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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事談話 > 【世界】に込めた想い

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更新日:2019年3月1日


【世界】に込めた想い

今日から2月です。寒い中、忙しい毎日ですが、みなさん、お元気ですか?

この時期、私の「健康」を保つための必須アイテムは、加湿器とマスクとマフラー、そしてのど飴です。

私たち「人の健康」、防災や産業、福祉や交通など人と人の関わり合い、支え合いである「社会の健康」、すべての土台である「自然の健康」。この3つの柱からなる「健康しが」を、日々の業務、平成31年度予算で執行していく事業や施策を通じて、みんなでつくっていこう!と呼びかけています。
皆さん、一緒にがんばりましょう!

さて、先月1月13日から16日までの4日間、私は、高島市マキノ町山中という地区で、今回で「10回目」となる知事の移住、短期居住生活を実施いたしました。
知内川の流域の山間の集落で、旧の剣熊村、古くから「鞆結(ともゆい)郷(きょう)」と呼ばれていた歴史や由緒ある地域です。

地域のみなさんに親しくお付き合い頂きながら、若手農業者や移住者、マキノメタセコイア並木を守り育てる会の皆さんとの意見交換、障害者の自立支援に取り組まれる企業・施設やマキノ工業団地内の工場の視察など、現場で奮闘される皆さんからたくさんのお知恵やお声を頂くことが出来ました。

これからの県政に活かしていきたいと思います。

関係者との調整などお世話になった皆さんに心から感謝します。

今日は、年頭の私の挨拶で強調した【世界】について、【世界】に開かれ、【世界】とつながり、【世界】から選ばれる滋賀を創ろう!と述べた想いや真意について、お話します。

その根底・前提には、私たちの滋賀県は世界一住み心地が良いところではないだろうか?という、仕事と住む場所を転々としてきた私の実感があります。

安全に暮らせることで、世界一「幸せ」だな…と感じられる気持ち、きれいで美しく、「おおきに」「ようこそ」と言ってくれる、人びとが優しいな、こんな人びとに囲まれて、この母なる湖・琵琶湖がある滋賀県で人生の最期を迎えることができたら幸せだな…という私の気持ちがあります。

そして、住んでいる人や訪れる人、一人でも多くの皆さんに、ひとときでも長く、そう感じて頂けたら嬉しいな、そうなるよう頑張ろう!という私の志があります。

誰ひとり取り残さない、すべての人に居場所と出番がある、持続可能な共生社会の実現は、国連の目標「SDGs」ともつながっています。

今は、雪化粧した山々、水鳥も憩う水辺の風景があります。

春夏秋冬・朝昼夕夜、それぞれに趣深く、美しくつい俳句を詠みたくなる、思わず写真を撮ってしまう、私は描けませんが絵に描けたらいいな、という景色に囲まれています。こうした大自然が、ただ悠然と人を遠ざける形であるのではなく、オコナイやシコブチ信仰などの祈り、水稲の栽培や漁労や林業の営みなど、私たちのいのちやくらしと深く関わっています。

また日本の真ん中、都市圏に近接しているが故に、人びとの往来が盛んで、様々な情報がもたらされ、仏教はじめ文化が発達し、地の利や水の利に恵まれていますので、繊維産業はじめ自動車・電機など現代の最先端グローバル企業が、ここ滋賀県に生産拠点を有しています。

渡来の文明や技術も早く伝わったのでしょう。豊かな場所だったのだと思います。

縄文の頃から先祖はここで暮らし始め、大化の改新の頃や、奈良や平安の時代も、そして室町や戦国の時代も、ここ近江の地を巡り、様々な合戦や闘争が繰り広げられ、城も多く築かれました。江戸の時代は商人も活躍し、その後の日本経済を牽引してきました。

俳諧師・芭蕉が、作家・司馬遼太郎先生が、この地に惹かれ、何度も寄られた理由が何となく分かりつつあります。

NHKの連続テレビ小説「スカーレット」や大河ドラマ「麒麟がくる」で、滋賀県縁の地にスポットライトが当たるチャンスに恵まれています。このチャンスを活かした取り組みをしっかりとつくっていきたいと思います。

山、川、草や木、すべてに仏が宿る、という優しい考え方が広がっています。まわりの人のこと、生きもののこと、下流に住む人びとのこと、そして将来のことを考えて生きる人びとが、思想を説き、実践を積み重ねてこられました。

「忘己利他」「一隅を照らす」「良知に致る」「誠信の交わり」、そして「三方よし」「この子らを世の光に」という考え方は、利己主義や排他主義に走る世界の国々に、今こそ発信していかなければならないのでは、と考えています。

日本一の長寿は世界一の長寿です。

自分らしく生きていける健康寿命を伸ばすための取り組みを充実させていきたいと思います。

琵琶湖や山々を大切にしながら経済活動をつくり積み重ねてきた歴史があります。世界湖沼会議を創設した滋賀県から、琵琶湖から、「プラスチックごみ」について、その状況を調査して、改善の方向性を探っていきたいと思います。

たくさんの誇るべき文化財や地場産業、一人ひとりを大切に光にしようとする日々の福祉や医療、教育の実践などを、これからも大事にしていきたいと思います。

琵琶湖と共生する環境こだわり農業や漁業などを「世界農業遺産」に認定して頂き、発信し、次世代に継承していきたい。
単に、楽しい、美味しい、おもしろいだけではなく、生き方や暮らし方も含めて共感して選んで頂ける、広げていく観光、生産や消費などの活動を、みんなでつくっていきたいと考えています。

私たちの日々の仕事を、世界や未来とつなげてみることで、もっと誇りが持てる。選ばれるようになる。より多くの人々のための仕事をしている!との思いは「やりがい」につながる。私たちの生き生きとした仕事ぶりを、例えば中学生や高校生が見た時に、こんな仕事がしたいな、ここで、この人たちと一緒に仕事がしたいな、と感じてもらえる。そのことが持続可能な滋賀県づくりにつながるのではないでしょうか。

私はこんな自信と確信を強く持っています。

共感の伝播を広げていくために、職員の皆さんとさらに頑張っていきたいと存じます。

インフルエンザも流行していますので、健康に留意しながら、今月も元気に、一緒に仕事をしていきましょう!

以上です。