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更新日:2014年11月4日

ふれあいプラスワン  心がつながる社会に向けて 

 

11月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。

「女性に対する暴力」を許さない社会へ

~被害者相談の現場から~

DV※(ドメスティック・バイオレンス)や性犯罪、ストーカー等の女性に対する暴力は、深刻化しており、大きな社会問題となっています。「女性に対する暴力」は、女性の人権を侵害するものであり、決して許されるものではありません。

11月12日~25日の「女性に対する暴力をなくす運動」期間を前に、女性に対する暴力の現状や被害者の心理状態について、聖泉大学副学長で心理カウンセラーの高橋啓子さんにお伺いしました。

※DV(ドメスティック・バイオレンス)/夫婦や恋人など親しい人間関係の中で起こる暴力をいい、身体的暴力だけでなく、精神的、性的、経済的な暴力なども含まれます。

身体だけでなく心を
深く傷つける暴力

高橋 啓子さん

臨床心理士

高橋 啓子さん

聖泉大学副学長。
犯罪被害者のカウンセリングと支援活動、DVや自殺防止電話相談のほか実践的な研究活動を行い、ネットワーク化を援助。著書は『実践カウンセリングノート』ほか。

DV被害者の場合、身体的暴力を受け、骨折後に後遺症に悩まれたり、顔面や身体に傷あとなどの身体的な外傷が残ることもあります。また、繰り返された暴力への恐怖体験から、DVから逃れた後であっても、何年もの間、不安障害や依存症などに苦しんだり、自責の念や無力感から本来の自分を取り戻せず、社会に対応しにくいなどの深刻な影響が残ってしまうこともあります。

性犯罪の被害者についても、身体的外傷が治った後も、電車に乗れなくなったり、男性と話すことができなくなったりするなど、仕事を続けたり、日常生活を送ることが困難になる程の深刻な心理的被害を受けることもあります。

つまり、DVや性犯罪などの暴力は、被害者の体を傷つけるだけでなく、心を深く傷つけるものなのです。

県内では7人に1人以上の女性が
暴力を直接経験している

平成26年7月に行った男女共同参画社会づくりに向けた県民意識調査(滋賀県)では、夫婦や恋人など親しい人間関係の中で起こる暴力について、「直接経験したことがある」と答えた女性は13.9%に上ります。また、滋賀県内では、女性が被害者になる犯罪が増加傾向にあります。こうした犯罪は、潜在化する傾向が強く、実際にはさらに多くの被害が発生していると考えられます。

別れられない
相談できない苦しさ

ここ数年は、DVという言葉も浸透し、社会問題として認識されてきました。しかし、被害者にとって「別れる」という選択は、子どもへの影響を心配したり、経済的に自立できないといった面からも困難な場合が多く、DVから抜け出せない方が多くいらっしゃいます。

また、性被害の場合には、世間からの好奇の目にさらされたり、「油断した女性も悪い」などの誤った認識によって、さらに傷つくといった二次的被害もまだまだ存在し、被害者が専門機関への相談や警察への届け出をためらう場合も多く、結果として事件が潜在化し、被害の増加につながるという指摘もあります。

女性に対する暴力は
人権を侵害します!!

  • 殴る、蹴る、突き飛ばす
  • 生活費を渡さない
  • 人前でバカにする・ののしる
  • 交友関係や電話、メールを監視する
  • 無視をする
  • 性行為を強要する

県内の「女性に対する暴力」の現状について

平成26年度男女共同参画社会づくりに向けた県民意識調査結果
(速報値)(滋賀県男女共同参画課)

夫婦や恋人など
親しい人間関係の中で起こる暴力の経験

■直接経験したことがある 男性6.2% 女性13.9%
            ■直接経験したことはないが、自分のまわりに経験した(している)人がいる 男性 22.5% 女性 27.9%
            ■直接経験したことはなく、自分のまわりに経験した(している)人もいない 男性 71.3% 女性 58.2%

 

女性を対象とした犯罪発生状況について(滋賀県警察本部)

平成21年強姦13件強制わいせつ78件公然わいせつ16件痴漢・盗撮等171件計278件
            平成22年強姦10件強制わいせつ87件公然わいせつ21件痴漢・盗撮等183件計301件
            平成23年強姦10件強制わいせつ84件公然わいせつ24件痴漢・盗撮等179件計297件
            平成24年強姦15件強制わいせつ102件公然わいせつ17件痴漢・盗撮等178件計312件
            平成25年強姦8件強制わいせつ120件公然わいせつ45件痴漢・盗撮等230件計403件

行政、民間団体、地域による
総合的な支援が必要

秘密厳守。プライバシーは必ず守られます。安心してご相談ください。

秘密厳守。プライバシーは必ず守られます。安心してご相談ください。

被害者は、支配的な暴力により、生きる気力を失ったり、人間関係を失って孤立したり、社会から取り残された苦痛を感じていることがあります。いきなり、専門機関に相談に行くことができない状態にあるとき、身近にいる人の理解と支援は大切な支えとなります。人への信頼感を取り戻された方は、カウンセリングや治療に第一歩を踏み出され、やがて社会の中で自分の人生を歩いていくことを選択されます。誰もが被害者になり得るということを思えば、他人事ではすまされないものを感じます。これから、私たちが子どもや孫に手渡したい社会は、被害者だけが一人で苦しむ世の中ではないはずだと思います。暴力で悩んだときは、いつでも専門の窓口にご相談いただけること、そしてそのためには、私たち一人ひとりが暴力被害の現状を知り、理解し、支援の力をあわせることが大切だと思います。


参加無料

SATOCO(サトコ)フォーラム

~性暴力被害とワンストップ支援について考える~

satocoロゴ

■日時/平成26年11月24日(月曜日・祝日)
13時30分~16時30分(13時00分受付)

■場所/ピアザ淡海・滋賀県立県民交流センター3F 大会議室

■プログラム(予定)/

  • 基調講演「性犯罪被害にあうということ」
    小林 美佳さん
  • SATOCO関係者によるパネルディスカッション
    (テーマ「性暴力被害者支援の現状と課題について」)
  • 龍谷大学吹奏楽部による音楽演奏

 

お問い合わせ:県民活動生活課 電話:077-528-3414

相談窓口

■ 性犯罪やストーカー被害の相談は

  • 滋賀県警察本部
    電話:077-522-1231 または各警察署
  • 犯罪被害者サポートテレフォン
    電話:077-521-8341(NPO法人おうみ犯罪被害者支援センター)

■ DV(ドメスティック・バイオレンス)や家庭での女性の悩みの相談は

  • 中央子ども家庭相談センター
    電話:077-564-7867
  • 彦根子ども家庭相談センター
    電話:0749-24-3741
  • G-NETしが相談室(男女共同参画センター内)
    電話:0748-37-8739

■ 職場でのセクハラの相談は

  • 滋賀労働局雇用均等室
    電話:077-523-1190

■ 性暴力被害の相談は

  • 性暴力被害者総合ケアワンストップびわ湖 SATOCO 24時間ホットライン
    電話:090-2599-3105
ポスター

11月12日~25日は、
「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。

暴力は、その対象の性別や加害者、被害者の間柄を問わず、決して許されるものではありません。特に、配偶者等からの暴力、性犯罪、売買春、人身取引、セクシャル・ハラスメント、ストーカー行為等女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題です。

この運動を機に、「女性に対する暴力」を許さない社会にしましょう。

 

□お問い合わせ

県庁男女共同参画課

TEL:077-528-3071 FAX:077-528-4807 MAIL:ct00@pref.shiga.lg.jp