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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事会見 > 知事定例記者会見(2018年6月25日)

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更新日:2018年7月5日

知事定例記者会見(2018年6月25日)

平成30年6月25日
(県政記者クラブ主催)

 

みなさん、おはようございます。昨日、投票・開票が行われました滋賀県知事選挙で2期目の当選をさせていただきました三日月大造と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。引き続き、県民の皆様方の御負託に応えられるよう誠心誠意、また全身全霊をかけて傾けて、知事としての職務を遂行すると同時に県政を進めていけるよう取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。一期目、御理解の上、御支援いただきました県民の皆様方に心から厚く御礼申し上げると同時に、この選挙期間中もいろいろな形で、各地で、各分野で選挙に関わっていただいたり、選挙に、候補者に、陣営にお声をお寄せいただきました皆様方に心から感謝を申し上げます。と同時に、この期間中に大阪北部を震源といたします地震が発生いたしました。今もなお被害の爪痕ございますが、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げたいと存じます。本県におきましても、3名の方が負傷されたということですとか、大きく揺れた18日当日は、終日交通機関が乱れまして、多くの県民の皆様方が不便を強いられたということがございます。また、大阪では幼い小学生が倒壊したブロック塀の下敷きになり亡くなるということが発生いたしましたので、現在、県におきましても緊急点検活動をさせていただいているところです。本日、夕刻予定されております警戒本部で、一定、この間調査した、速報ベースになろうかと思いますがとりまとめを、一部私のところにも、もらっていますが、皆様方にも確認をしていただける、そういうこともあろうかと思いますので、今後迅速なる対応を積み重ねてまいりたいと存じます。今回、現職知事として1期担わせていただいたうえで、引き続き2期目もということで選挙戦に臨み、「健康で元気な滋賀をつくる会」というものをつくっていただいて、政党会派の垣根を越えて御支援をいただいて、選挙戦に臨ませていただきました。結果的に大変多くの方々から御支持をいただき、投票率は前回よりも10ポイント下がるというこういう状況でございますし、そこには課題も反省点もあるなあということを認識しているのですが前回を上回り、そして多くの御支持をいただけたということは、おかげさまで1期目に対する県民の皆様方と一定の御評価とそして2期目をしっかりと担ってほしい、そういうご期待の表れと受け止めているところでございます。また、改めて県内回っておりますと、私どもの県、滋賀県というものは自然の恵み豊かで、水の恵みが豊かで改めて瑞穂の国であることを実感いたしました。そこには多くの方々のお仕事も手作業もありますし、それぞれの集落の皆様方の共同作業というものもあることを改めて実感いたしました。一方でそういった自然の恵みをいただきながら生活することに大変な御苦労をされている実態でありますとか、人口減少の時代にあって、集落の中で空いた家、荒れた土地、また人が入らなくなった山、獣害を受けないように囲って作物を作られている様子、沖島にも行かせていただきましたが、琵琶湖の異変というものに改めて強い危機感を持たれている、そういう方々などに多くの声を聴かせていただきましたし、「健康しが」ということを呼び掛け、標榜しながら選挙戦で回ってきたんですけれども、そこには多くの方々の、それはいいことだ、一緒にやろうという御支持、御賛同をいただく一方で、病気と闘われている方々、厳しい生活をされている方々、さらには障害のある方々、障害のあるご家族をお持ちの方々、さらにはご高齢や人口減少、過疎化で悩む集落等で健康しがづくりの土台に立ててないんじゃないかと思われる方々が、感じてらっしゃる方々がそれぞれの地域に大勢いらっしゃるということも感じましたので、方向性は方向性としていいんですが、みんながその歩みに参加できる取り組みを、県政として、また市町と連携しながら国や関係団体ともしっかりと協力しながらですね、取り組みを進めていかないといけないと感じたところであります。その意味では、健康づくり、さらには医療、福祉、介護、リハビリ、必要なサービスをそれぞれの地域で受けていただける体制づくりでありますとか、自然の健康を保ち整えるための琵琶湖の健康状態の確認、さらには鮎の不漁問題の対応、その源流である山の健康をしっかりと保ち、整え治していくというそういう取り組みをぜひしっかりと進める4年にしたいと思いますし、人と人とのつながり、支え合いの中で生み出される社会の健康という意味では、事業の承継に大きな不安を持たれている事業者の存在は改めて私も実感として確認をいたしましたし、公共交通の大切さ、しかし一方でそれを運営存続させることの難しさというものを、この間県内で見ることができました。そういったことに、しっかりと答えや方向性を出していく、そういう4年にしていきたいと思います。引き続き、一党一派に偏らず、そして県民の知事として、開かれた県政をしっかりと遂行してまいりたいと思いますし、努めて意識し戒めなければならないのは、知事というものは大きな権力大権を持たせていただいていると思っています。それが1期4年を経て、選挙の結果を経て2期目を担わせていただけるとすれば、驕りというもの、惰性というものには強く戒めを持っていきたい、自律と自制の念を新たにしたいと思います。その意味で、演説会等でもいつも申し上げておりましたが、元気な知事ではありたいとは思いますが、謙虚な知事であり続けたいと思っております。よりそのことを意識した2期目を過ごしてまいりたいと存じます。

