文字サイズ

腫瘍内科

スタッフ

腫瘍内科 科長 兼 化学療法部 部長

藤澤 文絵

専門医認定

日本内科学会 総合内科専門医
日本臨床腫瘍学会 指導医・がん薬物療法専門医
日本乳癌学会 乳腺認定医
臨床遺伝専門医
日本遺伝性腫瘍学会 遺伝性腫瘍専門医
日本遺伝性腫瘍学会 遺伝性腫瘍指導医
緩和ケア研修会修了

その他所属

日本内科学会
日本臨床腫瘍学会協議員・教育委員会 教育企画部会委員
日本乳癌学会
日本人類遺伝学会
日本遺伝性腫瘍学会
日本遺伝子診療学会
日本緩和医療学会
日本サイコオンコロジー学会教育委員会 CST担当委員会委員
AYAがんの医療と支援のあり方研究会
日本がん・生殖医療学会
日本小児がん研究グループ遺伝性腫瘍委員会委員
 

医長 兼 外来化学療法センター長

後藤 知之

専門医認定

日本内科学会 総合内科専門医
日本内科学会 認定内科医
日本臨床腫瘍学会 専門医・指導医
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
緩和ケア研修会修了

その他所属

日本内科学会
日本臨床腫瘍学会
日本癌治療学会
日本癌学会
日本消化器病学会
日本乳癌学会

腫瘍内科について

 腫瘍内科は、滋賀県の都道府県がん診療連携拠点病院でがん診療に携わる新たな診療科として202310月に新規開設されました。腫瘍内科医は抗がん薬などのがん薬物療法の専門医として様々ながんに対する抗がん薬治療などの薬物療法を行うとともに、がん治療を受ける患者さんのQOL(生活の質)を向上させることを目指しています。

腫瘍内科のがん治療

 腫瘍内科では、近年進歩が著しい抗がん薬・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬などを用いてがんを治療したりつらい症状を軽減するための、がん薬物療法を実施しています。

日本臨床腫瘍学会JSMO)が認定するがん薬物療法専門医・指導医が複数在籍するほか、他の専門的な内科・外科などの各診療科や緩和ケア・放射線治療科など数多くの専門家と連携して多面的ながん診療を提供しています。乳がんや、胃がん・大腸がん・膵がん・胆管がん・肝臓がんなどの消化器がん、原発不明がんや肉腫などの多種多様な固形がんの診療を得意としています。

 当科では、原則として科学的根拠(エビデンス)に基づいた「標準治療」を実施しています。標準治療とは、臨床試験などの科学的な方法によってその有用性が証明され、現時点で最も科学的・医学的な根拠がある治療とされている治療のことです。また患者さんの病気の種類や体調や検査所見、治療の副作用の違いによって標準治療を行うことが適切でないと思われる状況では、患者さんのご希望も考慮した上で最良の治療を提案いたします。特定の条件に合致する患者さんには、治験や臨床試験への参加をご提案させていただくこともあります。

 がん治療をうまく続けてゆくためには、なによりもご自身の病気と病状をよく理解していただき納得した上で治療を受けていただくことが重要と考えています。抗がん薬治療を受けること自体は、より良い暮らしを作るための手段であって、抗がん剤治療を行うこと自体が目的ではありません。薬物療法を行うだけでなく、ひとり一人の病状や考え方に応じてがんに罹患した状態でもより良い時間が過ごせるように、安心してがん治療を受けていただけることを目指しています。状況によっては各方面の専門家と連携して、在宅医療や緩和ケアを上手に取り入れることもサポートしてゆきます。

外来化学療法センターの運営

 外来化学療法センターでは、腫瘍内科医(がん薬物療法専門医)を中心に、がん化学療法看護認定看護師、がん専門薬剤師等のさまざまながん治療に関わる専門職で一つのチームとなって、安全・確実かつ快適な通院化学療法が実施できるよう努めています。

 近年はがんになってからも可能な限り今までの生活が続けられるように、がん薬物療法の大部分は日帰りの外来通院で実施可能になってきています。滋賀県でも、仕事、家事、育児、農作業などを続けながらがん治療を受けている方がたくさんおられます。外来化学療法センターの運営も腫瘍内科の大切な仕事のひとつです。

 

がんゲノム外来・遺伝カウンセリング外来との連携

がん遺伝子パネル検査をはじめとするがんゲノム医療やより良いがん治療を開発するための臨床試験、遺伝性腫瘍などに対する遺伝カウンセリング外来、院内のがん化学療法に関係する多職種の研修教育などにも取り組んでいます。当院のがんゲノム外来、遺伝カウンセリング外来については遺伝子診療センターのページをご覧ください。

セカンドオピニオンについて

ご自身の治療方針についてよりよく理解していただいた上で治療を進めてゆくために、他病院のがん専門医の意見(セカンドオピニオン)を聞くことが役に立つことがあります。

 腫瘍内科で治療を受けられる方が他病院にセカンドオピニオンを聞きに行くことを希望される場合は、担当医または他のスタッフに遠慮なくおっしゃってください。セカンドオピニオンに行ったことで当院での診療が続けられなくなったり他の不利益をこうむることはありません。ただし他院へセカンドオピニオンに行かれる場合は申込みから受診まである程度の日数を要するため、病状がきわめて不安定で急速に進行しており時間的・体力的な余裕がない場合はセカンドオピニオンのご希望に添えないこともあります。

 他院でがん治療を受けている方で当院でのセカンドオピニオンを希望される方は、「セカンドオピニオン外来について」のページをご覧ください。

外来担当医表

外来担当医表をご覧ください。