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更新日:2018年11月1日
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多様なニーズに対応した生産技術の開発、温暖化対応技術の開発、省力低コスト生産技術、環境こだわり農業技術の確立に取り組んでいます。
露地栽培で安定して需要のある「短茎小ギク」の面積拡大のための機械化に向けた技術の確立に取り組み、栽培の大規模化や新たな栽培者の確保を図ります。
本県では水田を活用した小ギク栽培を推進しています。小ギクは主に仏花用に利用されていることから、組花加工業者向けの草丈の短い「短茎小ギク」の栽培について技術開発を行っています。
プランターでの育苗
ヘッジトリマーで摘心
2軸整形ロータリーでのうねたて 汎用野菜定植機での定植
‘秀光’‘小鈴’を基幹品種として、7月中~下旬咲き品種、8月上旬咲き品種の全10品種について、開花時期や草姿などから短茎小ギク栽培に適した品種を選定します。
直売所向けに需要のある品目について、プランターを活用した養液循環栽培の技術確立に取り組んでいます。
環境に配慮し、排液を再利用し循環する技術について、それぞれの品目の適応性を検討しています。
スプレーストック、寒小ギクでの養液循環の検討
直売所向けやパック花需要に適した規格を目指した定植時期の検討を行い、より的確な計画出荷を図ります。
ストックでの定植時期検討
果実品質の向上・安定生産技術の確立、省力・軽労・早期成園化技術の開発、新品種栽培に関する試験等に取り組んでいます。
既存産地がブドウとカキの特産品種のブランド化のために、より高品質な果実が安定して生産できる技術開発に取り組んでいます。
滋賀県果樹組合連合会が「紅式部(べにしきぶ)」という名でブランド化に取り組んでいる赤色大粒系ブドウの着色向上、大粒化、脱粒抑制等を目的に試験に取り組んでいます。
‘紅伊豆’ 振動機による輸送振動試験 万能材料試験機による脱粒強度試験
(滋賀県工業技術総合センター協力)
本県ブランド品目の素材であるカキ‘太秋’、‘新秋’において、ポット栽培を前提にした安定生産技術の開発に取り組んでいます。‘太秋’では、ポット栽培に適したコンパクトな樹形維持のため、春剪定と新梢摘心との併用で雌花着生枝を確保する技術を検討しています。
‘太 秋’ 14年生樹 4年生樹
本県果樹の生産拡大を進めるためには、稲作農家、集落営農、定年帰農者等の新たな担い手の参入が必要であることから、新規参入者が取り組みやすい簡易で軽労働な果樹栽培技術の開発を行っています。
集落営農組織や稲作農家が新たな複合品目として取り組みやすく、また、既存のイチジク生産農家の改園対策として導入しやすいイチジクの移動可能な軽量ポット栽培技術を開発しました。
現在は、モモのポット栽培技術の確立に取り組んでいます。
イチジクの軽量ポット栽培 モモのポット栽培
ブドウでは‘竜宝’を用いて、身体への負担が少なくなる改良型の一文字整枝と、埋め込み式の根域制限栽培を組み合わせた栽培技術を確立しました。
埋め込み式根域制限栽培と改良一文字仕立て
ナシでは、パイプハウスを利用した雨除け被覆棚による低コストで環境こだわり栽培が可能な低樹高仕立てに適する品種を検討しています。
‘幸水’(定植3年目) ‘あきづき’(定植3年目)
近年、消費者の健康志向からブルーベリーの需要が高まっています。ブルーベリーを推進していくために、安価に入手できる針葉樹チップを培土に用いて、水田でのポット栽培技術の開発を行っています。
針葉樹チップ培土に定植 定植1年目のポット
〒520-3003 滋賀県栗東市荒張1373-18
交通機関でお越しの方は、JR草津駅よりタクシーで約25分。
車でお越しの方は、栗東インター下車、約20分。