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ホーム > 環境・自然 > 琵琶湖 > 「びわ湖環境インフォメーション」について > 滋賀の環境について理解を深めたい

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更新日:2017年6月22日

滋賀の環境について理解を深めたい

 

びわ湖と水質

びわ湖においては、昭和52年(1977年)に大規模な赤潮が発生し、その後の水質を見ると、びわ湖への「りん」の流入量は減少し、その結果、湖内のりん濃度は減少し富栄養化は抑制されています。

びわ湖における「りん」の移り変わり


一方で、新たな課題がでてきています。有機物汚濁の指標である「COD」が、びわ湖への流入量は減少しているにもかかわらず、湖内では漸増しています。その原因の一つとして、微生物では分解されにくい「難分解性有機物」が考えられます。難分解性有機物については、これまでの調査結果もふまえ、生態系を含めびわ湖の環境にどのような影響をもたらすのか、さらに調査研究を進めていきます。

琵琶湖における「COD」の移り変わり



びわ湖の総合保全に関する取り組みは県琵琶湖政策課まで。


 

びわ湖と地球温暖化

県内(彦根市)の年平均気温は100年あたり1.2度上昇しています。また、琵琶湖表層の水温も、気温と同様に上昇傾向にあります(「滋賀の環境2011」より)。地球温暖化が進行することにより、北湖深水層で低酸素化を招くおそれがあるなど、びわ湖では新たな問題が生じています。また、県においてもびわ湖の生態系や米をはじめとする農作物、私たちの日常生活などへの影響が懸念されます。

滋賀県は、2030年における温室効果ガス排出量が1990年比で50%削減されている低炭素社会の実現を目標として掲げ、平成23年4月1日に「滋賀県低炭素社会づくりの推進に関する条例」を施行しました。また、環境保全と経済発展の両立を図りながら進む1つの道筋を「滋賀県低炭素社会実現のための行程表」として作成しました。

地球温暖化防止に関する取り組みは県温暖化対策課まで。
温暖化対策の普及や新たなエネルギーの活用に関する助成金情報はこちらから。

 




 

びわ湖と生き物

琵琶湖水系には1,000種余りの水生動植物が生息し、60種以上の固有種が確認されていますが、固有種であるニゴロブナ、セタシジミなど県民になじみ深い生物が、絶滅のおそれがあるとして、「滋賀県レッドデータブック」に記載されています。

固有種の減少の要因には、産卵繁殖場の減少、オオクチバスやブルーギル等の外来魚の増加などが挙げられます。外来魚や外来植物の繁殖により、本来の生態系が崩れています。
「外来魚問題」


また、近年、サル、シカ、カワウなどの野生鳥獣種による農林水産業などへの被害が深刻です。びわ湖や河川の漁場では、カワウが多量の魚を捕食したり、漁具を傷つけたりといった漁業被害が深刻な問題となっています。カワウの営巣地では巣づくりによる枝折りやカワウの糞によって樹木の枯死が進行し、森林被害や景観被害が発生しています。
「カワウ問題」

カワウ



県では平成18年(2006年)3月に、希少種の保護対策、外来種対策、有害鳥獣対策の推進による野生生物との共生を目的とした「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」を制定し、野生動植物との共生に向けた取り組みを進めています。

野生動植物に関する取り組みは県自然環境保全課まで。

 


 

びわ湖と森林

滋賀県の森林面積は約20万ヘクタールで、県土の約半分を占め、陸地の約60%が森林です。 びわ湖をとりまく森林に降った雨のほとんどは、豊かな生態系を育みながらびわ湖に注ぎ込み、私たちの生活を支えています。

森林は、このような水源林としての役割以外にも、災害の防止や木材の生産など様々な価値を有しています。

森林


現在、様々な社会経済情勢やライフスタイルの変化によって、手入れが行き届かずに荒れた森林が増えています。それらをこのまま放置すれば、森林の多面的機能の低下により、私たちの生活に大きな影響を及ぼすことが懸念されます。

森林・林業を取り巻く課題を解決するために、平成16年(2004年)4月に施行された「琵琶湖森林づくり条例」に基づき、平成17年(2005年)4月には条例の理念を実現するためびわ湖と人々の暮らしを支える森林づくりの推進を基本方向とする「琵琶湖森林づくり基本計画」が施行されました。平成18年からは「琵琶湖森林づくり県民税」をスタートさせ、環境重視と県民協働といった新たな視点に立った森林づくりを推進しています。

森林に関する取り組みは県森林政策課・森林保全課まで。
「森林と人をつなぐコミュニケーションサイト」
協働の森づくり応援サイト「森づくりネット・しが」

 


 

びわ湖とごみ問題

散在性ごみ、いわゆる「ポイ捨てごみ」は、道路上に散乱するだけでなく、大小の河川を通じてびわ湖に流れ込み、これらが湖辺のごみとなって、美しい景観を損ない、びわ湖にも影響を及ぼしています。近年、釣り客による釣り針や釣り糸などの投げ捨ても目立ち、水鳥などの生物への影響も大きくなっています。

