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更新日:2014年9月11日

琵琶湖を守る県民の活動、取組

1970年代後半、琵琶湖の淡水赤潮の発生を機に、主婦層を中心に合成洗剤の使用をやめて粉石けんを使おうという運動、いわゆる「石けん運動」が県内全域で展開されました。

また、かつての石けん運動に止まらず、琵琶湖の水環境を守るための市民による地域の環境保全活動は、現在でも多種多様に展開されています。

目次

 

1.琵琶湖に大発生した赤潮から、住民による「石けん運動」への発展

  • 滋賀県では、高度成長による人口増加や工場立地等により琵琶湖の汚濁負荷が増えたことから、1960年代後半から琵琶湖の水質悪化が問題視されるようになりました。
  • そうした中、1977年5月、琵琶湖に悪臭を放つ赤褐色のプランクトンの大発生、すなわち「淡水赤潮」が大発生し、その原因の1つとして合成洗剤に含まれているリンであることが分かったため、県民が主体となり、リンを含む洗剤の使用をやめて天然油脂を主原料とした粉石けんを使おうという運動が始まりました。これがいわゆる「石けん運動」です。
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    ■ 石けん運動の様子(1970年代)
  • 1978年には、粉石けんを使おうという機運の中で、主婦層を中心とした「「びわ湖を守る粉石けん使用推進県民運動」県連絡会議」が結成され、この連絡会議が中心となって行政に対して早急な対策を強く要求しました。その結果、1979年の「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例(富栄養化防止条例)」の制定へとつながりました。

 

2.官民協働による水環境保全活動  びわ湖一斉清掃、ヨシ群落の保全活動

びわ湖一斉清掃

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                ■ びわ湖一斉清掃の様子

  毎年、7月1日の「びわ湖の日」には、県内各地で市民や企業が行政と一体となって「びわ湖を美しくする運動」に取り組んでおり、7月1日を「びわ湖の日」と決定した1981年以降約30年間で延べ500万人以上が参加してきました。

 

●ヨシ群落の保全活動

魚類・鳥類の生息場所、湖岸の侵食防止、水質保全など多様な機能を有し、琵琶湖の環境保全に大きな役割を果たしているヨシ群落に関する条例「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」(1992年施行)に基づき、その積極的な保全を進めるため、ヨシ群落の造成、植栽および刈り取り・清掃などの維持管理を官民協働で実施しています。

 

3.環境学習の展開

     

  • 環境学習に取り組む県民、地域団体・NPO等に対し、企画サポート、情報発信等を実施している環境学習の推進拠点「琵琶湖博物館 環境学習センター」のウェブサイト「エコロしーが」では、現在、環境学習に協力してくれる地域団体・NPO等が153団体登録されているなど、市民主体による環境保全行動につながる環境学習が県内各地で取り組まれています。
  • また、学校教育の一環として、小学校5年生が宿泊体験する「うみのこ」によるびわ湖環境学習が定着しており、1983年の就航以来、46万人を超える児童が乗船しています。

 

4.「マザーレイクフォーラム」によってつながる琵琶湖を守る市民活動

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        ■ マザーレイクフォーラムの様子 その1

  • 「マザーレイクフォーラム」は、2011年10月に改定された「マザーレイク21計画」第2期計画において、県民・NPO・事業者など、琵琶湖流域に関わる多様な主体が、同計画の進行管理および評価・提言を行う場として位置づけられているものです。
  • マザーレイクフォーラムは、「思い」と「課題」によって『ゆるやかにつながる場』であり、その活動の一つとして、みんなで琵琶湖の現状や将来について話し合うため、毎年8〜9月頃に「びわコミ会議※」を開催しています。

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        ■ マザーレイクフォーラムの様子 その2

  • その運営はNPOや研究者などで構成される「マザーレイクフォーラムびわコミ会議運営委員会」により実施され、県もその一員として参画しています。
  • また、インターネットを通じて多様な主体が分野を超えたつながりを育み、新たな活動を展開していくためのプラットフォームも運営しています。
  • マザーレイクフォーラムの推進は、様々な主体が、自発的・意欲的に活動できる仕組みとなるもので、琵琶湖を守る「つながり」を形成していく上で極めて重要なものです。

※びわコミ会議の「びわ」は琵琶湖を指し、「コミ」には、コミュニティ(地域)、コミュニケーション(対話)、コミットメント(約束)の意味が込められています。

マザーレイクフォーラム関連図

 

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