県立彦根東高等学校では、令和4年度入学生より、これまでのSS(スーパー・サイエンス)コースを発展させた新コース「GS(グローバル・サイエンス)コース」を設置します。
SSHの取組を中核となって進めてきたSSコースから、新たにAL(アドバンスト・ラーニングコンソーシアム)構築推進事業を押し進める中核となるコースとして、GSコースを設置します。GSコースでは、自然科学分野だけでなく、人文・社会科学分野も含めた各領域を総合的に学び、探究活動や教科融合授業などを通じて、社会的課題を解決する力を養い、グローバルに活躍するリーダーを育成します。
将来、生徒たちは、AI、ビッグデータの活用など先端技術が取り入れられていく社会に飛び込むことになり、社会そのものが劇的に変化するSociety5.0の到来に直面します。そこから浮かび上がる諸課題に対応するために必要な資質・能力を身につけ、あるいは身につけようとする素地を育むことが大切です。そのために、課題発見能力と課題解決能力を涵養する探究活動、文系理系の枠を超えた学習、実践的な英語力を育む取組、および、ICTを高度に活用するスキルを習得する教育などを行います。ステレオタイプ的な固定観念にとらわれず、膨大な情報の中から必要となるものを主体的に取捨選択して他者と協働して新たな価値を生み出す力(イノベーション力)を育成していきます。
従来のSSコースでの取組をさらに発展させ、以下のことに取り組みます。
(1)課題研究活動
(2)海外の学校との連携・交流(海外研修、海外短期留学、国際フォーラムの開催など)
(3)教科融合授業
(4)高大連携(大学授業の先取り履修、大学の研究者による講義と体験プログラムなど)
(5)ICTの有効活用(JMOOC等をとおした大学講義の視聴による体験プログラムなど)
文理科目の選択に柔軟性をもたせ、多様な進路実現が可能になります。