ふれあいマップ 自然公園の紹介 長距離自然歩道の紹介 自然体験施設の紹介 自然観察フィールドの紹介 リンク

滋賀県内の自然公園

滋賀県の自然公園の概要

自然公園とは、自然公園法(昭和32年法律第161号)に基づいて環境大臣が指定する国立公園・国定公園と都道府県知事が指定する県立自然公園があります。国立公園は環境省が、国定公園と都道府県立自然公園は都道府県が管理します。自然公園においては、優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図り、国民の保健、休養および教化に役立てることを目的に、自然環境の保護と快適で適正な利用が推進されています。

しかし、近年これらの自然公園において、原生的自然環境をもつ地域における利用者の増加、特定の野生動物に対する捕獲圧の増加、廃棄物の集積等による自然生態系への悪影響が見られています。また、自然公園内の里地・里山や二次草原などの良好な風景地が、社会・経済状況の変化により手入れが行き届かなくなる地域が増加しており、これらの二次的自然の荒廃が進んでいます。こうした課題を受けて、従来の風景保護に加え、生態系保全と野生生物保護の強化、二次的自然の管理方策を盛り込んだ自然公園法の一部を改正する法律を制定し、平成15年4月1日より施行しています。

平成19年3月31日現在で、国立公園は28箇所、国定公園は55箇所、都道府県立自然公園は309箇所指定されており、日本の国土の約14%を占めています。一方、滋賀県の国定公園は2箇所で面積は113,071ha、滋賀県立自然公園は3箇所で36,886ha、合計5箇所で面積が149,957haとなっており、県土面積401,736haの約37%を占めています。

なお、こうした自然公園の指定地域では、開発を全面的に禁止してはいません。国有地、公有地のほか、民有地も含まれるため、農業や林業、その他の産業活動を行うことも一定の条件下で許容されています。

一方、自然公園では、地域の自然環境の実情に応じて、どのような保護や利用を行うか計画するため、公園計画を策定しています。この公園計画では保護や利用について、以下のような地区を設定して管理を行っています。

特別地域

公園の風致を維持するための地域です。用途に応じて、第一種から第三種まで区別があります。そして、工作物の新築・改築、樹木の伐採、鉱物の採取、河川・湖沼の取水・排水、広告の掲示、土地の埋立・開墾、動植物の捕獲・採取、施設の塗装色彩の変更、指定区域内への立入、指定区域内での車の使用などの行為には、許可が必要となります。

第一種特別地域は、特別保護区に準ずる景観を有し、特別地域のうちでは風致を維持する必要性が最も高い地域であって、現在の景観を極力保護することが必要な地域です。

第二種特別地域は、特に農林漁業活動については、つとめて調整を図ることが必要な地域です。

第三種特別地域は、特に通常の農林漁業活動については、原則として風致の維持に影響を及ぼすおそれが少ない地域です。

特別保護区

特別地域内で、特に重要な地区です。そして、特別地域内での行為、樹木の損傷・植栽、家畜の放牧、物の集積・貯蔵、たき火などの行為には、許可が必要です。

海中公園地区

海中の景観を維持するための地区です。工作物の新築・改築、鉱物の採取、広告の掲示、動植物の採取、埋立・干拓、海底の形状の変更、物の係留、排水などの行為には、許可が必要です。

普通地域

特別地域や海中公園地区に指定されていない自然公園の地域です。工作物の新築・改築、特別地域の河川・湖沼へ影響を及ぼすこと、広告の掲示、水面の埋立・干拓、鉱物の掘採、土地や海底の形状の変更などの行為には、届出が必要です。

編集・執筆者
小林圭介(滋賀県立大学名誉教授)

執筆者(写真撮影)
西川一雄(元滋賀立高等学校教諭)
村長昭義(秦荘東小学校教諭)
中村 實(元草津市立中学校校長)

文章・写真の無断転載を禁じます。

このページの情報についてのお問い合わせ

琵琶湖環境部 自然環境保全課
〒520-8577 大津市京町四丁目1番地1号
E-mail:dg00@pref.shiga.lg.jp

▲ このページのトップに戻る