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木の岡ビオトープ〜市街地のなかで豊かな自然体験〜

木の岡ビオトープは、琵琶湖南湖の西岸にあって、大津市木の岡町の住宅団地からほど近い国道161号線東側の湖岸に位置し、面積が6,700uほどの場所です。このビオトープは長い年月をかけて形づくられたもので、昭和30年代にはほとんど水田で、旧足洗い川の河口部分だけが上流から運びだされた土砂によって琵琶湖に飛び出した形の三角州になっていました。かつて、この場所に建設中のホテルが放置され、幽霊ビルと呼ばれ廃虚となったため、水田であった部分や三角州の部分は人の手が入らなくなったことから、湖岸沿いに大きなヨシ原が、その背後には大木のヤナギ類とオニグルミの優占する立派な湿生林が形成されました。

木の岡ビオトープは、琵琶湖の水辺の典型的なエコトーン(移行帯)を形成しています。このエコトーンは、琵琶湖の沖から陸に向かって、沖帯のオオカナダモ、ヒシ、ネジレモ、クロモ、コウガイモなどの沈水植物群落、ヒシ、トチカガミなどの浮葉植物群落、ヨシ、マコモ、チクゴスズメノヒエ、カサスゲ、クサヨシなどの抽水植物群落、ジャヤナギ、タチヤナギ、アカメヤナギ、クサヨシ、シロネ、セリ、アメリカセンダングサ、ミゾソバなどの水辺林、オニグルミ、ヤブラン、ヤブマメ、カキドオシ、アマチャズル、ビナンカズラなどの湿生林、そして陸域のクズ、ヨモギ、ススキ、ノイバラ、セイタカアワダチソウなどの雑草群落、というように水辺空間の環境条件に合わせてさまざまな植物によって構成されています。

このビオトープは、市街地にもかかわわらず、多種多様な動植物が生息・生育している大変貴重な残された自然です。2003年の調査では、植物はコムラサキ、オオマルバノホロシ、イヌビワ、サデクサなど約340種、動物では昆虫類がショウジョウトンボ、セスジイトトンボ、アオスジアゲハなど約410種、鳥類がアオサギ、カイツブリ、キンクロハジロ、キジなど約60種、両生・爬虫類がミナミイシガメ、シュレーゲルアオガエルなど約11種、哺乳類がホンドタヌキ、カヤネズミ、トノサマガエルなど6種、魚類がドジョウ、ギギ、ニゴロブナなど約12種や底生動物が約60種など、絶滅が危惧される種なども含めて多くの種類が確認されています。  

【交通案内】

・江若バス木の岡バス停南の「おにぐるみの学校」の看板の角を入った所
・湖西道路坂本北I.C.から車で約5分
・国道161号線琵琶湖大橋交差点信号から南へ車で約15分

【問合せ・連絡先】

・ 滋賀県土木交通部河港課 TEL 077-528-4154

文・写真 小林 圭介

ヤナギ林

オニグルミの林床のヤブラン

イヌビワの甘い実

オニグルミの実

このページの情報についてのお問い合わせ

琵琶湖環境部 自然環境保全課
〒520-8577 大津市京町四丁目1番地1号
E-mail:dg00@pref.shiga.lg.jp

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