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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事会見 > 知事定例記者会見(2019年1月4日)

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更新日:2019年1月9日

知事定例記者会見(2019年1月4日)

平成31年1月4日
(県政記者クラブ主催)

 

知事会見新年、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。元日に詠んだ句は、

その先へまごころの素初日の出


平成の次の時代に入りますので、その先を展望し、真心やぬくもりというものが届く、そういう県政や時代や世界というものを志向していきたいという思いを込めて詠ませていただきました。拙い句ですが、また、今年の句として重ねさせていただきます。


新年の抱負は皆様方にも御覧をいただく、職員への訓示の中で申し上げました。昨日も熊本で地震が発生するなど、年明け早々から自然災害に対する備えの重要性を改めて感じさせられる、そういうことを申し上げた上でですね、平成から新しい時代に入りますので、その先にあるものや、この次来る新しい時代を常に見据え、新しい自治を作っていこうと。また「健康しが」、昨年から展開中でございますが、平成31年度予算の中で、それらを具体化、本格化していこうということ、とりわけ年頭にあたり、私からは世界一健やかで美しく幸せな滋賀、世界に開かれ、世界とつながり、世界から選ばれる滋賀をつくろうということを申し上げました。キーワードは「世界」です。

その中で、たくさん世界との関わりあるんですが、観光面では世界からお客様が来られる、そういう時代に、よりなっていくんだろうということや、幸い「スカーレット」ならびに「麒麟がくる」などで注目を集められる、そういうターム、時期でもございますので、地場産業や戦国というものにスポットライトを当てていただこうと、当ててもらえるようにしようと。そのために、安土城復元に向けて、知恵と力が集められるよう、本格的に集め始めていきたいということを決意として申し上げました。

今年1年もしっかりと着実に県政を前に進められるように、もちろん課題はたくさんございますが、課題は克服し、同時に可能性であるという前向きな思いも持ちながらですね、滋賀県政推進のために努力をして参りたいと存じますので、メディア各社、各記者の皆様方にも叱咤激励、御指導御鞭撻、御指摘等賜れば幸いでございます。


続いて、こちらからは資料に基づきまして、3点申し上げます。

1点目は、今も申し上げましたが、NHKドラマ等、様々ございますので、「NHKドラマ推進プロジェクトチーム」の設置ということについてでございます。

今年9月からは半年間、NHK連続テレビ小説「スカーレット」、来年1月からは1年間、大河ドラマ「麒麟がくる」が放送されます。このように同時にですね、同地域が取り上げられるということは全国的にもほぼないと聞いておりまして、千載一遇、いや万載一遇のチャンスではないかとを考えているところでございます。本県にとっては願ってもないことです。このチャンスを活かして両ドラマを、二つのドラマをしっかりと盛り上げ、また大いに活用するために、新年にふさわしく本日推進プロジェクトチームを立ち上げることといたしました。構成メンバーは配付資料の通りでございます。観光はじめ首都圏発信、信楽焼きをはじめとする県産品振興、女性活躍、文化財など様々な分野が連携いたしまして、県をあげてプロジェクトを展開して参ります。放送中はもちろん、放送前の盛り上げでありますとか、放送後もその効果が県内一円に継続するよう、地元の皆さんとともに、この機会に滋賀を盛り上げていきたいと存じます。なお仄聞いたしますと甲賀市においても、一定のチーム体制等をつくられるということでございますので、しっかりと連携して参りたいと存じます。


次の話題は、「交通事故死者数過去67年で最少に」というものでございます。本日、警察本部から資料提供がなされているということでございますが、昨年の交通事故の発生状況は、事故件数、これはまだ概数でございますが4,229件で前年比647件の減少、減少率はマイナス13.3%。お亡くなりになった方、死者数は最新の数字で39人、これは前年比で16人の減少。傷者数、おけがをされた方、こちら概数でございますが5,372人、こちらは前年比で806人の減少でございまして、件数、死者数並びに傷者数とも大幅に減少をいたしました。主な減少の理由、これはまだ分析の過程にあるのかもしれませんが、道路環境の改善、車両の安全性能の向上、もちろん救命医療の高度化のほか、それぞれの地域における街頭啓発、子どもたちの大切な命を守る通学路での交通安全指導、飛び出し坊やも大いに貢献していると思います。高齢者世帯を訪問し、個々の高齢者に応じた交通安全指導など、関係機関団体の日々の地道な御努力、お取り組みの成果であると存じます。深く感謝をしております。24時間交通事故死者数につきましては、平成29年と比較しますとマイナス16人と大幅に減少しています。滋賀県の増減率はマイナス29.1%、全国の減少率はマイナス4.4%ということでございまして、減少率というもので比較しますと、全国で3番目に多く減少することができたということでございます。昭和26年、この時は死者42人ということだったんだそうでございますが、以降最も少ない死者数となりました。

