滋賀県立八幡商業高等学校(校長:神崎善明)の簿記珠算部が、「令和3年度第37回全国高等学校簿記競技大会」に滋賀県代表として出場し、東海地方以外の学校として初の「団体優勝」となりました。
また、吉田海翔(よしだかいと)が、高得点で個人優勝を果たしました。
開催日 令和3年7月18日(日曜日)
開催場所 関西学院大学(兵庫県西宮市)
団体の部(47校参加4人1チーム)初優勝
個人の部(232名参加)
吉田海翔 優勝(第1位)
平田遥太 第3位(第3位)
澤歩菜 優良賞(第9位)
(全国高等学校簿記競技大会)
全国商業高等学校校長会および公益社団法人全国商業高等学校協会(全商)が実施する簿記の能力を競う大会。規定時間内に簿記に関する問題を解き得点を競うもの。団体の部と個人の部がある。全国47都道府県で予選を行い、そこで優勝した学校のみが団体として出場が認められる。まさに、高校生の簿記日本一を決める大会である。
滋賀県立八幡商業高等学校は毎年県内の予選を勝ち抜き、連続して全国大会に出場。前回第35回大会は準優勝。優勝(日本一)を目指して取り組んできた昨年第36回大会は残念ながらコロナで中止。そして、今回第37回大会で、念願の優勝(日本一)を達成。過去優勝したのは岐阜県・静岡県・愛知県の学校のみ。最近の20年間に限っては、優勝旗が岐阜県から出たのはわずか1回だけ。そういった状況の中での今回の優勝(東海地方以外に優勝旗が移動したこと)は快挙である。
(滋賀県立八幡商業高等学校の取組)
商業高校の生徒の多くは、各種技能の習得や専門知識向上の一つとして簿記に取り組んでいます。全商や日商(日本商工会議所)の簿記資格が実力を測る資格となりますが、簿記競技大会は、これらの資格を取得している生徒たちがさらに選抜され、学校単位で競う大会であり、全国最大規模のものになります。滋賀県立八幡商業高校は、平成29年度から令和元年まで文部科学省のSPH(スーパープロフェッショナルハイスクール)の指定を受けておりました。その中でも、公認会計士や税理士など高度な資格の取得により、将来ビジネス社会で幅広く活躍できる人材の育成を目標に掲げており、その成果としても喜ばしく思っております。
(生徒の取組)
団体の部は、4名でチームを組み簿記の難問に取り組み、得点を競う形式であり、今回参加した生徒たちは、授業だけでなく、放課後は3時間以上にも及ぶ「簿記珠算部」としての厳しい活動に取り組みます。また、コロナ禍ではありますが、愛知県の高校との合同練習会や通信大会(全国で33校、328名参加)に参加。先輩たちの成しえなかった「日本一」という大きな目標を掲げ、地道に取り組んできた成果ということになります。