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更新日:2014年4月16日

がんばるシニア起業家応援事業 第1回

福祉タクシーやわらぎ坂東武久さん ~“観光”と“福祉”で「お客様に喜び」と「自分にやりがい」を~

         福祉タクシー やわらぎ 坂東 武久(ばんどう たけひさ)さん

 

がんばるシニア起業家第1回は、長浜市、米原市を中心に“福祉タクシー やわらぎ”を展開されている坂東武久さんを御紹介します。

「“第2の人生”はサラリーマン時代にはできなかった地域貢献をしたい。」と、平成23年3月、36年間勤務された会社を退職されると同時に事業を始めた坂東さん。

障碍や高齢などにより長時間歩くことが大変な方の通院、買い物・冠婚葬祭等への送迎はもちろん、県内外への観光旅行や孫の運動会など楽しみごとへの利用サービスにも力を入れ、これまで多くの方々を笑顔にしてこられました。人が寛げる雰囲気を醸し出す素敵な笑顔の持ち主の坂東さんが、事業にかける熱い思いや今後の夢について語ってくださいました。

【取材日:平成24年10月25日(木曜日)】

 

 1 起業のきっかけ

観光が好き。人のために働きたい。

勤めていた会社の研修で定年後のことについて考える機会があり、定年を迎える2年程前から起業の準備をしていました。

自分に何ができるのか、何をしたいのかを考えたとき、「一番の趣味である“観光”で人の役に立つ仕事」という結論に至りました。そこで、休日に地域のセミナーや講座に参加したり、観光ボランティアとして活動したりして、滋賀県の歴史や文化を学びました。こうした勉強を重ねるうちに、体の不自由な方に案内ができればという思いが生まれてきました。

先輩に福祉タクシーの運転をされている方がいたことでその存在を知り、観光や歴史の案内に“福祉タクシー”を活用することで、これまで外出したくてもできなかった方々に喜んでいただけるのではないかと考え、自ら起業することにしました。

 

2 起業によって得られたもの

人から感謝される喜びを持てること

車いすと坂東さん 人から感謝される仕事はなかなかありません。お金をいただきながら「ありがとう」と言っていただけるのは福祉タクシーだからこそ。また、この新しい仕事をやり始めて、利用者の方はもとより病院、福祉施設の方など、いろいろな人とのつながりができました。利用された方から利用希望者を紹介いただく際に、しばしば「ありがとう」の言葉を添えていただくことがあります。お客様から自然に出た言葉が、自分のやりがいにつながっています。こうした満足感はサラリーマン時代にはほとんどなかったことです。

 

 

3 サービスを提供する上で心掛けていること

お客様には喜んでもらいたい。だから、お客様の状況にあわせます。

サービスを提供する際に最も気を配っていることは、安全第一で運転することです。また、会話が苦手な方には静かなゆったりとした空間づくりに努めるなど、乗車中は、より気持ちよく過ごしていただけるよう意識しています。

ご案内する場所の状態を事前に確認することも欠かせません。必ず、目的地となる場所について、どこを案内すれば楽しんでもらえるか、より安全かということを自ら現地に赴いて確認しています。

 

4 事業を進める上での課題、夢・目標

もっと多くの方に福祉タクシーを知ってほしい。

運転する坂東さん  事業を進める上で苦労している点は、認知度がまだ十分でないことです。HPをつくり、ブログもしていますが、利用される方は高齢者が多いこともあって、あまり見ていただけません。どのように知っていただくかは課題ですが、地道に発信し続けていくことが大切だと考えています。

通院の送迎(保険適用外)も行いますが、福祉タクシーは介護タクシーと異なり、通院以外のことでも使用できるというメリットがあります。長時間歩くことが大変でこれまで外出を控えていた方たちに、ガイド付きで観光していただける、冠婚葬祭や家族の行事(運動会・発表会等)へ楽に移動・参加いただける、というように外の空気を吸う楽しみを味わっていただくことができます。

これからの夢ですが、ご利用される方のご要望にしっかりとお応えするには、一人ではどうしても限界があります。認知度が上がり、利用者が増えてくれば、従業員を雇用するなど、福祉タクシーに携わる仲間を増やしてもっと多くの方に利用いただけるサービスへと成長させていきたいと思います。

 

5 シニア起業家を目指す方々へのメッセージ

やりがいのある第二の人生。とてもよい刺激になっています。

シニアの皆さんには、若い人と違い、長年培った経験があります。その経験を活かして新しい仕事にチャレンジするのは楽しいことです。その上でシニアとしては儲けだけに走るのでなく社会貢献を考えてやられたら楽しい人生を送れると思います。起業するためには、まず、2~3年の間生活できる蓄えがないと心配ですが、蓄えがあるのならチャレンジしていただければと思います。

坂東さんと取材者 事業計画はしっかりと立てることが大切で、起業する5年位前から考え始めるのが理想的でしょう。私の場合は、サラリーマン時代の人とのつながりも事業を進めていく上で力になっています。

起業して一番よかったことは、自分で考えて行動したことが人のためになり、感謝してもらえることです。これは、自分にとって、とてもよい刺激となっています。定年後の今、やりがいのある第二の人生を送ることができていると感じています。

                                                                                

[左:取材者 右:坂東武久さん]  

■事業概要■

福祉タクシー。車椅子ごと乗り込むことが可能な車両で、観光旅行、冠婚葬祭・家族の行事等への送迎、通院のサービスを提供しています。

  • 料金は、時間制とメーター制のいずれかを選択できます。
  • 利用は、完全予約制。*当日でも空きがあれば予約いただけます。

詳細は下記へ

福祉タクシー やわらぎ 坂東 武久さん

〒526-0817 滋賀県長浜市七条町71

TEL/FAX:0749-63-1873

携帯電話:080-1456-1935

H P :http://www.fukusitaxi.net/

お問い合わせ

滋賀県商工観光労働部中小企業支援課 

電話番号:077-528-3732

ファックス番号:077-528-4871

メールアドレス:fb00@pref.shiga.lg.jp