また昨年の6月、24時間交通事故死者数、月間0人ということを記録いたしました。月別交通事故死者の年別推移記録が残る昭和29年以降初めてということでございます。

第10次滋賀県交通安全計画における中期目標、こちらでは平成32年までに年間24時間交通事故死者数45人以下、死傷者数6,000人以下という目標を立てて取り組んでおるんですが、こちらを2年前倒しで達成できたこととなります。おかげ様でございます。

本年もですね、悲惨な交通事故を防ぎ、すべての県民の願いである交通事故のない滋賀の実現に向け、関係機関団体とさらに連携し、取り組みを続けて参りたいと存じます。報道各機関におかれても、啓発等お力添えいただければ幸いでございます。


最後1点は年末にお知らせしておりました、私のマキノ短期居住について、居住期間中の活動内容がほぼ固まりましたので、改めてお知らせをいたします。主な活動は、若手農業者との農作業体験、若手移住者との交流、福祉施設の視察でありますとか、メタセコイア並木の維持保全活動していただいてる地域の皆様、地元の皆様との意見交換を予定しております。

過疎化が進む地域でございます。頑張っておられる若手の皆さんの活動を見せていただき、皆さんとの対話を通じて、人と人とのつながりや自然と人とのつながりについて改めて考えていきたいと存じます。

またメタセコイア並木、こちらは県内随一の観光スポットとして注目されているところでございます。関係者の皆さんの生のお声を伺いながら、メタセコイア並木を生かした地域活性化についても一緒に考えていきたいと存じます。

なお期間中、この当地御出身の山下元利先生のお墓参りもさせていただく予定で現在調整中でございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。長くなりましたが、私からは以上でございます。

[読売新聞]

年末年始のお休み中についてなんですけれども、どのようにお過ごしになられて、どのようなことを考えられながら新年をお迎えになられたのか、その辺をお聞かせください。

 

年末は、これは休みに入る前からですが、7日間かけて、県内一円を自分自身で巡りながらですね、県議会議員の方々、市長、町長のお宅、またお世話になった移住先を訪問する活動を行いまして、県内各地の視察、勉強をさせていただきました。すでに雪降る地域、また山間にありながら活性化のために御努力されてる地域等々を拝見いたしました。と同時に、自分自身の全くオフの活動として、オフの時間として、家の掃除ができたのは31日。1日は、朝の年賀状の配達出発式、朝7時半の公務から始まり、ただその午後からは、近江神宮への初詣そして家族との時間を過ごさせていただきました。皆さんもそうだと思いますが、サッカーや、ラグビーや駅伝や、いろいろとスポーツ番組等々で声援を送りましたし、感動をいただきましたし、この間溜まっていた記事や本や、いろんなものを読みながら、思索をする時間も、これはあまりとれなかったんですが、多少いただいたということでございます。大いに鋭気を養うことができましたので、さらにパワーアップして頑張りたいと思います。

[読売新聞]

「健康しが」について、今年はどのような展開、取組をされるのか、今改めてお考えのことがあればお願いします。

 

年頭の辞でも申し上げました「人の健康」、「社会の健康」、そして「自然の健康」という3つの側面で取り組んでいる展開中のものを一段上げていきたいと考えています。私自身も40代後半、いわゆる団塊の世代のジュニアの世代。私たちの両親がちょうど高齢期に差しかかり、医療や介護が必要な時期、また、子育て中、もしくは子育てが教育費も含め非常にかさんでくる時期、そういう世代だからこそ考えられること。とりわけ医療介護のそれぞれの地域での体制整備、また子どもの学びの質を向上する取り組み、こういったものにしっかりと基礎的に力を入れていく、それらの取り組みをさらにもう一段上げていくということと同時にですね、社会の健康の面では、自然災害に対してソフトハード両面でしっかりと体制を作っていくということと、公共交通ですね、公共と名のつく事業と交通と表現させていただきましたが、近江鉄道の協議会に向けた勉強会も年末に発足いたしましたので、こういったものをしっかりと合意形成に向けて努力を積み重ねていく、さらには自然の健康、これは社会や人の健康の土台になるものでございますので、しかし、アユ、ニゴロブナ、外来魚その生態系や大丈夫かといった課題でありますとか、琵琶湖の栄養状態はどうなんだろうか、水質はどうなんだろうかということで、琵琶湖をはじめとする自然の健康状態をしっかりとチェックする、とりわけ山の対策ですね、これは「やまの知事になる」ということで、決意表明させていただき、やまの健康推進プロジェクトチームも作っておりますので、来年度の予算案の中で、一定具体的な施策等をお示しできるように努力をしていきたいと思います。いずれも単年度、1年で全て解決、改善、向上ということにはなりませんが、大切な一歩踏み出していける、そういう1年にしていきたいと思います。

