国宝光浄院客殿保存修理工事現場見学会について

国宝光浄院客殿保存修理工事は、滋賀県教育委員会が園城寺(おんじょうじ)から受託し、平成31年4月から国宝光浄院客殿(こうじょういんきゃくでん)の屋根こけら葺(ぶき)の葺き替えを行っています。

こけら葺とは、屋根葺き工法の一つで、厚さ3mmに割った葺板を3cmずつずらして重ね、竹の釘で止めていく、時間と手間を要する日本の伝統技法です。

今回の見学会では、工事用に屋根の軒先付近に設けた足場から間近に修理の様子を見学していただくとともに、文化財専門職員による説明や、葺板(ふきいた)を竹釘で止めるこけら葺体験を予定しています。

 

(1)開催日時

令和元年8月17日(土)

午前:1000分~、1130分~

午後: 130分~、 300分~(計4回)

(見学時間は約30分です)

(2)開催場所

滋賀県大津市園城寺町園城寺境内(光浄院)

(3)定員

現場見学は各回先着40人程度(定員になり次第締切ります)

体験の定員はありません。

(4)参加料

無料(園城寺拝観料は必要です)

(5)申込み

必要ありません。

事業の概要

1.工 事 名

国宝光浄院客殿保存修理工事

2.修理方針

光浄院客殿は、前回の昭和55年の屋根葺替修理から約40年が経過し、屋根こけら葺が全体的に腐朽・破損していました。

また、縁廻り等の木部、建具や飾(かざり)金具(かなぐ)にも破損が見られ、外部の白(しろ)漆喰壁(しっくいかべ)にも剥落(はくらく)やひび割れが生じています。

そのため、今回の保存修理工事では、屋根こけら葺の葺き替えと、木部、建具、飾金具、白漆喰壁などの修理を行っています。

3.工事期間

平成31年4月~令和元年12

4.建造物概要

国宝光浄院客殿

・指定年月日 明治34年3月27昭和271122日(国宝指定)

・構造形式

桁行七間、梁間六間、一重、入母屋造、妻入、

正面(のき)(から)破風付(はふつき)

中門桁行一間、梁間一間、一重、切妻造

総こけら葺

・建立年代

桃山時代慶長6年(1601

光浄院は、園城寺の子院の一つで、室町時代に創建されました。

現在の客殿は、寺が所有する「光浄院客殿建立覚書」より慶長6年(1601)の建立であることがわかります。

正面には軒唐破風、南側面には切妻造の中門を設け、変化に富んだ外観で、内部は2列7室に分かれています。

中門や正面の蔀戸など寝殿造の様式を表す一方で、南西の広間や上段の間には、床と違い棚、帳台構えが備えられており、書院造の様式も表しています。

平安時代の貴族住宅の寝殿造から、桃山時代の住宅様式の書院造へと変遷していく過程の中で造られた、貴重な建造物です。

国宝光浄院客殿 修理前正面東面(外観)の写真
国宝光浄院客殿 修理前 正面(東面)の外観
国宝光浄院客殿 正面(東面)修理中の写真
国宝光浄院客殿 正面(東面)修理中の状況

お問い合わせ

教育委員会事務局 文化財保護課 建造物係
電話番号:077-528-4673
FAX番号:077-528-4956
メールアドレス:ma07@pref.shiga.lg.jp
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