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更新日:2015年9月30日

世界から見た日本の森林の今

世界から見た日本の森林の今

豊富な森林資源の国

日本は全国的に十分な降水量があるため、どこでも木が育つ風土です。そんな風土に育まれ、日本の森林の面積は国土の面積の67%に当たる約2,500万ヘクタールにものぼります。先進国の中では、フィンランドに次いで二番目に森林率の高い国であり、世界有数の森林大国といえます。

一方で、世界全体の森林率は約30%にとどまっており、森林分布の著しい偏りが貧困問題の大きな原因の一つとなっています。

また、このような森林の偏在に加え、熱帯林を中心とする森林の減少も世界的な課題となっています。国連食糧農業機関(FAO)によると、1990年から2000年までの10年間に、伐採により毎年約103万平方キロメートル、まさに日本の国土の約2.5倍もの森林が減少しています。その理由としては、輸出するための商業伐採や農地や放牧地にするための伐採、開発途上国の人びとが利用する燃料として伐採などがあげられます。

このような世界の状況を考えると、私たちは森林に恵まれているからといって手放しに喜ぶことはできません。

多彩な森林

日本は、地理的に南北に長く、地形が複雑であることから、沖縄の亜熱帯から北海道東部の亜寒帯まで多様な気候帯に属しています。森林も地域の風土や気候にあわせて形成されるため、日本には多彩な森林が地域ごとに育まれています。また、中緯度地域に属するため一年を通して季節変化があり、各地の森林は四季折々の表情を見せてくれます。


北海道の落葉広葉樹の森

東京都小笠原諸島のヤシの森

森林の種類

森林にはさまざまな種類があります。人間が手を入れて木を植えた森林を人工林、自然の力で育てられる森林を天然林と呼びます。日本の森林は人工林が4割、天然林が5割、竹林などで残りの1割が構成されています。


栃木県日光市日光杉並木街道

日本の森林の課題

戦後、日本では復興等のため木材の需要が急増し、供給が十分に追いつきませんでした。そこで政府は急速に植林を行うため、早く育つ単一樹種を選びそれらを一斉に育てる拡大造林政策をとりました。そして今まさに、拡大造林の時に植林した木が生長し、収穫期を迎えています。しかし、この間、日本は木材輸入自由化を経て、木材利用の8割を輸入材に頼るようになってしまいました。安く、大量かつ安定的に供給できる輸入材のほうが、価格が高い国産材よりも需要があったことが主な理由の一つです。

この結果、日本の木は今使うべき時を迎えているのに、伐採されずに放置されている森林が多くあります。このように、手入れもされず荒廃した森林は、土砂流出防止や水源かん養など森林の持つさまざま機能を発揮できないだけでなく、林業従事者の減少などにより山村地域の活力の低下も招いています。

また、これまで薪などの燃料を採取していた里山についても、燃料革命により石炭、石油などに燃料が取って代わられた結果、人々に利用されなくなり、荒廃しつつある森林が数多くあります。

世界的には森林面積が減少し、特に森林率の低い発展途上国において、生活のため過度の伐採が深刻な問題となっている中で、日本の豊富な森林資源が利用されずに放置されている状況は深刻な現実と言えるでしょう。


岐阜県大野郡荘川村の人工林

参考文献・出典:

林野庁・平成21年度版林業白書
小学館・地球環境館
森林・林業学習館http://www.shinrin-ringyou.com/ringyou/
みんなの森http://www.minnanomori.com/index.html

お問い合わせ

滋賀県琵琶湖環境部森林政策課

電話番号:077-528-3918

ファックス番号:077-528-4886

メールアドレス:dj00@pref.shiga.lg.jp