[朝日新聞]

冒頭に知事の方からご発言があった、安土城の復元に向けて知恵と力を集めたいということでしたけども、来年度の予算を含めて具体的に取り組むことがもう頭の中であるのか、それともまたプロジェクトチームみたいなものを立ち上げて今後検討していくのか、あと設計図ですね、かつてバチカンにあるんじゃないかと言われて、探しに行ったみたいな経緯もありますけど、また県職員を海外なりに派遣して探したりするとか、そういう動きも含めて検討されているのか、そこら辺をお伺いできればと思います。

 

「スカーレット」を含め、「麒麟がくる」をはじめ、戦国というもの、地場産業に、改めてスポットライトを当てていただける、こういう機会がございます。

もちろん「麒麟がくる」の主人公は明智光秀なんでしょうけれども、戦国武将、明智光秀を語るときに、織田信長というのは避けて通れない、欠くべからざる、そういう存在ではないかと思います。特別史跡、安土城跡、もちろん大切に我々お守りしているし、多くの方々のロマンを掻き立てる、そういう存在でもありますが、その安土城がどういうものであったのか、安土城を建造することで、どういう地域や時代や社会を築こうとしていたのか、そのために安土城はどういう構造であったのか、いま一度私たち自身が学んだり、そして知ったり、それらを広めたり、そういう機会にしていきたいなと思っています。体制含めて、具体的なプロジェクトはこれからです。

ただ、今も一部触れましたが、すでにこの間、やってきたこともあります。平成の時代に約20年かけて、発掘調査等を行いました。まだ全容が明らかになってない面もありますが、そういったものが一体どこまで、どの程度わかってきたのか。また、民間の方々で、すでにこの安土城復元に向けて様々な取組をしていらっしゃる方、さらにしようとしていらっしゃる方がいらっしゃいますので、そういった方々とどう連携できるのか。そういったことをですね、改めて繋いだり、紡いだりしながら、今年1年、来年度を含めて、それ以降の動きの方向性を描いていく、探っていく、これまでのことをまとめながらですね、今後の方向性を作り、練り、探っていく、そういう1年にしていきたいなと思っています。

[びわ湖放送]

今の安土城の話なんですけれども、天守を復元するとなると数百億円かかるかと思うんですが、この財政厳しい中、どのようにそれを捻出されるのか、また、たぶん、経済界とか、民間とかと、もっと連携をしていかないといけないと思うんですけれども、その辺りいかがでしょうか。

 

どれだけのものを、どれだけの時間と費用をかけて、どのように復元するのか、建てるのか、ということによると思うんです。当然、後段仰っていただいたように、民間の方々含め、経済界含め、しっかりと連携をして、このプロジェクトを進めていきたいと思います。

昨年来、とりわけ年末、いろいろな方と懇談、会談する機会にも、こういった話題を私の方からも投げかけて、感触、反応を確かめながら、新年を迎えたこともございますので、早速、こういった方針等、経済界はじめ民間の皆様方にもしっかりとお伝えしながらですね、具体どういう力あわせができるのか、模索していきたいと思います。

今は、夢とロマンと志のあることには、出資や投資、ご寄附をいただくという文化も醸成されつつあるように思いますので、あとはそのプロジェクトの作り方にもよるのではないかなと思っています。公のお金をかけることだけが、その復元プロジェクトの財源捻出のあり方ではないと思いますので、積極的に発信をしていきたいと思います。

[中日新聞]

国道161号の小松拡幅についてですが、昨年末に滋賀国道事務所で有識者を集めた会議がありまして、そこで琵琶湖岸に拡幅する現行ルートのパターンと、山側を通るバイパスを作ろうという案の2つから絞る方向性になったというふうに伺っているんですが、それについての知事の受け止めを伺えたらと思います。

 

国道161号の小松拡幅の工区、残された工区の中で、とりわけ白髭神社の周辺地域の工区については、そのルートについて、私どもの方からも、改めての再検討を国に要請しておりました。それに応えての専門家等の方々による検討だと承知をしておりますので、その意味では私どもの要請に応えようとしてくださっていることに感謝したいと思います。

