旨)

 4.知事が地元住民と直接対話すべき時期にきていると考えるが、その予定はあるか。

知事答弁

RD処分場の掘削調査につきましては、ドラム缶等の違法な埋立など不適正処分の状況を調査し、生活環境保全上の支障の除去の検討と不適正処分を行った事業者等の責任を追及するために行うものでございます。

10月に開催された対策委員会や対策委員会協議会において協議を頂き、掘削調査の箇所や内容は承認いただきましたが、掘削調査の開始から二日目に近隣の一自治会から抗議をいただき、調査を中断いたしました。

その後、自治会とは協議や文書による協力要請を行っておりますが、現在も、中断したままとなっております。

対策委員会において、対応策の検討がすすめられるなか、いつまでも掘削調査を中断することは許されません。一刻も早くご理解をいただき、再開できるよう努力してまいります。

私が地元に直接出向いていくことにつきましては、今後の展開や状況を見て判断させていただきたいと考えております。

いずれにいたしましても、まさに議員ご指摘のように、新幹線新駅問題において得ました教訓をもとに、住民のみなさんと十分情報を共有し、その中でみなさんの納得のいく方策を考え、対策を考えるのが、私どもの役目であり、責任であると考えているところでございます。

九里議員 一般質問(要旨)

 1.今日までの滋賀県としての住民への説明責任と今後の解決に向けての対応をどのように考えているか。

部長答弁

昨年6月にRD社が経営破綻し、同社による処分場の是正が見込めない大変厳しい事態に陥りました。このため県では、昨年10月に「RD最終処分場問題の解決に向けた県の対応方針」を公表し、以来、今日までこの方針に基づき、問題解決に向けた取り組みを行ってきました。

特に、地下水汚染など生活環境保全上の支障を除去する対応策の検討につきましては、地域住民の代表や学識経験者などで構成される「RD最終処分場問題対策委員会」を設置し、科学的で、専門的かつ幅広い検討を熱心に行っていただいてきたところです。

このような今日までの経過の中で住民の皆さんに対しましては、対策委員会の全面公開を始め、ホームページにおいて対策委員会の資料や議事録、周縁地下水モニタリング調査等の各種調査結果などの公開を行ってまいりました。また、対策委員会の検討資料につきましては、専門性が高いものではありますが、図や表を多く使い、わかりやすいものとなるよう努めてまいっております。

周辺自治会に対しましては、県の対応方針や本年度実施しました追加調査計画の説明、さらに、8月には追加調査の現地説明会を開催したところです。

また、対策委員会の委員に就任いただいていない自治会に対しましては、節目節目ごとに対策委員会の検討状況等を説明し、説明責任を果たしてきており、今後も引き続いて行ってまいりたいと考えております。

なお、県・市連絡協議会を開催し、回数も11回をかさねております。こういったことによって地元栗東市と密接な情報の共有化を図っているところです。さらに私といたしましても、住民の方々と直接お出会いをさせていただき、状況や方向性について、随時お話をさせていただいております。

次に、今後の解決に向けての対応についてでありますが、対策委員会では、今後対策工の本格的な審議が行われ、あわせて住民意見も踏まえて報告書が取りまとめられる予定です。県としましては、対策委員会の報告書を受け、実施計画を策定することになりますが、実施計画(案)の段階においても、安全を確保する対策案をもって、住民の皆さんにきちっと説明をさせていただきたいと考えております。

九里議員 一般質問(要旨)

 2.対策委員会の委員の任期中に答申を出すことができるのか。答申ができない場合はどのような具体策を提示できるのか。

部長答弁

かなり厳しいスケジュールとなってきておりますが、なんとか対策委員会で報告書を取りまとめていただき、来年3月までに実施計画(案)を策定したいと考えております。その報告書をいただくためには、現在中断しております掘削調査を早期に再開できるよう協力をお願いし、調査結果を明らかにする必要があると考えております。

このように掘削調査に必要な期間と対策委員会で審議いただく期間を勘案しながら、委員の任期中に答申いただけるよう努力したいと考えております。

なお、万が一、任期中に答申いただけないような状況に陥りましても、その状況を踏まえて適切な対応が取れるよう関係者にご協力をお願いしたいと考えております。

九里議員 一般質問(要旨)

3.当初予定と比べて時間的に厳しい状況と考えるが、進捗についてどのように考えているのか。掘削調査と今後のスケジュールを含めて伺う。

部長答弁

知事答弁にございますように、対策委員会の立ち上げが遅れたことや掘削調査の中断などから、当初の予定に比べてかなり厳しい状況にございますが、対策委員会で報告書を取りまとめていただき、年度内には実施計画(案)を策定し、来年度から対策工に着手できますよう努力してまいりたいと考えております。

九里議員 一般質問(要旨)

4.RD処分場の約72万立方メートルの埋立が判明したが、県の許可容量の認識について伺う。

部長答弁

処分場の埋立容量は、廃棄物処理法の規定に基づき施設許可を得る必要があり、許可容量以上の埋立が許可なく行われた場合は、状況を把握の上、法に基づき当該事業者に対し施設の是正を命じるとともに、業の許可を取り消すなど厳しい処分を行わなければならないものと考えております。

RD処分場においては、許可容量を約32万立方メートルも超える廃棄物が埋め立てられていたことが判明しました。本来であれば、ただいま申し上げましたとおり、法に基づく処分を行わなければなりませんが、事業者が経営破綻しましたことから、制度上やむを得ず、残りました方策として、県といたしましては、法に基づき代執行事業として対策工を実施し、RD処分場から「生活環境保全上の支障」を除去していく方策を進めているところであります。

九里議員 一般質問(要旨)

5.対策委員会で示された対策工法の中で、時間軸、財政面も含めた現実味のある対策工(案)はどれか。

部長答弁

対策委員会では、対策工案について、工事中の騒音、悪臭など周辺環境への影響や工期、また2次汚染などのリスクに対する安全性、ならびに工法全般の経済性などを評価した上で、効果的で合理的な対策工法を選定していただくようお願いしております。今後、対策委員会で報告書を取りまとめていただき、その上で、県といたしましても、同様の方針で実施計画を策定していきたいと考えております。

お問い合わせ

滋賀県琵琶湖環境部最終処分場特別対策室 
電話番号:077-528-3670
FAX番号:077-528-4849
メールアドレス:df0001@pref.shiga.lg.jp