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ホーム > しごと・産業 > 畜産業 > 検査 > 食肉衛生検査所 > 食肉検査でよく見られる疾病

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更新日:2015年9月25日

食肉検査でよく見られる疾病

食肉検査の現場では次のような疾病が見られます。

全部廃棄となる疾病

全身症状を呈するような疾病または、感染性の疾病が疑われた場合、精密検査を実施して以下のような疾病にかかっていると診断された場合、この家畜は枝肉・内臓等、すべての部分が廃棄されます。

(※敗血症、膿毒症、尿毒症、高度の黄疸、白血病、破傷風、口蹄疫、炭疽、流行性脳炎等)

 

牛の高度黄疸

 

牛の枝肉の色が高度に黄染しています。

人間の場合と同じように、肝臓に疾病が

あるとき、このように体全体が黄色い色

になります。

 

下の写真は、肝臓(左)と頭部(右)です。

肝臓には炎症が見られ、眼瞼にも黄染

が見られます。

 

牛の尿毒症

 

去勢牛によく見られます。

尿道に結石ができ、排尿がにしくくなると、

尿の成分が血液中にたまり、

尿毒症となります。

 

尿道結石の他に、膀胱炎や腹膜炎を

伴う例が多く、枝肉や内臓に尿臭が

します。

 

牛の敗血症

 

 細菌感染により、全身に病変が出ます。

主な所見として、右図のように心臓の

弁膜にイボ状のかたまりができたり、

左下の写真のように肝臓の後大静脈に

血栓ができたりします。

 
   

 

 

その他の全部廃棄疾病

 寄生虫疾患

  • 牛のピロプラズマ症:血液に感染する原虫症の一種。

細菌疾患

  • 豚丹毒:豚に豚丹毒菌が感染すると、全身に発疹や関節の腫れを引き起こします。
  • 膿毒症:細菌感染により、全身臓器に膿瘍ができます。

ウイルス疾患

  • 牛白血病:白血病ウイルスによって引き起こされる血液のガン。内臓や全身のリンパ節が腫れます。

 

 

 一部廃棄となる疾病

全身症状は呈していませんが、内臓や枝肉の一部に疾病が見られた場合、その臓器のみを廃棄にします。各臓器に限局した炎症、変性、奇形、腫瘍等です。

 

牛肝膿瘍

 

肝臓に灰白色球形の膿瘍が多発します。

細菌感染によるものです。

肺、腎臓等、他の臓器にもこのような膿瘍

が見られることがあります。

 

牛の好酸球性増殖性静脈炎

 

肝臓辺縁に白色の硬い結節ができます。

この結節は、肝臓内の静脈が肥厚して

できたものです。

なぜこのような病変ができるのか、原因

はわかっていません。

 

その他の一部廃棄疾病

寄生虫疾患

  • 牛肝蛭症:肝蛭が牛肝臓に寄生し、肝臓の変形や胆管の肥厚を引き起こします。
  • 豚回虫症:豚小腸に寄生した豚回虫子虫が肝臓に侵入し、肝臓に黄白色点状の病変をつくります。