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更新日:2015年9月17日

ノロウイルス感染対策ガイド(2006年版)

トップノロウィルスについて感染源対応と予防

感染源

4.感染源は、患者の便や嘔吐物、およびそれらが付着した食品等である。

患者の消化器内に存在しているノロウイルス(:NV )が体外に出て、他の人の体内に摂取された場合に二次感染を引き起こしますので、患者の「便」と「嘔吐物」およびこれらが付着したものが感染源です。

  • 汚染された食品や水、調理従事者の手を介して起こる (経口感染)
  • NVを含んだ便や嘔吐物によって汚染されたものを介して起こる (接触感染)
  • 嘔吐物や便が飛び散った場合、その粒子を介して起こる (飛沫感染 )

NV 感染症は日常的に発生していますので、ほとんどすべての人が感染源になることを認識することが大切です。

特に、乳幼児、児童、病人、老人などの「抵抗力の弱い人」を収容している保育園や小学校、病院や高齢者介護福祉施設に勤めている人は自分が感染源にならないように、健康に気を配りましょう。

5.経口感染

  • 水:
    便や嘔吐物の混入によるので、予防方法としては、下水の適切な処理、養殖場などで使用する水のチェック、生水を飲まないこと、等が挙げられます。
  • 食品:
    カキなどの2枚貝の場合、貝の体内で NV は濃縮され高濃度になっており、加熱が不十分な場合はウイルスを不活化することはできません。カキの他、ウチムラサキ貝(オオアサリ)、シジミ、ハマグリ等の二枚貝が食中毒の原因として報告されています。
  • 調理行程:
    食中毒の予防方法に準じますが、 調理担当者の手洗いが最も重要 です。食品従事者は常に手洗いの徹底、手袋をして、直接食品に触れないようにする等の注意が必要です。また、下痢・嘔吐等の症状のある方は、食品を直接取り扱う作業を控えていただく必要があります。
  • 食事の際に:
    介助する人の手洗いが最も重要です。排便の介助後の十分な手洗い(必要があれば消毒を)、嘔吐物の処理後の十分な手洗い、タオルの共用をしないこと、水道の栓が汚染されている可能性がある場合素手でさわらないこと、等が予防方法です。

食品の取り扱いについては、下記を参照してください。
「大量調理施設の衛生管理マニュアル」(平成9年3月24日衛食第85号)
「中小規模調理施設における衛生管理の徹底について」(平成9年6月30日衛食第201号)

6.接触感染

便や嘔吐物で汚染された環境(トイレ、洗面所、その他嘔吐が起こった場所)の表面は、 NV で汚染されている可能性があります。清掃が不十分であれば、そこにさわった人の手から感染します。従って、下痢・嘔吐による汚染が起これば、直ちに、おとな・介護者などが責任を持って、清掃・消毒を行う必要があります。

清掃・消毒の際には、使い捨て手袋(ゴム手袋、プラスチック手袋など防水性のもの)を着用します。また、マスクや予防衣を着用してください。

汚染場所を布やぬれた新聞紙で覆って、ウイルスの飛散を防ぎます。便や嘔吐物を静かにふき取り、確実に回収してビニール袋(防水性のため)に入れます。その後、洗剤を使ってふき掃除を行い、適切な消毒方法を選んで消毒します(後述)。ふき取った布や使用後の手袋等もビニール袋に入れ、二次感染を広げないように注意します。

清掃・消毒作業後の手洗いも正しく行ってください。

7.飛沫感染

便や嘔吐物が飛び散った場合、その細かい粒子(飛沫:ひまつ)が口に入り、唾液と一緒に飲み込むこと等で感染します(口に入った後は、経口感染の場合と同じです)。予防方法は飛散防止です。

患者に身近で嘔吐された場合には、すぐその場を離れる、手洗いとうがい、換気を良くすることが必要です。

その他、汚染されたリネンなどをはたかないように気を付けましょう。汚染された雑巾、バケツなどが消毒が不十分な状態で放置されると、乾いた汚染物の粒子が空気中に飛散し、二次感染の可能性が高くなります。汚染された物品は、密封して廃棄するか、十分な洗浄・消毒を行ってください。

8.NVの特徴

特徴

結果

少ないウイルス量でも感染する

10個程度のウイルス粒子数でも感染するので、感染が拡大しやすい。

症状が回復した後も長期間(2週間)ウイルスを排出する

2次感染の危険性が高い。長期間ウイルスを排出する調理従事者の管理が重要。

環境中で安定である

低濃度の塩素消毒、凍結、60℃以下の熱で不活化されない。消毒方法に注意が必要。

終生免疫でない

何度でも感染することがある。長期間有効であるワクチンの開発が困難である。

 

 

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