重ねてではありますが、この期間中、御理解、御声援、御支援いただいた県民の皆様方に感謝申し上げると同時に、開票作業、選挙事務にあたっていただいた方々、また報道等でこの選挙の盛り上げを、ある意味ではおつくりいただいた方々にも感謝申し上げて、私の冒頭の言葉とさせていただきます。

知事会見昨夜から今朝にかけてこの気持ちはどういうものかということを、いろいろと考えておりましたが、今回は前回と比べてかなり県内津々浦々、全てではないんですが花鳥風月見ながら、五感で滋賀県を感じながらの選挙戦でございました。アジサイの花やツバメの行き返り、栗の花の匂い、そして田んぼに集う鳥たちの様子、そういったことがとても印象に残っています。そういったことからですね、「近江野へ みなで飛ばんと 燕の子」という句を詠ませていただきました。確か1期目は、「染まりつつ、染まらず飛ぼう 赤とんぼ」かなにかで、当選して1か月たって赤とんぼのようにということでなぞらえて詠んだと思うのですが、今回は燕がとても印象に残ってます。これは体制翼賛的にみんなで飛ぼうということではなくて、勇気をもって1歩踏み出そう、そして1人でやると不安なこともみんなで力あわせてやれば乗り越えていけるとそういうことも気持ちを込めて読ませていただきました。また、拙い句ですのでみなさま方の御批判等賜れば幸いでございます。少し長くなりましたが、私からは以上でございます。

[産経]

お疲れ様でした。昨晩からお伺いしていることなんですが、一晩たって選挙結果を目にされたと思われるんですが、いずれの市町でも高い得票率で、三日月さんに入れる方が大半を占めたということで、この結果をまずどう受け止めておられるのかということと、現時点で知事なりの分析というものをお聞かせください。

 

37万7,132人の方に、引き続き頑張れという票をいただきました。率直に、前回を上回る、また他の候補を上回る多くの御支持をいただいたということは率直にうれしくもあり、そして心強くもございます。この御負託に応えられる県政をこれから私自身も頑張り、みなさま方から御協力をいただきながら、しっかりと進めて参りたい、その一念であります。ただ投票率が40.62%ということで前回を大きく下回っておりますので、18歳、19歳、知事選挙では初めて10代の投票があったにもかかわらず投票率が下がってしまっているというこの状況は真摯に受け止めてですね、県政や行政等に、より多くの方々のご関心を向けていただけるような、そういう取り組みを行っていかなければならないのではないかと思っております。また、私自身は県内各地、みなさんと一緒に回る中でいただいたお声や、感じたことをメモにして、今改めてそれを咀嚼、分析し、それらを今年度はじゃあどこまで、来年度はどういう形で、県として市町と国と協力し、これを仕分けしながら、早速申し上げたこと、お聞きしたことを結果として出していくことに勤しんでまいりたいと思っておりますので、ぜひ頑張っていきたいとそういう思いです。

[産経]

2点目のこの結果に結びついたという要因というのはいかがでしょうか。

 

もう少し見させてください。そして聞かせていただきたいと思います。昨日、当確が出て、開票結果がほぼ100%で報じられていて、ただ地区別にどうなのか、年代別にどうなのか、さらにはこの投票にどういう思いが隠されているのかなどもう少し見てみたいと思います。

4割を切るのではないかと言われていた投票率がなんとか4割になった、しかしまだ4割しかないという、こういう現実でありますとか、1期4年担わせていただいて、他の候補とも、十分ではなかったかもしれませんが、一定比較をされながら結果が出た。で、相手候補の方が主張をされていたことへの御支持と、私が主張してきたこと、やってきたこととの擦り合わせをどういう形でとっていけばよいのか、やっていけばよいのかということを、この結果だけに慢心しないでやりたいと思います。要因としては1期4年を、一定前向きに御評価いただいたこと、そしてそれを是非県民の皆様方に問おうということで、多くの団体の皆様方や政党会派の皆様方とともに、この選挙戦を歩めたことなども要因としてはあるのではないかと思っています。

