1.
2.
3. 1号議案 会議要旨
4報告事項 (1)
5報告事項 (2)
引き続きまして平成20年度の滋賀県防災会議を開催いたします。本日はみなさま大変お忙しいところ、ご出席ありがとうございます。
さて、ご承知のように、5月に入りましてから世界各地で次々と大災害が起きております。5月2日の夜から3日にかけては、大型のサイクロンがミャンマーを直撃いたしました。国連人道問題調整事務所からは死者・行方不明者が最高で推計10万人以上という大惨事となっているという報告も伺っております。
また、5月12日には中国の四川省で内陸直下型の大地震が発生いたしました。中国地震局によりますとマグニチュード8.0で、震源の深さが19kmと浅かったこともあり、想像を絶する被害となったことを、報道を通して目のあたりにしたところでございます。平日の昼間の発生であったため、学校で校舎の倒壊によって本当に痛ましい、子どもたちの事故が起きているところでございます。一人っ子のお子さんを亡くされた親御さん達の叫び、本当に人ごとに思えず、私どもも涙しているところでございます。
日本におきましても、近年は地球温暖化の影響とも考えられる大型で強い台風、あるいは予測ができない局地的な集中豪雨によりまして、風水害や土砂災害が各地で発生しております。地震につきましても、昨年は震度6強という大きな地震が能登半島と新潟中越沖で相次いで発生いたしましたが、今世紀に入って震度6弱以上の地震がすでに11回も発生しております。これまであまり予測されていなかった地域でも発生するなど、どこで起きても不思議ではない状態が続いております。
こうした中から、本県におきましては、災害から県民のみなさんの命と暮らしを守るため、地震防災プログラムを柱にいたしまして、総合的、計画的に減災への取組みを推進しているところであります。また、水害に対しましても流域治水という考え方に基づきましてハード・ソフトの両面にわたり地域防災力の向上に努めているところでございます。
先日、東近江市でハザードマップが公表されました。ちょうどその直後に東近江市へお伺いしましたけれども、これまでハザードマップを出すことに、私どもたいへん躊躇しておりました。そんな危険性があるなら、まず行政として公助、ハード整備をしたらという要望をいただいておりました。もちろん、それはそれで大事ですけれども、ハード整備だけで公助だけで守りきれない、そのような災害がたくさんあると言うことを県民のみなさまにお伝えしてまいりました。
最近は、いざという時は自分たちの命は自分たちで、あるいは隣近所で共助あるいは互助という形での気運が高まっております。地域の防災力が災害から命を守る大きな力になるものと確信しておりまして、これを高めていくことが防災対策のたいへん重要な柱であると考えております。行政、住民、事業者が、それぞれの役割を果たしながら連携して地域の防災力を高め、社会全体で災害に立ち向かっていきたいと考えておりますので、引き続きみなさまのお力添えをよろしくお願い申し上げます。
さて本日の会議では、滋賀県地域防災計画の修正案につきましてご審議いただきますとともに、災害対策に関連しました事項等についてご報告をさせていただくこととしております。委員のみなさまにおかれましては、それぞれの立場から積極的なご意見をいただきますようお願い致しまして、開会にあたりましての私の挨拶とさせていただきます。 本日はどうかよろしくお願い致します。
本日の会議は、委員定数50名のうち、出席者44名で定足数の過半数を満たしています。滋賀県防災会議条例第3条第2項の規定に基づき会議が成立することを報告します。
それでは、ここで配布資料の確認をさせていただきます。本日の次第と委員名簿、議案、報告事項が1冊となっております。そして青い冊子が現行の地域防災計画の風水害等対策編、震災対策編、原子力災害対策編、事故災害対策編となっています。
委員の皆様のご紹介については、配布しています資料1の滋賀県防災会議委員名簿にて、紹介に代えさせていただきますので、ご了承をお願いします。
それでは、ただ今から議事および報告事項に入らせていただきます。会議の議長は、滋賀県防災会議条例第3条第3項の規定に基づき会長があたることになっていますので、会長に議長をお願いします。