伝教大師最澄が開いた比叡山延暦寺は、数多くの名僧・高僧を輩出した日本仏教界の頂点に君臨する大寺院であり、中世には権門寺院として政治的にも大きな影響力を誇っていました。こうした延暦寺の地位は、天下統一を目指す織田信長との対立を招き、元亀2年(1571)9月、延暦寺は信長によって焼き討ちにあいます。この中で明智光秀は戦功をあげ、焼き討ち後に近江国志賀郡を拝領し、坂本城を居城としました。焼き討ちによって延暦寺は権門寺院としての力を失いましたが、それでも法脈は絶えることなく復興を遂げ、現在も多くの人々の信仰を集めています。
今回の講座では、比叡山延暦寺境内を文化財専門職員の案内で探訪します。
坂本公民館(講義)→坂本ケーブル坂本駅→坂本ケーブル延暦寺駅→大講堂→にない堂(常行堂・法華堂)
→釈迦堂→居士林跡地(西塔東谷遺構群)→浄土院(伝教大師御廟)→根本中堂→坂本ケーブル延暦寺駅
→坂本ケーブル坂本駅→京阪坂本比叡山口駅
※全行程約5km・坂の登り降りあり・健脚向き
※坂本ケーブルは往復ともまとまって乗車しなければなりませんので、現地探訪の途中で離脱することはできません。あらかじめご了解ください。
なお、ケーブル運賃は団体割引になりますので、往復とも団体でまとまって乗車する必要があります。
したがって、現地探訪の途中で離脱された場合も返金はいたしませんので、あらかじめご了解ください。
健康保険証(コピー可)、雨具、弁当、水筒、手袋、タオル、山歩きに適した服装・靴