[京都]

今回の知事選、3会派から支援を受けられたということで、たくさんの票が入ったかと思うんですけれども、一方で3会派の支持を受けたということで、その中でバランスをとっていくのが難しいのではないのかというご指摘もありますけれども、この県議会の3会派にはどのように対応していこうと考えておられますでしょうか。

 

まず一般論として、行政はおよそ多くがバランスだと思っておりますので、多くの方々の様々なご意見をお聞きしたうえで、どうそれらをまとめて、そして解決のための方向性を、課題をなくすための戦略をどう構築していくのかということだと思うんです。その意味で多くの方の御支援をいただけたということは、私にとって心強く思っております。今、御質問の県議会の3会派の皆様方が、相集われご支援いただいたことを今後どうふまえていくのかということなんですけれども、県議会というのは二元代表制ですので、すでに御挨拶等で述べていただいているのですが、次の4年間を三日月で、この県政しっかりとやろう、「健康しが」しっかりやろうということには御理解と御支援をいただいているのだと思うのですが、それを個別に、それぞれでどういう手段でどういう中身でやるかということについては、これから県議会の皆様方と真摯に、時には厳しい議論も戦わせながら前に進んでいくということだと思っております。したがって「いいことはいい」、「いけないことはいけない」という是々非々で臨んで来られると思いますし、私も臨んでまいりたいし、会派ごとに御関心のテーマや、また会派で括られない議員の皆様方それぞれの地域課題を、ある意味ではぶつけてこられる、そういう県議会になると思いますので、これまで通りしっかりと県議会の皆様方、もって県民の皆様方と向き合った県議会での議論ができればと思っております。

[京都]

関連しまして、同じように3会派から支援を受けたことで、これだけの票を得られたということで、より独自色が出していきやすくなったのかなという見方もあるかと思いますし、逆に気を使う部分もあって独自色が出しにくくなるのではないかなという、相反する、その両方があると思うんですが、知事はどのようにお考えになりますでしょうか。

 

難しいですけど、こうやって多くのみなさんとやろうというのが三日月の色です。みんなでやりましょう、一緒にやりましょうというのが三日月カラーです。確かに闇夜に光るんですがそっと光るんです。これ見よがしに明々と光るんではなくて、そっと光るところに私の行動の美学があるとすればみんなの知恵と力が集まる滋賀県政というのが、私のカラーだと自負自覚していますし、私のリーダーシップ論はフォロワーシップ。もちろん前にも立ちますし旗も上げますが、グイグイ前で引っ張っていくというよりは、みんなで一緒に歩んでいく、その間に立ったり、その呼びかけができるとすれば私の独自色ということではないかと思っておりますので。

[NHK]

選挙期間中も、様々な、たくさんのことを訴えられました。その中で、特にこれを真っ先に、優先して取り組みたいと思われることはどういうことでしょうか。

 

実は、いくつかの場所で申し上げましたが、私は今回「みんなでつくろう!健康しが」、私たち「人の健康」と、地域、支え合い「社会の健康」、そしてその土台にある、琵琶湖をはじめとする、山々も含めた「自然の健康」ということを申し上げて、ここでは多くの皆さま方の頷きや御納得、御支持をいただけたものと確信をしています。ですから、この政策はしっかりと進めていくのですが、実はよくよく聞いてみると、よくよく見てみると、もっとこう、人の顔や、その後の演説会での反応等々を見ていまして、その土台に立ちたいんだけれど立てない方々、言っていることはいいし分かるんだけども、私の今の状態と知事候補である三日月が語っていることとのギャップに悩まれている方、首を傾げていらっしゃる方、山の健康を保とう、高めようと言っても、じゃあ人口減少するこの集落で、さあどうしたらいいんだ、ということとか、健康でいましょう、みんなスポーツで、と言ったときに、いや私、病気があるんだけど、子どもを抱えているんだけど、それで知事の言う「健康しが」の取組に参加できているのか、ということに距離を置かれたり、苛まれている方がいらっしゃるような気がいたしました。したがって、私はまず、「健康しが」をみんなで作っていく歩みに、皆さんが参加していただけているかどうかということの確認、具体的に言えばやはり、医療、福祉、介護、リハビリの、こういった長寿化に伴う課題に向き合ったサービス、施策、これを県内にきちんと整備できているのか、皆様方がどういう状態でそれらを受けていらっしゃるのか、そのサービスをどういう状況で担ってくださっているのか、ということを改めて点検したうえで、おそらくこれから10年は滋賀県の長寿化にとって、高齢化にとって、非常に長生きでいて幸せだと思う一方で、例えば認知症の問題や、がんという病気や、家族の介護や、ということで、すごく悩まれる方も今よりも増えてくる時代に入ってくると思うのです。そういうことに対する備えや答えというものをきちんと皆さま方に提示をし、ああなるほど、ちゃんと県は見てくれているんだなと、考えてくれているんだなということを思っていただいて、じゃあ歩こう、じゃあグラウンドゴルフもやろう、じゃあ山の仕事もやろう、というような、そういうことが必要なのではないかなと思いました。