散在性ごみに対して、県は平成4年(1992年)に「滋賀県ごみの散乱防止に関する条例」(クリーン条例)を施行し、ごみの散乱防止や美化活動を規定しました。クリーン条例では、5月30日のごみゼロの日、7月1日のびわ湖の日、12月1日を環境美化の日と定め、各市町で県民や事業所、県・市町関係機関の参加により一斉清掃活動を行っています。

道路などの公共スペースを企業・団体等に清掃していただく「淡海エコフェスター制度」も広がりを見せ、散在性ごみを減らす取り組みを行うとともにその意識付けを行っています。

淡海エコフォスター活動状況
(淡海エコフォスター活動状況)


廃棄物に関することは県循環社会推進課まで。

 


 

びわ湖と農業

滋賀県では、平成15年(2003年)に「滋賀県環境こだわり農業推進条例」を制定し、より安全で安心な農産物を消費者に供給するとともに、びわ湖にやさしい環境と調和のとれた農業の取組拡大・定着を目指しています。また、農薬や化学肥料の使用量を通常よりも5割以下に削減し、同時に農業濁水を流さないなど、環境に配慮して作られた農産物を「環境こだわり農産物」として認証しています。平成22年度の環境こだわり農産物の栽培面積は約14,000ヘクタールで、水稲では、作付け面積の約3分の1の規模で取り組まれています。

「食べることで、びわ湖を守る」、それが「環境こだわり農産物」の生産者と消費者を結びつける新しい合い言葉です。環境こだわり農産物を、スーパーや直売所、生協などで継続して購入し、食べていただくことが滋賀県の自然環境やびわ湖を守ることにつながります。

環境こだわり農産物



環境こだわり農業については県農業経営課まで。
ポータルサイト「滋賀のおいしいコレクション」(外部サイトへリンク)

 

 

また、平成19年度から、県内の農振農用地の約3分の2にあたる33,000ヘクタールにおいて791の活動組織が取り組んでいる「世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策」では、農地や農業用水などの資源をびわ湖にも配慮しながら適正に管理し、農業濁水対策などを進めるほか、豊かな生態系や心なごむ田園景観を育む活動が展開されています。

そうした取り組みの一環として、昔ながらのびわ湖と水路、そして水田とのつながりを取り戻し、湖魚が水田で産卵、成育する仕組みの復活を目指す「魚のゆりかご水田プロジェクト」を推進しており、平成23年10月現在では、県内で31地域、115ヘクタールの水田で取り組まれています。

また、そこでとれたお米で「魚のゆりかご水田米」のブランド化も進めており、「人も生きものもにぎわう活力あふれる農村づくり」を目指しています。

魚のゆりかご水田プロジェクトについては県農村振興課にぎわう農村推進室まで。

 

魚のゆりかご水田米

 


 

びわ湖と水産業

びわ湖ではさまざまな漁法を駆使して、アユやニゴロブナ、ホンモロコ、ビワマスなどの魚類、スジエビなどのエビ類、セタシジミなどの貝類が漁獲されています。漁法は、独自の発達を遂げてきたものが多く、漁具の素材が変わり、動力を取り入れた現在も、先人が編み出してきた伝統の漁業が受け継がれています。

滋賀の伝統漁業 滋賀の伝統漁業
小型定置網(えり)漁業追いさで網漁業

「琵琶湖の漁法」

また、漁獲されたびわ湖の幸を使って、ふなずしや湖魚の佃煮、あめのうお御飯などの固有の食文化が築かれてきました。

鮒寿司湖魚の佃煮
鮒寿司湖魚の佃煮

琵琶湖の美味しい湖魚料理あれこれ

 

一方、びわ湖の漁獲量は昭和30年頃をピークに減り続けており、その背景には魚の産卵繁殖場が減少したことや、近年では、外来魚やカワウによる食害など、様々な原因が考えられます。

類別漁獲量の推移
(滋賀の環境2011 p.11より)

 

かつての豊かな琵琶湖漁業を回復するためには、減少してしまった在来魚介類を増やし、漁場を再生させることが急務となっており、滋賀県では、「種づくり」「場づくり」「人づくり」「有害生物駆除」の観点からこれらの問題への対処を行っています。

水産業に関することは県水産課まで。

 



 

びわ湖と暮らし

びわ湖のまわりに住む人々は古くから恵みを与えてくれるびわ湖に感謝し、びわ湖を健全な姿で次世代に引き継ぐため、守り育ててきました。

高島市新旭町針江・霜降地区では「生水」(しょうず)とよばれる伏流水が豊富に湧き出し、炊事などの日常生活に利用されています。この湧水を活用した独特の洗い場は「カバタ」と呼ばれます。こうしたカバタには、伝統的な人と水との関わりが見てとれます。

カバタ



こうしたびわ湖(水)と人との共生の文化によって培われてきたのが近江文化であり、びわ湖と水に関する文化資産を「近江水の宝」として選定しています。



 

