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更新日:2015年9月17日

ノロウイルス感染対策ガイド(2006年版)

トップノロウィルスについて感染源対応と予防

ノロウィルスについて

 1.ノロウイルス(:NV )が原因とされる食中毒・感染事例が増えている。

下痢を引き起こすウイルスの存在が認識され始めたのは 1970 年代以降で、比較的最近のことです。その後の米国における調査で、70年代後半から80年代には非細菌性集団発生事例の19〜42%が SRSV (当時の名称)によるものであるとされ、さらに90年代後半には、集団事例の96%が SRSV によるものであったという報告があります。

NVによる胃腸炎は、乳幼児、学童・生徒、高齢者などの集団を管轄する関係者に対して、もっと注意が喚起されるべき疾患です

NV は、食中毒としての発生と、ヒトからヒトへうつる 感染症としての発生という2つの発生様式があります。

  • 食中毒
    加熱不十分なカキ等の二枚貝を食べる等
    NV が付着した手で調理・盛りつけされた食品を食べる
  • 感染症
    NV が付着した手で食事介助がなされる等

平成17年1月には、全国的な流行の中で、広島県内の老人福祉施設で NV による感染性胃腸炎集団感染事例が発生し、死亡事例もありました。滋賀県内でも、毎年 NV による集団食中毒事例・集団感染事例が発生しており、流行の拡大が懸念されています。

 2.特徴的な症状は「嘔吐」等の消化器症状である。

吐き気、嘔吐、腹痛、下痢が急激に起こることが NV の特徴です。

子どもでは嘔吐(嘔吐のみのこともあります)が多く、大人になると下痢症状が主になります。その他にみられる症状としては、頭痛、発熱、悪寒(寒気)、筋肉痛等です。

潜伏期間は平均12〜48時間、症状の持続時間(有病期間)は12〜60時間です

大部分の患者は重症化することはなく、後遺症もありませんが、 高齢者などで脱水症を引き起こすと致命的になる場合があります。

 3.NV による集団発生と考えるための基準がある。

集団発生と考えるための疫学的診断基準は次の通りです(文献1)。

  1. 検便検査で、細菌検査・寄生虫検査の結果が陰性であること
    (細菌性胃腸炎と寄生虫による胃腸炎が除外されること)
  2. 当該集団において、嘔吐している者の割合が 50 %以上であること
  3. 平均有病期間は12〜60時間(0.5日から2.5日と短い)であること
  4. 潜伏期間は24〜48時間であること

 

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