ただ、したがって、健康づくりのためのインフラ整備、その土台になるサービスの体制づくり、こういうものが、今もやっていますが、改めて地域ごとに、そうなっているかどうかという点検、なっていないとすれば、その充実、支援ということをしっかりやっていきたいと思っています。

[NHK]

では、「健康しが」と仰った中の「人の健康」に力を入れるということでよろしいでしょうか。

 

そういう意味で言うと、この「健康しが」は、今申し上げたことは、土台、基盤ということで、そこから先、どうやって健康をつくっていくのかということで言えば、「自然の健康」というものを一番土台に置きます。その土台の中でどこかと言えば、源流の山に力を入れます。山の施策、それを担う人材づくり、そしてなりわいづくりというものを今以上に進めていく取組、その「自然の健康」の上にある「社会の健康」ということで言えば、事業の承継と公共交通、こういったことにはやはり次の4年間、答えを求められると思っていますし、その上にある「人の健康」というものについては、データや連携に基づく健康づくりの促進、さらにはスポーツ、文化、芸術で、生き甲斐や健康づくりを応援できるような施設や機会の創出、そういったことが私の政策、「健康しが」をつくるための具体的な、たくさん書いていますけど、重点的に行っていこうと思っている、そういう施策です。

[中日新聞]

選挙戦お疲れ様でした。今、選挙期間中に聴き取りされたメモの束のようなものを持っていらっしゃると思うのですが、それはどれぐらいの量にのぼって、どんなことが書いてあるのでしょうか。

 

これは一日の行動をスタッフが作ってくれて、私が常に持っていたもので、街宣車に乗ったり、あちこちに行ったりするときも、いつも持っていたもので、見たものとか聞いたこととかをメモして、ちょっと殴り書きでいろいろ書いてあります。これを今、自分のノートに整理しながら落として、これは副知事に言おうとか、これは部長に言おうとか、いろいろ整理しているところでして。

どれぐらいある、と言われたら、日にち分ありますし、項目は数百項目になると思います。

[中日新聞]

それでは、会議の場で聴き取りされた要望みたいなものを書き留めたものとは、また別のものということですか。

 

要望的なこともありますが、むしろ自分自身が感じたこととか、聞いたこととか。例えば印象に残っているのは、一例だけですけど、マキノの海津に行ったときに、自転車がたくさん走っていたんですよ。それで、ビワイチの取組の成果を住民の皆さんにいろいろと語っていたときに、「三日月さん、確かにいい」と。「しかし、集落には危ない」と。「この速度で、こんなにたくさん自転車が通ると、家の前へ出るとき、行き交うときに危ないので、何とかしてほしい」と。確かにそうでした。これはやっぱり行って、見て、改めて聞いたことで、「これはやらないかん」ということで、例えばそういうことをメモしていたり、そういう意味で、たくさん、いろんな課題で、いろんな種をまた頂きましたので、改善するべきものは改善していきたいと思っています。

[中日新聞]

選挙期間中で、思い出深い、印象深い場面をあげていただくとしたら、何かあれば教えてください。

 

硬軟それぞれで申し上げるとすれば、一つは恐らく先ほど申し上げたことのきっかけに繋がっていくのだと思いますけど、私がどんどん前向きに力強く訴えれば訴えるほど、いやいや、あの熱さにはついていけない、あの何か前向きさはいいんだけど、ちょっと私たちとは違うということがあった、あるんじゃないかなと思ったきっかけの一つなんですけど、ある集落でご高齢のお母さんが私の手を握って離されない、娘さんが障害があって、もう「とにかく知事さん頼む」と。「あなたの言っていることと、あなたのやっていることはいいんだけども、ぜひそういう生活に目を向けてほしい」と。私は街宣車に乗っていたんですけども、ぎゅっと手を握られるお母さんのことはとても印象に残っています。