びわ湖と景観

雄大なびわ湖の姿は、「近江八景」や「琵琶湖八景」として、古くより人々に愛されています。 また、滋賀県では「エリ」を使った独特の漁法や、湖で育つ水草を田畑の肥料に用いる農法、「カバタ」を洗い物に使う生活など、人々はびわ湖と深く関わって暮らしてきました。こうしたびわ湖や水に関わった特色ある生活や生業は、滋賀ならではの魅力ある景観を形成しています。
「滋賀の風景」

田園地帯においては、水田や水路、里山などを中心に様々な生きものが生息する二次的な自然が育まれ、美しい田園景観が形成されてきました。県では、農道法面への植栽や、営農活動と一体となったきめ細やかな草刈りなど、地域ぐるみの取り組みによる田園地帯の景観形成に努めています。

また、棚田100選にも選ばれている高島市畑の棚田をはじめとする県内6地域の棚田を対象として、県では「しが棚田ボランティア制度」や「しが棚田トラスト制度」を導入し、地元農家だけでなく、都市住民や企業のみなさんと協働して棚田地域の美しい景観や豊かな生態系などの多面的な機能を次世代に引き継いでいこうとしています。

棚田



しが棚田ボランティア制度については県農村振興課まで。
「おうみ棚田ネット」



 

びわ湖と産業

びわ湖をあずかる滋賀県は、産業においても環境に配慮した取り組みを行っています。

平成10年(1998年)にスタートした「びわ湖環境ビジネスメッセ」は、環境と経済の両立を目指し、環境負荷を低減する最新の製品、技術、サービス等を対象とした商談・取引と情報発信・交流の場となる国内最大級の環境産業総合見本市に成長しました。

びわ湖環境ビジネスメッセ


また近年、企業において、地域や社会に対する様々な貢献を通じて、社会的な責任を果たそうとする意識が高まり、積極的な取り組みが展開されています。社員やその家族による森林や棚田の保全活動、湖岸の清掃活動、ヨシ刈り体験など、様々な環境保全の取り組みが行われています。



 

環境保全の広がり

びわ湖は、その流域面積が琵琶湖淀川流域全体の約半分を占め、水道用水として近畿1,400万人の水源であるということだけでなく、治水、環境など様々な面で、下流の人びとに大きな恩恵をもたらしています。まさに、流域住民すべての宝です。こうしたことから、府県域を越えて、上下流が一体となって流域の課題を共有し、連携を深めていく必要があります。

平成15年(2003年)3月に、滋賀、京都、大阪の琵琶湖・淀川流域で開催された「第3回世界水フォーラム」において「水でつながる琵琶湖・淀川から世界に向けて」と題する共同声明が発表されたことを受けて、滋賀県は流域の関係府県とともに水環境保全ネットワークの構築を目的として、平成16年(2004年)8月に、「琵琶湖・淀川流域ネットワーク推進会議」を立ち上げ、住民、NPOなど多様な主体との協働による取り組みを進めています。


また、びわ湖の世界への発信として、滋賀県は、世界の湖沼に関する多種多様な環境問題について、研究者、行政、市民等が一同に集まり、問題解決に向けた取り組みを検討する会議として、昭和59年(1984年)に第1回世界湖沼会議を提唱しました。自然と人とが共生する湖沼保全のモデルとして世界に発信するなど、同様な課題を有する他の湖沼の保全にも積極的に貢献しています。
第13回世界湖沼会議

世界湖沼会議

第13回世界湖沼会議(平成21年中国・武漢)


 

関連情報

環境管理情報

「公害」とは、事業活動その他人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる水質の汚濁、大気の汚染、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下および悪臭によって、人の健康または生活環境に係る被害が生ずることをいいます。

滋賀県は滋賀県公害防止条例等により、事業者および県の公害の防止に関する責務を明らかにし、水質の汚濁および大気の汚染に関する公害の発生源となる施設に関する規制等を実施しています。

工場等の排水・排ガス対策、環境影響評価(環境アセスメント)等については、県環境政策課環境管理担当まで。
関連する申請書一覧

びわ湖でのレジャー利用について

琵琶湖におけるレジャー活動に伴う環境への負荷の低減を目的として、平成14年10月に「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」を制定し、次の規制等を実施しています。

(1)琵琶湖の水質への負荷を低減するため、平成23年4月1日から2サイクルの原動機を推進機関として備えるプレジャーボートの完全使用禁止を、また平成24年10月1日からは使用禁止以外の推進機関を備えるプレジャーボートの適合証の表示を義務化します。

(2)琵琶湖岸の生活環境や水鳥の生息環境、水産動物の増殖場や養殖場の保全やレジャー利用者間の良好な利用環境を確保するため、プレジャーボートの航行を規制する水域を設けています。

(3)琵琶湖の豊かな生態系を健全な姿で次の世代へ引き継ぐため、ブルーギルやブラックバスなどの外来魚の再放流禁止をしています。

(4)地域の課題を地域の実態に応じたローカルルールの策定を認定し、地域における迷惑行為の解決を支援しています。

 

お問い合わせ

滋賀県琵琶湖環境部環境政策課 

電話番号:077-528-3353

ファックス番号:077-528-4844

メールアドレス:de00@pref.shiga.lg.jp