県立長浜農業高校食糧生産分野では、課題研究の一環として、古くから木之本町古橋に伝わる伝統茶葉「こだかみ茶」の復活と普及に向けた活動を今年度から実施いたします。「(株)ふるさと夢公社きのもと」の皆様の協力により、10月30日(土曜日)から継続して茶畑の栽培管理実習を実施してきました。こだかみ茶は長浜城主であった羽柴秀吉(豊臣秀吉)が鶏足寺の筆頭別院であった法華寺三珠院(長浜市木之本町古橋)に立ち寄った際、寺小姓をしていた佐吉(のちの石田三成)から差し出された三杯のお茶に感銘を受け、佐吉を家来に召抱えたという三献の茶の一つとして有名な伝統的な茶葉です。また、亀山茶畑では在来種を「こだかみ茶」と呼び、栽培期間中、農薬不使用による生産をされています。
そこで、環境こだわり米の基準を上回る有機肥料使用の県立長浜農業高校産「栽培期間中農薬・化学肥料不使用米」を使ったほうじ玄米茶の開発を目指します。その第一歩として茶畑の整備と栽培管理に取り組みます。故郷の伝統文化を継承し、地域に新たな息吹を吹き込む高校生の取組にご期待ください。
令和3年11月13日(土曜日)10時00分~13時00分
長浜市木ノ本町古橋地区 こだかみ茶整備圃場
10時00分~12時30分 栽培管理実習
13時00分~ 片付け後木ノ本駅へ移動し解散
※雨天の際は7時00分の段階で中止判断いたします。
取材場所がご心配の際は、9時30分に己高庵(長浜市木之本町古橋1094)の駐車場にお越しください。現地へ徒歩で移動します。上記時間外にお越しの際は鶏足寺までお越しください。
県立長浜農業高校生(農業科2・3年食糧生産分野26名)※当日は12名参加