また、冒頭、水の国、瑞穂の国だと申し上げたのは、今ちょうど中干しの時期で、植えられた水稲、水田の水を少し干す、そのための溝切りという作業を、それぞれの田で、水田でされているんですよね。あっ、こういう作業をして、稲というのは横に広がっていくんだな、縦に伸びていくんだな、ということを改めて感じましたし、こういう作業をするから、米というのは採れるんだ、育つんだということを、恥ずかしながら、いま47歳、知事2期目のときに知ったと、こういうことに対する畏敬の念を新たにしたところであります。

もう一つ、少しやわらかめの話で言えば、できるだけ多くの方に対面して、握手して、私の思いを述べることに努めてきたのですが、あるところで女性が、こちらから「よろしくお願いします、頑張ります」と握手をすると、「三日月さんじゃない」と。「いや、三日月です」と言うんですけど、「いや、政見放送も見たし、掲示板も見た」と。「私の知っている三日月さんは、もう少し白くて丸い人だ」と。「そんな鉢巻きを巻いて、黒くてシュッとしていない」と言われて、「三日月さんじゃない、三日月さんじゃない」と言い張る方がいて、「いやあ、三日月です、本人です」と言いながら、ご支持をお願いすることがあったり。

「いやあ、初めて知事さんに会った」と。「ああもうこれでいい。これで冥土の土産ができたし、これでもう選挙に行かんでもいい」と。「いやいや、選挙に行かないと、私が知事を出来ませんので」と。何か笑い話のような話をしながら、「みなさん、よろしくお願いします」と。

「思ったより若い人やなあ」とか、「思ったより背が高いんやなあ」とか、いろんなことも言われながら、ただまあそれだけ、報道等で見られることはあるんでしょうけども、県民の皆さま方からすると少し遠い存在、この選挙期間で初めて会った、初めて聞いたという方々もいらっしゃったり。

前回戦った方々とも一緒に選挙をやったり、同じ会場で時間と空間を共有するようなこともあって、「ふうーん」と初めは何とも言えない目でご覧になっている方が、帰るときには「まあ、ほな応援するわ」とか、そんな感じで帰られたことも印象に残っています。

すべて自分の血肉にして、またこれからに繋げていければと思っています。

[朝日新聞]

内容がかぶるかもしれませんが、改めて3会派の支援を受けて戦った知事選は、どれだけ支えになったかというところのご感触があれば、前回の知事選と比べて何か違いがあったかというところと、先ほどあまり明るすぎないというか、そっと照らすのが自分の色だというお話がありましたけども、例えば大戸川ダムの問題、今後の4年間で、一定県の意見が勉強会を通して纏まるとは思うんですが、その中で結局どっちにするんやという話になったときに、今回支援していただいた会派の中でも意見は割れてくるとは思うんですが、そういうときに知事はどうされていくおつもりか、というところを改めてお聞かせ願えればと思います。

 

まず、いろいろな会派の皆さんや、いろいろな団体の皆さんが応援していただいたことをどう見るのか、大変心強く、また有り難い、そういう体制であり、支援であったと思っています。ただ、申し上げたように、じゃあそれですべてその方々の考えどおりいくのかというと、それは二元代表制の中で是々非々で臨んでいかなければならないし、真摯で建設的な議論の過程で政策というのは作られ、進められていくものだと思っています。と同時に、選挙を戦っていて、県民の皆さま方や多くの方々が、どこかこう、安心して私の言うことを聞いてくださるというか、私のところに出てきてくださるというか、4年前は私が見つけて握手をしても、「もう堪忍しておくれやす」「こんなん人に見られたらもう、どないなるか分かりません」と言いながら、私の支援をしていただいた方が、まあ大手を振って「出てきたで」「応援するで」「聞くで」「やるで」という感じがあったように思います。

ただ一方で、多くの方が応援していただいたおかげ様で、その枠に入れない方、その枠に入ることを良しとされない方々から、疑問の目や厳しいご指摘をいただいたことも事実ですので、そういった方々の御懸念や御不安がどういう私の言動にあるのか、どういう県政の方向、方針に、そういうご意見が向けられているのかということは、これからも真摯に丁寧に対話をしていきたいと思います。

また、大戸川ダムの課題をはじめ、どうするのか、それぞれ違うことをどう答えを出していくのかということは、一にも二にも県民の皆様方のため、県民の皆様方の安全のため、ということですので、どの会派がどう言うからということではないと大前提として思っていますので、そういうことから、この間の時間の経過、そして様々な状況の変化、事業の進捗等を踏まえたうえで勉強会をやっておりますので、この勉強会での議論、勉強会で出された一定の結論を持って、国の事業に対する県の向き合い方をしっかりと述べていきたいと思います。

[時事通信]