現道から琵琶湖側にせり出す形のものが、今も案として残っておりますが、それだと景観上の問題ですとか、湖水面の占用の課題ですとか、あと、この年末年始も多かったと聞いていますが、インスタ映えする湖上に浮かぶ鳥居を写真に収めようと、神社に参拝された方が、まさに決死の覚悟で、あの車線を渡られるという、この安全対策をどうするのか、といった課題にどう向き合っていくのかということでした。

したがって、今回2案が出てきましたので、山側を含む、ぜひ精緻な検討の上、できるだけ早く結論を出していただき、次の段階に進めていただけるようお願いをしたいと思うし、願っているところでございます。

[毎日新聞]

安土城の件でもう一度なんですけども、初夢としてロマンを語られているのか、本気で復元するぞという決意を表明されたのか、どちらですか。

 

両方ですね。

[毎日新聞]

両方?

 

両方ですね。もちろん新春ですので、大いに夢を語りたい。そのために練り、備えてきた、考えてきた、という面もございますし、やはり、平成の時代に発掘調査を行ってきて、一定わかってきたこと、まだわからずに残っている部分、こういった部分を、平成から新たな時代に入るときにどうするのか。そのままわかったことだけを温めて、次の時代に伝えるのか。さらにわからないところを突き詰めて、そして次の時代にいくのか。

また、戦国というものにスポットライトがあたるこの1~2年に、戦国の時代といえば様々な武将やお城や戦いがございましたけれども、やはり安土城というのは一つの大きな注目の的、ある意味では謎のお城だったのではないかと思います。

したがって、そういったものを復元に向けて、みんなで知恵と力を集めるということについては、ある意味では意義のある取組を作れるのではないかなと考えているところです。

[毎日新聞]

ただ、どんなお城だったかわからないお城だと思うんですけども、それを復元するというのは、歴史に対して冒涜にならないですか。

 

諸説ありますね。諸説ありますので、諸説を大切に紐解くことが重要だと思います。歴史に対して冒涜にならないように、ある意味では謙虚に、調査や研究を進めていかなければならないとも思います。

[NHK]

大戸川ダムの関係なのですけれども、今年度内にもう一度勉強会を開くということまでは示されているかと思うのですけれども、最終的なリミットとしては、いつ頃結論を出そうというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

 

まず、12月に第2回の勉強会をさせていただいて、大戸川流域に対する大戸川ダムの治水効果について、一定モデルをお示しし、その結果をみんなで共有をしていただいた、させていただいたということでございます。年度内に次の機会、第3回を開催いたしまして、もう一つのテーマである、瀬田川の洗堰操作に与える影響、こちらを検証または勉強させていただく予定でございます。こういった結果を受けて、まずはそこまでやらせていただいてですね、その後、更にどういうことが必要なのか、またはどういった形で方向付け、結論付けをしていくのか、いけるのか、その第3回をやる時点、やり終えた時点で考えていきたいと思います。

[NHK]

今年の7月には参議院選挙も控えていますが、その時期の前頃になるのか、それを跨ぐのかっていうところについては、どのように考えていますか。

 

自制、自戒を込めて申し上げると、治水政策を政争の具にするということは、私はしない方がいいと思います。そういったものを超えて、科学的にどうなのか。ハードのみならず、ソフトも含めて、どう私たちの命を守っていくのか、自然の恐ろしさに立ち向かっていくのか。こういったことを、ある意味では冷静に、時間もかけながら考えていくべきテーマじゃないかなと思います。

[中日新聞]

今日の仕事始式の知事挨拶、最後のところが引っかかりまして、知事は、「昨年は私の弱さや至らなさに滅入ることがありました。だけど、一緒に働く職員が支えてくれたのが心強かった。」という話があったと思うのですけれど、「弱さや至らなさに滅入ること」というのは、どういった時に感じられましたか。

 

毎日ありますよ、毎日あります。虚勢を張っていますが、毎日、自分の至らなさに滅入りそうになります。滅入ってしまうことっていうのは、その何回かに1回かもしれませんけれども、数え上げればきりがないですね、自分の言動含め、そして政策課題に対する対処、果たしてこれで良いのか、良かったのか、もう考えない日、考えない時間はありません。と同時に、上手く行かないテーマや上手くいかない時、知事として1人で考えることもあるのですが、1期目、最初の頃はより1人で考えることが多かったのかもしれませんが、できるだけ1人で一時に結論付けるのではなく、どうしたら良いか一緒に考えるように、分からないことは分からないと言い、悩んでいる時は悩んでいると言い、困っている時は困っていると言うように努めてするようにしています。だから、自分自身、知事像というのが、まだよく分かっていないところもあるのですが、そういう意味でたくさん課題がありますね、政策テーマもありますね、そういったことにどう向き合っていけば良いのか、日々考えることが多かったので、少し職員それぞれの顔を見渡しながら、ああいうこともあったな、こういうこともあったなと思い出し、つい、ああいう言葉になったのだと思います。

