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更新日:2026年9月18日
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令和8年度病害虫発生予察特殊報第1号(雑草)の発表について ~「カロライナツユクサ」を県内で初確認~
提供年月日:2026年9月18日
外来植物「カロライナツユクサ」の発生予察特殊報を発表
令和8年8月下旬、東近江市の水田けい畔(水田のあぜ道)において、カロライナツユクサと疑われる雑草が発見されました(写真1)。国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構において、特定(同定)したところ、県内では未確認のカロライナツユクサCommelina caroliniana Walterであることが判明したことから、9月18日付けで令和8年度病害虫発生予察特殊報1)第1号(雑草)を発表しました。
本雑草は、インドやバングラデッシュ原産の外来植物であり、2010年頃に九州北部で初めて確認され、2012年にカロライナツユクサの和名がつけられました。九州北部では当時より大豆畑でのまん延が確認されており、その後、東海、関東地域でも定着が確認されています。
本雑草の生態・形態および被害について
本雑草はツユクサの仲間で、一年生雑草です。葉の形は、ツユクサに比べやや細長く、花は薄い青色の花弁が3枚、ツユクサは3枚の花弁のうち上2枚が濃い青色のため、開花期の判別は容易です。また、花を包む苞2)が細長く先が伸びるのも特徴です(写真2)。
気温20℃以上で出芽するため、九州では6~9月に多く発生します。九州北部等、これまでに発生が確認されている他県では、主に大豆栽培ほ場やけい畔(あぜ道)で確認されており、大豆作では、ほ場内のまん延により収穫困難となる場合もあります。
写真2 カロライナツユクサ(写真左)とツユクサ(写真右)の違い(JPG:2,275KB)
本雑草の防除対策
県では、農業者に対して、以下の対策を講じるよう強く呼びかけています。
- トラクターやコンバイン等の機械作業や水系で種子が移動し拡散する可能性があり、侵入初期は、ほ場の出入り口やけい畔(あぜ道)際等で発生がみられ、地域全体に急速に拡散することから、発生が少ない場合も見つけたらすぐに防除すること。
- 茎の節から根を出す性質があるため、抜き取って放置せず、ほ場から持ち出して適切に処分すること。
- 大豆ほ場では、3葉期に到達するまでに、3)茎葉処理剤(ベンタゾンナトリウム塩液剤など)で防除し、薬剤の処理の間に4)中耕培土を行う体系が有効であり、水田けい畔(あぜ道)では、開花前にグルホシネート液剤で処理し、ほ場への侵入を防止すること、農薬散布にあたっては農薬使用基準を遵守すること。
(参考)
1)特殊報:県内に今まで発生が確認されておらず、農業生産に影響を及ぼす可能性がある病害虫・雑草を発見した場合や、病害虫・雑草が今までとは違う特異的な発生をする現象が認められた場合に病害虫防除所が発表するもの。植物防疫法が令和4年に改正されたことにより、特殊報発表の対象が病害虫に加え雑草も対象となった。
2)苞:花の付け根にある変形した葉
3)茎葉処理剤:既に生えている雑草の葉や茎に直接散布する除草剤。
4)中耕培土:大豆の生育を良くするために、土を耕し根元に土寄せをすること。
部局名:農政水産部
所属名:病害虫防除所
担当者名:有元
電話番号:0748-46-4926
内線:-
部局名:農政水産部
所属名:農業技術振興センター栽培研究部
係名:作物・原種係
担当者名:平澤