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犬のフィラリア症について

当センターに収容される犬は、迷子、捨てられた、飼えなくなってしまったといった理由で収容されたものであるため、成犬の場合、フィラリアが寄生している場合があります。

フィラリアとは

蚊の媒介により犬の心臓や肺の血管に寄生し、血液中の栄養分を吸って生きている、そうめん状の長さ約20cmの寄生虫です。

  • 症状・・・感染初期は無症状だが、感染が進むと咳や腹水が出ることもあります。

※譲渡候補犬は無症状か、症状があっても軽症です。

  • 治療方法・・・代表的な方法:フィラリア予防薬(子虫を殺す薬)を毎月1回投与し、親虫の寿命(約5年)を待ちます。

※なお、完治した場合でも、すでに循環器系がダメージを受けている場合の修復は難しく、健康な犬に比較すると循環器系の症状が出やすいと言えます。また死んだ親虫が血管に詰まるリスクはあります。

※フィラリアにかかっていない場合でも、犬は予防薬を毎年蚊の発生時期にあわせて飲ませる必要があります。 

他にも親虫を直接殺す注射や、手術によりフィラリアを摘出する方法もありますが、どの方法を選択するかは犬の状態によります。動物病院にご相談ください。

フィラリア陽性犬につきましては、上記をご理解いただき飼養希望してくださる方をお待ちしています。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ
滋賀県動物保護管理センター 
電話番号:0748-75-1911
FAX番号:0748-75-4450
メールアドレス:[email protected]