滋賀の風景
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しこぶち神社
川の魔物を退治してくれる筏乗りの神さま
 「しこぶち」は、「思子淵」「志子淵」「信興淵」とも書き、朽木(くつき)では古くから信仰されている筏(いかだ)乗りの神さまです。
 深い森林に囲まれた朽木では、昔から林業が盛んでした。山で伐採された木は、その場で筏に組まれ、安曇川の流れに乗りながら琵琶湖まで運ばれます。現在、朽木の川は水量も少なく、筏流しは不可能ですが、戦前までは洪水の被害も出るほどの大きな水の流れがありました。しかも、渓流で知られる川は流れが速く、大きな岩も随所にあり、筏乗りにとっては命に関わる大仕事だったでしょう。それゆえ、川中の魔物を退治してくれる筏乗りの神さま「しこぶち神」がいつしか誕生して信仰されていったのは、自然なことだったといえます。
 現在、しこぶち神社は、朽木を通り琵琶湖へ抜ける安曇川筋に、上流から、坊村・坂下・梅のノ木(大津市葛川)、久多(京都市)、小川・岩瀬・中野(高島市)と7カ所にあり、毎年陰暦の10月7日には「しこぶち講」が行われます。
地域名:湖西
所在地:高島市(旧・朽木村)
岩瀬のしこぶち神社
岩瀬のしこぶち神社(2003年11月撮影)
平良のしこぶち神社
平良のしこぶち神社(2004年2月16日撮影)
小川のしこぶち神社
小川のしこぶち神社(2004年2月16日撮影)
針畑川の日ばさみ橋下の淵
針畑川の日ばさみ橋下の淵(2004年2月16日撮影)