[中日新聞]

昨年7月に2期目に入られて、理想としていたことと、ちょっと違うっていうこともあるのでしょうか。政策課題、政策テーマというお言葉もありましたが。

 

例えば県民の皆様方に御心配かけながら立ち止まらせていただいている新生美術館、例えばですね、こういった課題については前県政から引き継いできた課題ではございますが、私が知事になってから様々な決断や決定、進捗をさせてきた、そういった事柄もございます。しかし、ことここに至って1回止まらせていただき、既存館の改修、更には基本計画の見直しということをさせていただくということであります。こういったこと等々ですね、もちろん描いていたものが全てその通りにすぐになるものばかりではない、ある意味では政治というのは、行政というのはリアリズムの中で、物事を進めていかなければならない面もあるのだなということも実感させていただいております。ただ、知事として公を預かる県政として、説明責任を果たしていかなければならないと思いますし、将来に対して、一つでも二つでも、県民の皆様方のためになる物事や事柄をしっかりと進めておく、作っておくという、この責任も果たしていきたいと思っています。

[京都新聞]

安土城の復元の件で、先ほど歴史の冒涜にならないように調査や研究を進めていくっていうことだったので、1点お伺いさせていただきたいのですが、以前はバチカンに調査団を派遣されて屏風が見つからなかったということだったのですけども、来年度予算の中で、再派遣っていうのは検討されてらっしゃるところでしょうか。

 

現時点、皆様方に何かこういった形でと、お示しできるものは持ち合わせておりません。そういった形で、そもそもどこにどういった形で行くのが良いのかっていうこと、我々の一世代前の方々が行っていただいていますので、また、そもそも持ち帰られた方は、数世代、いや十数世代前の方でいらっしゃいますので、どこにどう持ち帰られたのかという事実検証、こういったことから、できる限り行わなければならないのではないかと思っています、行く以上はですね。そういったことも含めて、最初に踏み出す行動というのはとても大事だと思いますので、そこを踏み誤らないように、よく行く先を見定めて一歩踏み出したいと思います。

[滋賀報知新聞]

「健康しが」のところで、公共交通のお話を述べられたかと思うのですけれども、2点お伺いしたいのですが、1つは近江鉄道でして、今年、県としてどのように近江鉄道に関わっていくのかというお考えがあれば伺いたいのと、もう1点がですね、同じく公共交通で、2019年の連続テレビ小説で「スカーレット」があって、2021年には植樹祭も行われるということで甲賀地域が注目を集めると思うのですけれども、草津線の沿線活性化でありますとか、従来言っておられる複線化に向けての動きみたいなものとか、何かお考えがあれば伺えればと思います。

 

まず、近江鉄道につきましては、年末に正式名称がちょっと手元に無いのですが、勉強会、検討会を立ち上げましたので、しっかりとその中で、現状どうなっているのか、またそれぞれの市町がどういう意向をお持ちなのか、また、鉄道というものが持っている特性、機能、こういったものがこの時代においてその地域においてどういうものなのか、改めて見つめ直すと同時にですね、公共交通、代替する手段で担うとすれば、どういう違いがあるのか、こういったこともよく比較しながら、守るならもう守るで、代わりのものでやるなら代わりのものでやるで、どういう方策があるのか、また、費用が必要になってくるのか、こういったことをよく煮詰めた上でですね、正式には来年度以降、法律に基づく計画づくりを行っていきたいと思いますので、その地ならしをするっていうのが今年になるのではないしょうか。また、2021年の全国植樹祭、さらには今年秋からの「スカーレット」、信楽にスポットライトということでいうと、信楽高原鐡道を含む、とりわけそこに繋がる草津線、こちらについては活性化できる良い機会だと思っております。昨年ですか、ICカードが使えなかった駅にもICカードが使えるようになったり、忍トレインもおかげさまで、好評につき延長されております。櫟野寺の十一面観音坐像様の公開も、大変な人気のうちに終了したと聞いておりますので、そういうおもてなしの環境づくりでは、今後に繋がる良い展開がつくれたのではないかなと思います。まずはこの間のこういった改善や努力がどういうこの利用の増減に繋がっているのか、繋がっていないのか、よく分析をさせていただいた上で、今後の活性化策を検討していきたいと思います。