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三島池周辺〜マガモの親子が見られる鳥獣特別保護地区〜

三島池は県下一の高さを誇る伊吹山(1377m)の南西に位置し、伊吹山扇状地の南端にある農業用のため池です。面積約3.9ha、周囲約780mのほぼ楕円形の池で、三島池鳥獣保護区特別保護地区に指定されています。また、「マガモ自然繁殖南限地」の発見(1957)によって県の天然記念物に指定(1959)されています。

三島池は、鎌倉時代初期、佐々木秀義によって造成されたといわれ、佐々木氏の故郷である駿河湾(現静岡県)を模り、三島大社(静岡県三島市)を勧請したといわれる三島神社もあります。また貯水するために生け贄になったといわれる比夜叉御前の墓もあります。

三島池に隣接して南東側に小さな丘陵地が位置するが、その丘陵地全体はコナラの二次林で被われています。そのコナラ林は、高木層にコナラが優占するほか、クヌギ、クリ、コシアブラ、アズキナシ、ヤマザクラなどの落葉樹が混生し、亜高木層以下にはサルトリイバラ、アオキ、ヒサカキ、イヌツゲ、コウヤボウキ、シシガシラなどが目立ちます。また、その山麓には、この地域を代表する常緑広葉樹のシラカシ林が見られますが、かなり遷移が進んでいる極相に近い貴重な自然林です。シラカシ林の種組成は、ときに高木層にケヤキが優占するような場合も見られますが、ここではシラカシが優占し、亜高木層以下にはナンテン、シュロ、チャノキ、ヤブラン、キヅタ、ヤブツバキ、ベニシダ、アオキ、ヒサカキ、チヂミザサなどが生育しています。

三島池の水鳥は、留鳥としてはカイツブリ、サギ類、カワウ、カワセミ、オシドリなどが見られます。冬になるとマガモ・オナガガモ、ヒドリガモが各200〜300羽、オシドリが100〜200羽、オカヨシガモとカルガモが各20〜30羽、ミコアイサも数羽が越冬します。マガモは5月から7月にかけて繁殖し、かわいい雛を連れて泳いでいるのが散見できます。タカ類は稀にしか飛来せず野鳥にとって三島池は安全な楽園です。

池の南側には「蛍の川」が流れ、6月上旬にはホタルが乱舞します。また、三島池には巨大なナマズやコイ、フナ、ドジョウ、が多数生息していますが、ソウギョ、オオクチバス、ブルーギル、カムルチーなどの外来魚も目立ちます。

春の桜、夏の深緑、秋の紅葉、冬の水鳥、四季を通じての逆さ伊吹が映る池などの景観は県下屈指の名勝地です。周辺に「グリ−ンパ−ク山東」がありキャンプ場、コテ−ジ、テニス・ゴルフ・サッカー場はじめ屋内体育施設も2棟あり宿泊荘もあります。周辺の里山にはハイキングコ−スがあり、子どもたちの遊具も完備され、三島池ビジターセンターは水鳥中心の展示がなされており、指導員が常駐し池の案内・指導に当たっています。

【交通案内】

・JR東海道本線近江長岡駅から徒歩20分
・名神高速道路米原J.C.から車で約15分

文・写真 口分田 政博

水鳥の観察会

三島池と伊吹山 氷結時の水鳥の群れ
サクラ満開の三島池 オナガガモの求愛行動
 
三島池のカモ  

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琵琶湖環境部 自然環境保全課
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