選挙戦でも訴えておられた公共交通の充実なのですけれども、この中で財源についても一定言及された部分があるんですけれども、具体的にどのようにお考えなのかをお伺いしたいのですけれども。

 

公共交通は色んな形態ありますし、人口が今も増え続けているところ、減少傾向にあるところ、長いもの短いもの様々な形態あるので、それぞれなのですけれど抱えている事情が、共通していますのは私たちの生活に不可欠なもの、しかし一方で経営が厳しく、存続が危ぶまれているところも多いということ、それらを受けて必要であれば残し、また充実をさせていく、しかしそのためには、財源がいる。会社がそのことに潤沢に投資をしたり運営経費を出せる状況にないとすれば、私達住人、市民、町民、県民でどう負担分担していくのかということが、重要な課題になってくると思っていまして、いつもこのことの議論が十分なされないから、十分そこに割けないから、皆様方が願う公共交通というものが、廃止になったり十分措置されていなかったりということがあるのではないかということを、私は国会議員時代から問題意識として持っています。いよいよ県知事という立場で県政をお預かりしていて、こういう状況も各地でより強く顕在化してきている状況を鑑みて、じゃあ必要であればどう残すのかということを具体的に議論する、そのための費用分担というものも私達で分担し合いましょうということを明確に提起していく、そういう4年にしなければならないということで政策に書かせていただきました。具体的にはまだこれからです。住民の皆様方とよく対話していきたいし、それぞれの市や町によっても、その交通機関の持っている役割が様々ですので、おそらく濃淡、強弱あるのではないかと思っています。負担を伴う議論ですので、慎重の上にも慎重を期しながら、丁寧に議論をしていきたいと思います。

[時事通信]

もし決まっていましたら、次、議会があるんですけれども、今回の当選を受けて、何か施策なり提案したいと思っていることはありますか。

 

7月議会がこの選挙を受けまして、来月の20日からですか、私の2期目正式にスタートという時から始まってきます。予算的なものや条例的なもので、その議会に間に合うかということは少し厳しい面があるのかもしれないと思っているのですが、7月もしくは9月にはですね、一定、今年度すぐに取り掛からなければならないことについては、一定の方向性を示した上で議会にお諮りするというのが必要なのではないか、それがむしろ県民有権者の皆様方から課された付託であるとも考えています。

[時事通信]

先程、選挙戦回ってたくさんのメモをしたとお話されました、同じような意味で県内の市町の首長さんも日々市民と接しておられます、昨日の報告会でも、市町会から話がありましたけれども、この市町との連携ですね、これを2期目にあたってどのように作っていかれようとしているのかお伺いします。

 

1期目も多くの対話をしてきましたし、個別も含め全体議論も含めて様々な前進ができたのではないかなと思っています。常に市や町との対話は大切にしていきたいと思っていますし、今回の2期目の当選を受けて、今日から早速それぞれの市町を回りながら、次の4年にどういうことを考えながら、県政を運営しなければならないのか、また、それぞれの市や町がどういう課題を抱えられ、その首長の皆様方がどういう問題認識をお持ちなのか、これから回って改めて確認をしていきたいと思います。

[日本経済新聞]

先程と重複するのですけれども、経済団体の方からは中小企業とか小規模事業者の持続的発展を支えて欲しいという意見が非常に強かったと思うのですが、先程言ったように事業承継の話が非常に大切になってくるのですが、この4年間で何とか形を出すということなのですけれども、知事はどのようなことを解決策として考えていらっしゃいますでしょうか。

 

皆さんがそれぞれの地域で、それぞれの分野でまさに油にまみれたり、色んな課題を抱えられながら、一生懸命事業の操業をなさっています。私2つあるのではないかと思っていまして、その持っていらっしゃる技術だとか、企業様の力が十分この自分たちの長年のお取引先だけでなく、自分たちが思っているだけではなくて、しっかりと周りに評価、もしくは再評価、外部評価されているか、これが1つ、もう1つは、とにかく自転車操業で、その日、今年度、今期ということで一生懸命されています。それだけ大変な事業所や事業環境もあると思うのですが、少し長い目でみて、5年先どうされますか、10年先どうされようと思っていますかっていうことを、しっかりと対話すればですね、自ずとやっぱり長くできないよなとか、いやそれ悩んでいるんだということをお聞きすることができて、そこに一緒に答えを見出していける方向性を作っていけるのではないかと思っているんです。その意味で今年度から5年間で、この事業承継の集中取組年間を作って、多くある中小・小規模事業者の技術や技能をどう次の世代に引き継いでいくのか、これは単に承継ということだけではなくて、例えばM&Aというやり方もあるでしょう、色んな技術を供与する、連携提携するというやり方もあると思います。せっかくある力というものを排さず、無くならせず、廃れさせず、繋いでいくための取り組みというものを、金融機関も経済団体も行政も皆で力を合わせておこなっていく、このことがモノを作る力を持ってきた滋賀の持続的成長、ある意味では健全な発展というものに、私は繋がっていくのではないかなと思いますので、非常に重要な課題だと捉えています。

