文字サイズ

教育長定例記者会見 退任あいさつ

2016年3月28日(月曜日)

教育長

平成24年度から4年間の任期で教育長を拝命し、まことに微力ではありましたが職務に取り組ませていただきました。この3月31日で任期満了し、教育長の職を退くこととなりました。特に報道機関の皆様方には、教育に対して応援をしていただき、また正さなければいけないところはご指摘をしていただき、皆様方のおかげで、課題はたくさんありましたが滋賀の教育を推進することができました。心よりお礼を申し上げます。ありがとうございます。
この4年間を振り返りますと、教育長に就任したとき、高校再編という大きな課題がありました。その課題をどうにかしなければいけないということで、教育理念をしっかりと掲げ、地域の方々がどういう学校を作ってほしいか、どういう子どもを育ててほしいかということをお話させてもらいながら、この課題について10月1日に、半年の間で案を出させていただき、12月には決定をさせていただきました。これからの高校教育は、もちろん進路実現、人格形成ということももちろん大切ですが、やはり地域に帰ってきて地域を支えてくれる子どもたちを育てていかなければならないと強く思います。
その後、7月4日に大津市のいじめの問題が大きく報道されました。前年12月にお亡くなりになった問題ですが、これに対して県教育委員会と市町教育委員会が一体となって、また文部科学省からも来ていただきまして、この問題に対してしっかりと受けとめながら解決をしていくということで、大きな課題でありましたが取り組んでまいりました。滋賀県いじめ防止基本方針も策定しましたが、まだまだこの問題については、特に子どもたち一人ひとりの人格を大事にしながら進めていかなければならないと考えてきたところです。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの導入も大きく進みましたが、今後も子どもたち自身が学級活動や生徒会活動などを通して、子どもたち自身がお互いを大事にするような学校づくりをしていただきたいと思っております。体罰の問題もありましたが、これについても指導者の在り方を考えさせられました。
平成25年度には、ご存知のように学力の問題が出てきました。順位の問題もありますが、やはり教育をどのように見ていくのか、データを分析することによって教育の課題、また社会の課題がどのように教育に関係してくるのか、その改善のために県の教育委員会、市町の教育委員会、学校、そして保護者や地域の方々、知事部局も含めて、子どもの学びを高め、人間力を高めるということが大切だと感じ取り組んできました。「学ぶ力」という言葉を知事にも言っていただいたこともあり、いわゆる「学力」の後ろにある生活の問題でありますとか、子どもたちの意欲の問題でありますとか、また繰り返し学習することの大切さでありますとか、また地域との関係、そのような最終的な子どもたちの「学ぶ力」を高めるために取り組む、そのために授業改善をする大切さを感じました。
もう一つ就任したときにありました大きな課題が、特別支援教育、インクルーシブ教育です。急増という中で校舎の増築という形で対応していた部分がありますが、それだけでは本質的な解決にはならないということで、いわゆるインクルーシブ教育、また子どもの発達段階に合わせながらもっとも適した教育環境をいかに提供できるかが大切だということで、分教室を市町の学校に設置することができないか、また副籍という形ができないか、発達段階に合わせながら最も良い教育環境を整え、障害のある子もない子も一緒になって共生社会を生きていくような組立てができないか考え、学校支援課が中心となってビジョンの策定をしました。先日も知事から発表があったと思いますが、ひとつの方向性が決められましたのでこれからの新しい教育に進んでいただければと思っております。
また、国体を誘致することも内々定という形でいただき、施設の問題、競技力強化の問題、体力向上の問題、また全国障害者スポーツ大会もありまして、様々な障害のある方にもスポーツを提供する組立て、そのような形を議論をしてきました。4月からは新しい組織が知事部局に動きますが、そのベースになるものを教育委員会で議論をしてきました。
平成26年度には、「第2期滋賀県教育振興基本計画」を策定しまして、単なる理論ではなく、実践に近い形で具体的に何をすべきかという形で組立てをしたことも、大変重要な仕事をさせていただいたと思っております。
また、35人学級につきましても任期の間で、当然知事部局の応援もあってのおかげですが、完成させられたことも大変重要な仕事をさせていただいたと思っております。
また、びわこ総文のとき、全国の高校生の力を目の当たりにし、滋賀県の高校生のエネルギー、パワーを全国に発信していただけたということも大変嬉しく思いました。
大きな課題が次々にありましたが、課題をしっかりと受け止め、教育委員会、学校の先生方と一体となって取り組むことで、教育を進めることができたように思っております。大変な課題もありましたが、その課題のおかげで滋賀の教育を少しでも変えることができたのではないか、それはもちろん私一人の力ではなく、事務局職員のそれぞれの奮闘によりますし、市町教育委員会の皆様方、学校現場の皆様方、そして最終的には子どもたち自身の力が結集し、一度議会でもお話させていただいたこともありますが、日本一の教育を目指して、今後も進んでいただけたらと思います。教育ですので、大きな課題を引き受けているのですが、併せて、日常的な、日々表に出ない事柄、例えば入試の改善でありますとか、また採用や人事異動の問題でありますとか、そういう問題につきましても、教育委員会一体となってさせていただけたと思っております。
最初に申し上げましたが、報道機関の皆様方には、教育をより良くするために応援していただきましたし、我々の足らないことをご指摘していただき、大変感謝しております。心よりお礼を申し上げます。ありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
教育長としての4年間、十分できたかどうかは分かりませんが、仲間と一緒にこの仕事を全うさせていただき、大変嬉しく思うとともに、次に続く方々がより一層良い教育を進めていただくことを願いまして、私の退任のあいさつとさせていただきます。4年間本当にありがとうございました。

お問い合わせ
滋賀県教育委員会事務局教育総務課
電話番号:077-528-4512
FAX番号:077-528-4950
メールアドレス:edu@pref.shiga.lg.jp