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しがけんバーチャル祈念館

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平成25年(2013年)9月24日(火曜日)

手紙解読グループの活動が、読売新聞(9月24日付)「ひとまち交差点」欄【滋賀版】で紹介されました

■手紙解読グループの活動紹介■

 手紙解読グループは、毎月一回、日曜日を中心に午前10時~午後3時まで祈念館二階の会議室で活動しています。毎回10名程が参加し、手紙解読作業をしています。解読作業は、スクリーンに映された手紙の写真を見て、くずし字事典などを用いながら進めています。
 平成24年度は、1年間をかけて能登川の乙女浜区で戦時中に記録されていた『昭和十九年度・二十年度 乙女浜区長事務所 日誌』の解読作業を行いました。配給や村祭りといった当時の暮らしのほか、出征兵士の壮行会や亡くなられた兵士の慰霊祭の記録、さらには、昭和十九年十二月七日に発生した「昭和東南海地震」の被害の記録、昭和二十年七月三十日の能登川駅前への空襲とその 消火のために乙女浜の自警団が出動したことなどが記録され、大変貴重な史料です。この『日誌』を解読する作業は、なかなか骨が折れましたが、回を重ねる毎に、徐々に慣れながら皆で協力しながら何とか最後まで読み終える事ができました。
 平成25年4月からは、日中戦争期、中支地域に派遣された方と実家の家族との間で交わされた手紙や葉書を解読しています。派遣先の中支地域から妻へ宛てた手紙には、生まれてくる子を待ち望む気持ちが綴られています。幼子を故郷に遺して戦死された後に送られた、部隊長からご家族に宛てた手紙には、戦場での活躍ぶりや戦闘で亡くなられた時の様子、その後部隊で執り行われた通夜・葬儀、墓標の建立のことなどが克明に綴られています。一人の兵士が、どのように戦地へと向かい、何を思い、そこで何を体験したのか。また部隊の人々が一人の兵士の死をどのように見つめていたのか。そして遺族の方々はどのような思いを抱かれたのか。
 毎回、一通一通の手紙の内容を皆で味読していると、紙面の言葉に込められた思いに心打たれることもまた、しばしばです。