[毎日新聞]

選挙戦を振り返っての話になるのですが、論戦があまりかみ合わなかったという指摘や、一部では正面からの課題についての論戦が無かったという指摘があったと思うのですが、知事はどのような御認識でいらっしゃるのか、もしくはその原因といいますか、どうしてそうなってしまったのかっていうところをお聞かせいただければと思います。

 

終わってみればこの投票率ですので、もう少し皆様方に関心高めていただけるような機会の創出ならびに活動の充実というものがあったのではないかと反省していますが、私は現職知事であり、候補者でもありましたので、あまり私ばかりが強く言い過ぎますと、少しどちらかに偏った穿った見方をされるということにも注意を払う必要があると思います。ただ、私が2月に次もやらせてくださいと表明し、近藤さんもあれは5月でしたかね、表明され、少し期間までの短さというものもあり、事前の活動が、公開討論会も含めて、十分できなかったこともあるのではないかなと思います。これは今回の知事選挙のみならず、日本の政治選挙の1つの大きな課題ではないかなと考えています。その中にあっても、例えば一般のお母さま方、有権者の発意者の皆様方が、候補者2人揃えてインターネットで中継して対話してみない、色んなテーマで論戦してみないという機会を作っていただいたり、BBCさんが短時間でしたけれども、テレビ討論会をしていただいたり、また新聞紙上でも色んな政策の比較をしていただいたりしたことは、一定皆様方の理解に繋がったのではないかと思いますが、どこの新聞社様とは申し上げませんが、10代の本音ということで、10代がツイッターでそれぞれが意見を述べ合うような、疑問に答えるようなそういう企画を作っていただいた、私は1日、1晩、ほぼ2日かけてどう答えたらいいか自分自身で、自分の息子や娘に答えを書くようなつもりで書きました。こういう企画というのは、これから若い人達をより政治や選挙に目を向けていただける重要なきっかけになるのではないかなと思いました。ただ残念なことに一生懸命書いたのですけれども、書いた新聞をほぼ10代の人は見ない、読まないというこういう状況でどう対応しなければならないかということは、是非一緒に考えていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

[京都新聞]

先程質問の出ました公共交通の件でお伺いしたいのですけれども、選挙中、「交通税」という言葉も出しておられたと思うのですけれども、具体的に各地域の充実に向けて、いつからどのように議論を始めたいのかということとですね、総論で結構なんですけれども、1期目と、これから2期目を迎えられるわけですが、1期目と2期目の違いをどのように捉えておられて、2期目をどういったものにしていきたいとお考えなのか、3期目出られるか分かりませんが、長期的にみてどういうふうに2期目というものを捉えておられるか教えてください。

 

「交通税」という言葉、私も確かに使いました、言葉としては。1つの選択肢、例として、こういうやり方もあるんじゃないかということで、皆さん方に問いました。明確な調査、明確な返答というのが確認できているわけではありませんので、そこは丁寧にやりたいと思っているんです。まずは公共交通のおかれている現状というのをしっかりと見て、それらを共有した上で、その状況にある公共交通というのを残すのか残さないのか、引き続き守るのか守らないのか、どういう役割を期待するのかということを整理した上で、そうやって残すのなら不可欠なら厳しい状況にある公共交通をどうやって守りますか、そのために私たちは何をしますか、その1つの選択肢に負担を分担し合うという「交通税」というようなものもあると思うのです。ただ漫然と議論していても、答えの方向性はありませんので、やはりこの1期4年の中で一定そういった負担分担、「交通税」のような在り方をどう考えていくんですか、その可能性を探る、しっかりと展望をもって探る、そういう4年にしていかなければならないと思っています。1期目と2期目の違い、昨日の顔の表情に現れているんじゃないかと思っています。どういう顔を作ったらいいのか、したらいいのか全く分かりませんでした。ただ現職知事でしたし、地震もありましたし、多くのお声をいただいた分、課題も分かっている分、それらにどう応えていけばいいのか、どう進めていけばいいのかってことも巡っています。昨日も遅くに眠ったつもりでしたけれども、今日もなぜか朝早く目が覚めましたし、一昨日声をからしてくたくたになったつもりでしたけれども、昨日は朝3時に目が覚めるということからすると、少し知事としてのルーティーンは染みついているようなことがあるのかもしれません。その意味で真価が問われるというか、また私が知事を担った2014年から人口が減少局面に入った。人口減少時代にどう対応するのかっていうことの方向性を皆で出していこうと、そういうことで過ごしてきた4年間、これから2020年に東京オリパラがあって、経済状況大きく変わるのではないか、より長生きできる分、その課題がもっと色濃く出てくるんじゃないかということに不安を持たれる方が多いとすれば、そういう経済の状況に、そういう生活の状況に、こうしたらいいんじゃないですかっていう、そういう方策というものを、もっと強い形で、もっと分かり易い形で県民の皆様方にお伝えしていかなければならない4年間じゃないかなと思いました。ただ、知事さんだけに頼むとか、行政だけじゃできないので、一緒にやりますよと、皆さんが頑張るんであれば僕らは絶対に応援しますというメッセージを発しながら、歩いた選挙戦でもあったので、そういう姿勢でもって頑張っていきたいなと思います。

