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野鳥の森〜里山の自然とダム湖の野鳥たち〜

野鳥の森は、芹川ダムを中心に湿地、草原、二次林などからなる141haの区域面積をもち、ダム湖の周囲には約4kmの遊歩道が設けられています。周辺の山地部も含め基盤は古生層からできていて、芹川の上流後谷の裾から芹川の水を引き込んでダム湖がつくられています。また、施設としては、観察台や休憩所のほかに、レクチャールームもあるビジターセンターが1棟設置されています。

芹川ダムには、毎年冬季になるとマガモやコガモ、キンクロハジロ、オシドリといったカモ類が数多く飛来し、湖面を賑わしています。ダム湖を中心にした397haは鳥獣保護区に指定されており、様々な野鳥や獣たちが生息する聖域になっているのです。

遊歩道は、ダム湖に沿ってアカマツやコナラなどからなる二次林やスギの植林の中を縫うように伸び、その林縁や林内には、四季を通じて様々な植物が顔をのぞかせています。ナツハゼや、フユイチゴ、サルナシなどの実は甘くおいしいので、周囲に生息しているニホンザルや野鳥たちにもよく利用されているようです。また、マンサクやモチツツジ、ササユリなどの花は、散策に訪れた人たちの目を楽しませてくれます。秋にはヤマウルシ、タカノツメ、コシアブラ、コナラ、ウリハダカエデなどの美しい紅葉が見られます。

林の中ではコゲラによるドラミングの音や、ホオジロ、モズ、ヤマガラ、カケス、イカル、ウグイスなどの鳴き声を耳にすることができます。足元に目を向けるとキノコも数多く見つけることができ、秋にはチャツムタケ、ヌメリイグチ、コガネタケ、ハタケシメジなどが観察できます。時折、遊歩道を横切っているアオダイショウ、ヒバカリ、ヤマカガシ、ヤマアカガエルなどに出会うことがあり、運がよければ、茂みの中でたたずんでいるニホンジカやイノシシの姿を間近に観察することもできるかもしれません。ダム湖に注ぐせせらぎでは、6月中旬にオイカワの産卵する様子を見る事もできます。春から夏にかけての夕刻、ダム湖の湖面ではアブラコウモリやコキクガシラコウモリが水面すれすれを飛びながら餌となるガなどの昆虫をハンティングしています。ガとコウモリとが繰り広げる熾烈な追いかけっこはなかなかの迫力です。昆虫は、5月だけでもヒメバッタ、ヤブキリ、ミヤマカワトンボ、ツマグロオオヨコバイ、チャミノガ、シロスジアオヨトウ、オオゴミムシ、ツマグロハナカミキリなど、多くの種類を観察することができます。

【交通案内】

・JR東海道本線彦根駅から近江鉄道バスで「久徳口」下車、徒歩で10分
・名神高速道路彦根I.C.から車で約10分

【問合せ・連絡先】

・滋賀県立野鳥の森ビジターセンター(月曜日休館、開館時間9:00〜16:00)TEL 0749-48-0121

文・写真 阿部 勇治

滋賀県立野鳥の森ビジターセンター

芹川ダムのダム

 
芹川ダムのダム湖と野鳥の森

このページの情報についてのお問い合わせ

琵琶湖環境部 自然環境保全課
〒520-8577 大津市京町四丁目1番地1号
E-mail:dg00@pref.shiga.lg.jp

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