琵琶湖は、水資源としてだけでなく、豊かな生態系を育み、その周りに住む人たちによって固有の文化や景観が形成されるなど、多様な価値を持っています。
高度経済成長期を経て、私たちは安全・安心で便利な暮らしを手に入れました。
しかしその一方で、普段の暮らしの中で川や琵琶湖との関わりが薄くなり、身近な生態系の変化に気付くことが難しくなってしまいました。
こうした反省から、滋賀県では、国の6つの省庁※が平成9年度(1997年度)から2カ年にわたり共同で実施した「琵琶湖の総合的な保全のための計画調査」をふまえて、琵琶湖を健全な姿で次世代に引き継ぐための指針として、平成12年(2000年)3月に、琵琶湖総合保全整備計画(マザーレイク21計画)を策定しました。
マザーレイク21計画では、2050年頃の琵琶湖のあるべき姿を念頭に、平成11年度(1999年度)から平成22年度(2010年度)までを第1期、平成23年度(2011年度)から平成32年度(2020年度)までを第2期として、琵琶湖を保全するための幅広い取り組みを進めています。
今回、第2期の開始に当たって計画の改定を行い、2010年度までの第1期計画期間の評価をふまえて第2期計画期間の目標を設定しました。
※国土庁・環境庁・厚生省・農林水産省・林野庁・建設省(1999年3月当時)
計画の進行管理では、状況に応じ、施策の内容だけでなく、目標や指標も修正を加える「順応的管理」の手法を取り入れています。計画の評価段階では、目標の達成状況について、指標と施策(事業)の進捗状況から、複層的な評価を行います。その際の多様な主体の参画の場となるのが「マザーレイクフォーラム」です。
概要版
本編
資料編
『思いをつなぎ、命をつなぐ。母なる湖琵琶湖と共に』(外部サイトへリンク)《GreenTV Japan(制作会社)ホームページ内で配信》(外部サイトへリンク)
マザーレイク21計画を紹介する動画をご覧いただけます。なお、動画の配信には、YouTubeを利用しています。