[NHK]

先程一度少し触れられた大戸川ダムについてなんですが、少し分かりにくかったのですが、勉強会で検証することによって、今後の進め方というのは、これまでと違ったスタンスになるということもあるということなのでしょうか。

 

何かこうなるであろうというものをもって勉強会をやっているわけではありません。申し上げたように県民の皆様方の命、暮らし、安全、財産というものを守るために、どうすればいいのかっていうことを常に考えながら、治水政策、そしてソフト・ハード両面で、川の中だけではない対策も含めて、出来ることを着実に積み重ねていくということを治水政策ではもっています。その上でこの課題となっている国の大戸川ダム事業については、国は有効として認めているけど、県としてどういうスタンスで臨んでいけばいいのだろうか、この間の状況の変化、事業の進捗等をみた上で、一定の結論を出して、国や下流府県に伝えていこうとしていますので、何かこうなるだとう、こうだと思って勉強会をやっているわけではないので、予断を持たずにしっかりと勉強をしていきたい、だからといって、時間をただこれも漫然とかければいいということではないと思っていますので、一定のスピード感を持って答えを導き出していきたいと思います。

[毎日新聞]

選挙期間中に大きな地震があったわけですが、県民はやはりブロック塀の安心、安全が欲しかったと思うのですが、知事が選挙運動のために、陣頭指揮に立てずに安全点検の指示が出遅れたのではないかという思いがあるのですが、現職知事でもある以上、選挙運動を止めてでも、そういう場に立つべきではなかったかという辺りは、どのように受け止めておられますでしょうか。

 

地震発災が6月18日の7時58分です。そして震度等が報道等で明らかになったのが8時、その8時と同時に県庁で、副知事を本部長とする警戒本部を立ち上げて、私もその日、その時間はちょうど公務にあたる体制におりましたので、すぐに県庁に入り、報告を受け、警戒本部を開催し、その日の街宣活動は取り止めて知事としての公務にあたり、翌日以降も引き続きの揺れ、雨というものが想定されていましたので、警戒本部の報告を常に受けながら、必要な指示をしながら、選挙活動にあたってきたということであります。従って必要な体制は知事としても、しっかりととれていたのではないかと認識していますが、なお足りないことがあるとすれば、それはしっかりと今後に活かしていきたい、朝に「いってらっしゃい」と送り出した子どもさんがですね、よもや倒れるなんで思っていない日常使っていらっしゃる通学路で、倒れてきたブロック塀の下敷きになってお亡くなりになるっていうことは、もうほんとに親御さんのお気持ち、また学校関係者のお気持ち考えると、胸が痛くなる、そういう悲しい出来事でありますし、聞いてみますと十分な点検ができていなかったり、基準が満たされてなかったのではないかと報じられていることからすればですね、もっとしっかりと日常からやっておくべき課題がある、そういう意味でブロック塀の緊急点検も指示をし、先週末で一定取りまとめ、今日にはこういう状態にあるということが、県立、県有施設、学校等でも一定明らかになってくるということだと思います。私自身が県内街宣活動等していても、呼び掛けながら、ブロック塀の緊急点検やっていますと、これは行政だけで、知事だけでできないので、皆さんぜひ協力してくださいと言うと、非常に強い関心を持って聞いてくださいました。自分の家は大丈夫か、意外にあるんですね、これは、それぞれのお家、民間の建物も含めて結構ありますので、改めてそういう揺れに対する警戒というものをしっかりと持っていける、そういう教訓にしていきたいと思います。